児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ

30歳で独立、31歳で出版社(いずみ書房)を創業。 取次店⇒書店という既成の流通に頼ることなく独自の販売手法を確立。 ユニークな編集ノウハウと教育理念を、そして今を綴る。

2019年版 こんな日

● 今日(5月9日)の主なできごと

1873年 日本初の公園誕生……この日の太政官布告により、東京の上野公園、大阪の住吉公園と浜寺公園、広島の厳島、金沢の兼六園の5か所が公園に指定された。これらは江戸時代以来、花の名所、名園として知られてきたところばかりで、1876年までにはそれぞれ、市民のいこいの場所として一般公開されている。

1948年 「母の日大会」開催……この日、東京・日比谷公会堂で「母の日大会」が開催された。アメリカでは5月の第2日曜日に指定されていた「母の日」の習慣を日本にも採り入れようとしたもので、以降5月第2日曜日が「母の日」に定着した。

1994年 南アに初黒人大統領……アパルトヘイト(人種隔離)政策が長くすすめられてきた南アフリカ共和国に、国民全体が参加した選挙で、人種差別とたたかってきた黒人解放運動の闘士マンデラが大統領に選出された。


● 今日の主な記念日・恒例日

アイスクリームの日……アイスクリームのシーズンが始まる連休明けの1964年のこの日、東京アイスクリーム協会(今の日本アイスクリーム協会)が記念事業を行い、さまざまな施設へアイスクリームをプレゼントした。以後、この日を「アイスクリームの日」として、各種イべントを実施。


● 今日生まれた人

1860年 バリー……イギリスの劇作家・小説家。代表作『ピーター・パン』『ピーターパンとウェンディ』など。

1874年 カーター……イギリスのエジプト考古学者。ツタンカーメン王墓を発見。

1920年 森光子……昭和・平成期の女優。テレビドラマ『時間ですよ』『渡る世間は鬼ばかり』舞台『放浪記』などで活躍。


● 今日亡くなった人

1724年 前田綱紀……江戸時代前・中期の大名。加賀藩の第5代藩主。

1805年 シラー……ドイツの詩人・劇作家。代表作『群盗』『たくらみと恋』『フィエスコの反乱』『ドン・カルロス』など。ゲーテと並びドイツ古典主義の代表。

1920年 岩野泡鳴……明治・大正期の小説家・評論家。代表作『耽溺』『放浪』、評論『神秘的半獣主義』など。

1931年 マイケルソン……アメリカの物理学者。光の速度を厳密に決定。

1959年 梁田貞……大正・昭和期の作曲家・音楽教育家。代表作『城ヶ島の雨』『どんぐりころころ』など。

2013年 島津伸男……昭和・平成期の演歌作曲家。『函館の女』など女シリーズで知られる。


● 過去のマイブログ「5月9日」のテーマ

2014年  「名君」 前田綱紀
加賀前田家第5代藩主で80年近い優れた治世により、徳川光圀や池田光政と並び、江戸時代前期の名君として讃えられた前田綱紀(まえだ つなのり)が、1724年に亡くなった日です。1643年、第4代加賀(石川県)前田家藩主前田光高の子として江戸藩邸に生まれた前田綱紀(幼名・犬千代)は、3歳の時に父の死により家督を相続すると、幕命により、隠居していた祖父の利常が後見することになりました……。

2013年 「愛すべき楽天主義者」 岩野泡鳴
田山花袋、島村抱月らとともに自然主義文学者として活躍した岩野泡鳴(いわの ほうめい)が、 1920年に亡くなった日です。兵庫県淡路島の洲本市に生まれた岩野泡鳴(本名・美衛[よしえ])は、14歳のときキリスト教の洗礼を受け、宗教家を志して明治学院大学、仙台神学校に学ぶも中退、専修学校(のちの専修大学)で法律学と経済学を修めて……。

2012年 「おもしろ古典落語」68回目 『こんにゃく問答(もんどう)』
上州(今の群馬県)の安中にあるこんにゃく屋の六兵衛さんは、若いころ江戸で親分とか、兄ぃといわれた人でした。昔の縁で、江戸からやってきた者が顔を出します。もともと世話好きですから、ひと月でもふた月でも置いてやるので、居候がごろごろしています。「おい、八公、ちょいと来い。おめぇに話があるんだ、そこへ座れ……。

2011年  復活した旧ユーゴスラビア
4月20日からプライベートで阪急交通社が主催する 「クロアチア・スロベニア・ボスニア・ヘルツェゴビナ=モンテネグロ」(旧ユーゴスラビア4か国) をめぐる10日間の旅を体験してまいりました。旧ユーゴスラビアといえば、ユーゴスラビアをまとめてきたチトー大統領が1980年に亡くなって以来、特に1990年代から今世紀初めまで、民族・国家・宗教のちがいによる内戦のため、国土が荒廃したことで有名です。そのため、そんな危険な国々へどうして行くのか……。

2008年 「ピーターパン」 の物語
児童文学の不朽の名作「ピーターパン」を創作したイギリスの作家・劇作家のジェームス・バリーが、1860年に生まれた日です。「ピーターパン」 は、イギリスの首都ロンドンにあるケンジントン公園で、乳母車から落ちて迷子となったことから年をとらなくなり、異世界ネバーランドに移り住み、妖精のティンカーベルと共に日々を送る永遠の少年。ネバーランドにはピーターと同じように親とはぐれて、年をとらなくなった子どもたち (ロストボーイ) がいて、ピーターは彼らのリーダー的存在です……。

2007年  言葉の発達を遅らせないために
幼児が、むずかりながら何かを要求しようとするとき、あるいは、不充分な片言を発しながら、からだで何かを表現しようとするとき、それを先取りして 「そう、あれがほしいの」 「これが、いやなの」 などと言いながら、その幼児の要求を満たしてやる親が少なくありません。また、孫のしたいことなら、なんでもわかるといわんばかりに……。

2006年  花さき山
「花さき山」(斉藤隆介作・滝平二郎絵 岩崎書店刊)のあらすじは次の通りです。お祭りのごちそうに使う山菜を採りに、山へ行った少女のあやは、山奥でやまんばに出会いました。ふもとを見ると、あたり一面に、美しい花が咲きみだれています。やまんばは、あやに言いました。「この花は、山のふもとの人間が、やさしいことをひとつすると、ひとつ咲く。おまえの足もとの赤い花、それは、おまえが咲かせた花だ……。

● 今日(5月8日)の主なできごと

1615年 豊臣氏滅亡……豊臣秀頼の生母で、秀吉亡きあと秀頼の後見人として豊臣家一族を盛りたてた淀君が、徳川家康のはかりごとに屈し、「大坂夏の陣」に敗れた。この日秀頼とともに自害したことで、豊臣家はわずか2代で滅亡した。

1976年 植村直己が北極圏犬ゾリ一人旅に成功……冒険家の植村直己は、グリーンランド~カナダ~アラスカ北極圏1万2千kmにおよぶ犬ぞり一人旅に成功した。1974年の年末に出発し、1年半かけてこの日アラスカのコツビューに到着したもの。

1987年 俵万智が『サラダ記念日』発刊……この日、歌人の俵万智が第一歌集『サラダ記念日』を刊行。口語やカタカナを用いた現代女性らしい新鮮な感性が若者たちを中心に共感を呼び、280万部のベストセラーとなった。


● 今日の主な記念日・恒例日

世界赤十字デー……赤十字の創設者、デュナンの誕生日にちなむ記念日。1948年にストックホルムで開催された第20回赤十字社連盟理事会で決定。

松の日……1981年のこの日、「日本の松を守る会」の全国大会が初めて開催されたことにちなみ、日本の代表的な樹木の松をいつまでも大切に保護して行くことを目的に、同会が1989年に制定。

ゴーヤーの日……「五(ご)八(や)」の語呂合せと、5月からゴーヤー(苦瓜)の出荷が増えることから、JA沖縄経済連と沖縄県が1997年に制定。

童画の日……1925年のこの日、東京銀座の資生堂ギャラリーで「武井武雄童画展覧会」が開催されたことにちなみ、武井が誕生した長野県岡谷市が制定。武井は、童話の添え物とされていた子ども向けの絵を「童画」と命名し、芸術の域にまで高めた。

万引き防止の日……「五(ご)八(よう)」(御用)の語呂合せから、防犯カメラによるセキュリティシステムを取扱う会社が2009年に制定。


● 今日生まれた人

1747年 高山彦九郎……江戸時代後期の尊皇思想家。林子平・蒲生君平と共に「寛政の三奇人」の1人。

1859年 デュナン……スイスの社会事業家。敵味方の区別なく、負傷者の救護を目的とする「国際赤十字」創設。

1884年 トルーマン……アメリカの政治家。第33代米大統領。日本への原子爆弾投下を指示。


● 今日亡くなった人

1662年 鄭成功……明(中国)王朝復興運動の中心人物。『国姓爺合戦』のモデル。

1794年 ラボアジェ……フランスの化学者。「質量保存の法則」発見や「酸素」命名など。一時期、徴税請負人をしていたことから、ギロチンで処刑。「近代化学の父」

1873年 ミル……イギリスの経済学者・哲学者。代表著作『自由論』『ミル自伝』『功利主義』など。

1880年 フローベール……フランスの小説家。代表作『ボヴァリー夫人』『感情教育』『サランボー』など。

1903年 ゴーギャン……ゴッホ・セザンヌと並ぶ「後期印象派」画家。代表作『イア・オラナ・マリア』『タヒチの女』『赤いケープをまとったマルキーズの男』など。

1972年 伊東深水……大正・昭和期の日本画家。さまざまな「美人画」で知られる。

1972年 中村雨紅……大正・昭和期の童謡詩人。代表作『かくれんぼ』『夕焼小焼』など。

1980年 東山千栄子……昭和期の女優。『東京物語』などの映画、『桜の園』などの舞台、テレビドラマで活躍。

1995年 テレサ・テン……台湾出身の歌手。代表曲『つぐない』『愛人』『時の流れに身をまかせ』など。「アジアの歌姫」

2009年 藤沢秀行……昭和・平成期の囲碁棋士。棋聖戦6連覇、史上最年長タイトル保持など昭和を代表する棋士の一人。

2012年 センダック……アメリカの絵本作家。代表作『かいじゅうたちのいるところ』『まよなかのだいどころ』『まどのそとのそのまたむこう』など。


● 過去のマイブログ「5月8日」のテーマ

2014年 『かいじゅうたちのいるところ』 のセンダック
ロングセラー絵本『かいじゅうたちのいるところ』『まよなかのだいどころ』など80点以上ものファンタジー絵本を著し、現代絵本界を代表するアメリカのセンダックが、2012年に亡くなった日です。1928年、ニューヨークのブルックリンにあるユダヤ人コミュニティーの中で生まれたモーリス・センダックは、翌年にウォール街で株が大暴落し……。

2013年 「国姓爺合戦」 と鄭成功
清代の初め、明を復興させようと抵抗運動を続け、台湾に渡って鄭氏政権の祖となった鄭成功(てい せいこう=チェン・チェンコン)が、1662年に亡くなった日です。1624年、長崎の平戸に父鄭芝龍(てい しりゅう)と日本人母の間に生まれた鄭成功(幼名・福松)は、1630年に父の招きで、父の故郷である福建に渡りました。父の一族はアモイなどの島を根拠に密貿易を行って築き上げた……。

2012年  激しい運命をたどった淀君
豊臣秀吉の側室で豊臣秀頼を産み、秀吉亡きあと秀頼の後見人として豊臣家一族を盛りたてた淀君(よどぎみ)が、家康のはかりごとに屈し、1615年の「大坂夏の陣」に敗れて自害した日です。1567年、近江国(現・滋賀県)の戦国武将・浅井長政と母織田信長の妹・市の長女として、小谷城に生まれた淀君……。

2009年  大坂(大阪) 夏の陣
大坂(大阪)夏の陣で、1615年のこの日に大阪城が落城し、豊臣氏が滅亡した日です。大坂(大阪)城は、安土桃山時代に権勢を誇った豊臣秀吉が、海陸交通のかなめでもある石山本願寺跡地の台地に、1583年に築城を開始しました。毎昼夜3万人以上を働かせ、3年がかりでこしらえた壮大なもので、秀吉が死去するまでに石垣を高く巧妙に積み重ねた本丸、二の丸、三の丸……。

2008年  国際赤十字記念日
スイスの社会事業家で、戦争で傷ついた兵士を救うための団体をつくることを提唱し、国際赤十字の創設に結びつけたデュナンが、1828年に生まれた日であり、1864年国際赤十字が誕生した日でもあります。北イタリアを占領していたオーストリア軍。その北イタリアを取りもどそうとする、サルディニア軍と……。

● 今日(5月7日)の主なできごと

1615年 「大坂夏の陣」で大坂城炎上……この日、前年の大阪冬の陣につづく、徳川方と豊臣方による大坂夏の陣がクライマックスを迎えた。夕方5時ごろ、大坂城天守閣が轟音とともに炎上し、徳川方の勝利が決定的となった。翌日、秀吉の息子の秀頼とその母淀君が自刃して、豊臣家は滅亡した。

1824年 ベートーベン「第九」を初演……「第九」は、ベートーベンの最後の交響曲で、終楽章にドイツの詩人シラーの詩「歓喜に寄す」の合唱が用いられているため「交響曲第九番・合唱付」として世界的に有名だが、この日、ウィーンの劇場で80人のオーケストラと100人の合唱によって初演された。当時すでに聴力をを失っていたベートーベン自身も指揮台に立ち、各楽章のテンポを指示していたものの、拍手かっさいが聞こえない。熱狂した聴衆はアンコールを繰り返し、ついに警官に止められたと伝えられている。


● 今日の主な記念日・恒例日

粉の日/コナモンの日……「五(こ)七(な)」(粉)の語呂合せにちなみ、日本コナモン協会が2003年に制定した記念日で、たこ焼き・お好み焼き・うどんなど、粉を使った食品「コナモン」の魅力をPRする日とされている。

博士の日……1888年のこの日、啓蒙思想家の加藤弘之、植物学者の伊藤圭介、数学者の菊池大麓、物理学者の山川健次郎ら25人に、日本初の博士号が授与された。これにちなむ記念日で、論文の提出による博士号ではなく教育への貢献を評価された名誉博士的なものだった。論文による本格的な博士が誕生したのは、それから3年後のこと。


● 今日生まれた人

1611年 保科正之……江戸時代初期の大名。初代会津藩主。第3代将軍家光の異母弟で、4代将軍家綱を補佐した賢君。

1730年 本居宣長……江戸時代中期の国学者。荷田春満・賀茂真淵・平田篤胤とともに「国学の四大人(うし)」の一人。代表著作『古事記伝』。

1812年 ブラウニング……イギリスの詩人。代表作『クリスマス前夜と復活祭日』『ピッパが通る』(上田敏訳詩「春の朝」はこの1節) など。

1833年 ブラームス……ドイツの作曲家。バッハ・ベートーヴェンと共に、ドイツ音楽の「三大B」。代表作「4つの交響曲」「2つのピアノ協奏曲」「ヴァイオリン協奏曲」「ハンガリー舞曲集」など。

1840年 チャイコフスキー……ロシアの作曲家。代表作『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠りの森の美女』(バレー組曲)『悲愴』(交響曲)『アンダンテカンタービレ』など。

1861年 タゴール……インドの詩人・哲学者。『ギーターンジャリ』で、アジア人初のノーベル賞。

1873年 美濃部達吉……明治・大正・昭和期の憲法学者。主著『憲法講話』で「天皇機関説」主唱。


● 今日亡くなった人

1615年 真田幸村(信繁)……安土桃山期から江戸時代初期の武将。「大坂夏の陣」で戦死。

1970年 鈴木茂三郎……大正・昭和期の政治家。第2代社会党委員長。

1988年 山本健吉……昭和期の文芸評論家。代表著作『芭蕉』『古典と現代文学』『柿本人麻呂』『詩の自覚の歴史』『いのちとかたち』など。

1991年 末永雅雄……昭和期の考古学者。代表著作『日本の古墳』『考古学の窓』『日本武器概説』など。

1997年 奥むめお……大正・昭和期の女性運動家・政治家。主婦連を立ち上げるなど消費者・婦人運動を終生指導。

2006年 松山恵子……昭和・平成期の歌手。『未練の波止場』『だから言ったじゃないの』『アンコ悲しや』などがヒット。

2006年 曽我町子……昭和・平成期の声優・俳優。『オバケのQ太郎』の初代Q太郎の声など。

2006年 並河萬里……昭和・平成期の写真家。写真集『シルクロード』など、シルクロードを軸に世界の遺跡を撮り続ける。


● 過去のマイブログ「5月7日」のテーマ

2014年 「大坂の陣」 と真田幸村
安土桃山時代から江戸初期の豊臣方の武将で、大坂の陣で大活躍した真田幸村(さなだ ゆきむら)が、1615年に亡くなった日です。1567年、信濃国(長野県)上田城主の真田昌幸の次男として生まれた真田幸村(信繁)は、幼少のころは真田家が越後の上杉景勝にしたがっていたため人質として上杉家におかれました……。

2013年 「青年よ再び銃をとるな」 の鈴木茂三郎
日本社会党を結成、第2代委員長、初代「統一社会党」委員長をつとめた政治家の鈴木茂三郎(すずき もさぶろう)が、1970年に亡くなった日です。1893年に愛知県蒲郡に生まれた鈴木茂三郎は、新聞や牛乳配達など苦学しながら中・高等教育を修め、旧制海城中学を経て、1915年に早稲田大学政治経済科を卒業しました。卒業後は、「報知新聞」や「東京日日新聞」の記者となり……。

2012年  人気の大作曲家チャイコフスキー
バレー組曲『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠りの森の美女』、交響曲『悲愴』、弦楽四重奏曲『アンダンテカンタービレ』などを作曲したロシアの作曲家チャイコフスキーが、1840年に生まれた日です。『白鳥の湖』という、有名なバレエがあります。悪魔に魔法で白鳥にかえられてしまった姫と、その姫に愛をちかった王子との、美しい恋の物語です……。

2009年 「古事記伝」 の本居宣長
35年かけて完成させた「古事記伝」など数多くの古代日本を探る研究書を著した、江戸時代中期の国学者・本居宣長(もとおり のりなが)が、1730年に生まれた日です。江戸時代に大切にされた学問は、古代中国の孔子を始祖とする思考・信仰の体系ともいうべき儒教(儒学)の流れをくむ、朱子学が中心でした……。

2008年 「泣いてもいいよ」 といった母親
ある駅で見かけた30代半ばと思われる母親と、5~6歳の男の子と3歳くらいの女の子。この3人の母子が電車に、ホームにはおばあちゃん。おそらく、おばあちゃんの家へ遊びに行っていた母子が、おばあちゃんに送られて家へ帰るところです。電車に乗りこむ前からシクシク泣いていた男の子が、やがて電車が走り出すと、さらに激しくなきだしました……。

● 今日(5月6日)の主なできごと

1607年 朝鮮使節(通信使)が江戸を訪問……豊臣秀吉の朝鮮出兵以来、途絶えていた国交を回復するため李氏朝鮮から派遣された朝鮮通信使507名が初めて江戸を訪問、2代将軍秀忠と会見した。その後も、将軍が代わるときの祝賀使節などに派遣され、江戸時代には計12回訪日した。

1970年 三浦雄一郎エベレスト滑降……プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎は、この日エベレストのサウスコル8000m地点からの滑降を成功させた。その映像が「エベレストを滑った男」のタイトルでドキュメンタリー映画化され、アカデミー賞記録映画部門で賞を獲得。最終的に、1985年に54歳で南アメリカ大陸最高峰アコンカグアからの滑降を成功させたことにより、世界七大陸最高峰全峰からの滑降を成功させた。

1994年 英仏海峡トンネル(ユーロトンネル)開通……イギリスとフランス間にあるドーバー海峡を結ぶ鉄道用海底トンネルは、8年前に工事が着工され、ついにこの日イギリスのフォークストンとフランスのカレーを結ぶユーロトンネル開通式となった。全長約50km、世界最長のトンネルで、ロンドンとパリ間が、直行特急では3時間で結ばれることになった。


● 今日の主な記念日・恒例日

ゴムの日……5(ご)6(む)の語呂合せから、身近なゴム製品を見直す日として制定。ゴムはもともと、ゴムの木から採った天然ゴムが中心だったが、最近ではガスや石油から作られる「合成ゴム」が多く用いられるようになった。弾性や強度が天然ゴムに似ているだけでなく、耐熱・耐油・耐薬品・耐摩耗性などにすぐれた性質をもつ。


● 今日生まれた人

973年 ハインリヒ2世……神聖ローマ皇帝(ザクセン朝最期のドイツ王)。「聖王」といわれる。

1758年 ロベスピエール……フランス革命の指導者。恐怖政治の中心人物。

1827年 楠本イネ……江戸時代後期から明治期の産科医。シーボルトの子。宮内庁御用掛。

1856年 フロイト……オーストリアの精神医学者。『夢判断』を著し、精神分析学を創始。

1856年 ピアリー……アメリカの探検家。初の北極点到達。
 
1868年 ガストン・ルルー……フランスの小説家。代表作『黄色い部屋の秘密』『オペラ座の怪人』など。

1885年 野上弥生子……明治・大正・昭和期の小説家・翻訳家。代表作『迷路』『秀吉と利休』など。

1907年 井上靖……昭和・平成期の小説家。代表作『闘牛』『敦煌』『氷壁』『天平の甍』など。


● 今日亡くなった人

763年 鑑真……飛鳥・奈良時代の唐からの帰化僧。日本律宗開祖。

1408年 足利義満……室町幕府第3代将軍。金閣寺建立など、「北山文化」を開花させる。

1612年 有馬晴信……安土桃山・江戸時代初期のキリシタン大名。

1694年 三井高利……江戸時代前期の豪商。三井家の祖。

1919年 バウム……アメリカの児童小説家。代表作『オズの魔法使い』シリーズ。

1941年 九鬼周造……大正・昭和期の哲学者。代表著作『いきの構造』『人間と実存』など。

1949年 メーテルリンク……ベルギーの劇作家・詩人・思想家。代表作『青い鳥』など。

1952年 モンテッソーリ……イタリアの医師・幼児教育家。知的障害児の知的水準を上げる「モンテッソーリ教育法」開発。

1963年 久保田万太郎……大正・昭和期の小説家・劇作家・演出家・俳人。代表作『末枯』『大寺学校』『うしろかげ』『三の酉』など。

1964年 佐藤春夫……大正・昭和期の詩人・小説家・評論家。代表作『田園の憂鬱』『晶子曼陀羅』など。

1999年 東山魁夷……昭和・平成期の日本画家・著述家。代表作『白馬の森』『残照』など。昭和を代表する画家の一人。

2006年 萱野茂……昭和・平成期のアイヌ文化研究家・政治家。

2007年 北村和夫……昭和・平成期の俳優・声優。テレビドラマ・映画・舞台などで活躍。

2011年 団鬼六……昭和・平成期の作家。代表作『花と蛇』『黒薔薇夫人』など。

2013年 河竹登志夫……昭和・平成期の演劇学者。代表著作『比較演劇学』『作者の家 黙阿弥以後の人びと』など。

2017年 北原じゅん……昭和・平成期の作曲家・作詞家。代表作『兄弟仁義』『骨まで愛して』『命くれない』など。

● 今日(5月5日)の主なできごと

1925年 「普通選挙法」公布……前年6月に成立した「衆議院普通選挙法」改正法が、この日公布され、満25歳以上のすべての成年男子に選挙権が与えられることになった。


● 今日の主な記念日・恒例日

こどもの日……「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する国民の祝日」として、1948年7月公布・施行の祝日法によって制定。

端午の節句/菖蒲の節句……「七草 1/7」「桃の節句 3/3」「七夕 7/7」「菊の節句 9/9」と並ぶ五節句の一つ。いっぽう、「菖蒲」が「尚武」と同じ読みであることから、鎌倉時代ごろから男の子の節句とされ、甲胄(かっちゅう)や武者人形などを飾り、鯉のぼりを立てて男の子の成長を祝う慣習ができた。

児童憲章制定記念日……1951年のこの日、子どもの権利に関する宣言「児童憲章」が制定されたことにちなむ記念日。

おもちゃの日……端午の節句にちなみ、おもちゃや人形のPRのため日本玩具協会や東京玩具人形問屋協同組合が1949年に制定。

その他の記念日……わかめの日・手話記念日・自転車の日・薬の日・フットサルの日・レゴの日など。


● 今日生まれた人

1746年 塙保己一……江戸時代中・後期の国文学者・古典学者。盲目でありながら、古代から江戸時代初期までの史書・文学作品計1273種を収めた『群書類従』を著す。

1763年 小林一茶……江戸時代中・後期の俳人。代表作『おらが春』(冒頭句・めでたさも中くらいなりおらが春、我ときて遊べや親のない雀など)。

1804年 高野長英……江戸時代後期の蘭学者・医師。代表作『戊戌夢物語』『わすれがたみ』など。幕府の鎖国政策を批判し、「蛮社の獄」に繋がれる。

1813年 キェルケゴール……デンマークの哲学者。代表作『死に至る病』『哲学的断片』など。「実存主義」創始。

1818年 マルクス……ドイツの経済学者・哲学者。科学的社会主義(マルクス主義)を打ちたてる。代表著作『共産党宣言』『資本論』。

1829年 ポンペ……オランダの医師。「長崎養生所」(後の長崎大学医学部)開設。

1835年 土方歳三……幕末の剣客・新選組副長。「五稜郭の戦い」で戦死。

1882年 金田一京助……明治・大正・昭和期の言語学者・歌人。アイヌ研究の第一人者。金田一春彦の父。

1909年 中島敦……昭和期の小説家。代表作『山月記』『光と風と夢』『李陵』など。

1910年 レオ・レオニ……イタリアのイラストレーター・絵本作家。代表作『あおくんときいろちゃん 』『スイミー』『平行植物』など。


● 今日亡くなった人

1821年 ナポレオン1世……フランスの軍人。フランス革命後の混乱を収拾して軍事独裁政権を樹立し、第1帝政皇帝。ヨーロッパの大部分を支配するも、ロシア遠征に失敗しエルバ島に流され、脱出して再度帝位(百日天下)につくが、連合軍に敗北。

1984年 吉岡隆徳……昭和初期の陸上競技選手。1932年ロサンゼルス五輪で、100m走に出場し東洋人初の6位入賞、翌年10秒4を記録。「暁の超特急」

1999年 中島河太郎……昭和・平成期のミステリー文学評論家。代表作『探偵小説辞典』など。

2016年 冨田勲……昭和・平成期のシンセサイザー奏者・作曲家。『たそがれ清兵衛』『武士の一分』『母べえ』など、多くの映画・テレビドラマなどの音楽を担当。

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