● 今日(10月28日)の主なできごと

1583年 大坂城完成……この日、豊臣秀吉が大坂城を築きあげた。1598年、秀吉の死後は、遺児の豊臣秀頼が城に留まったものの、1615年の大坂夏の陣で落城、豊臣氏は滅亡した。

1953年 民放テレビ開始……日本初の民放テレビとして「日本テレビ」が放送を開始した。当時は受像機の台数が少なく、人気番組のプロレス中継・ボクシング中継・大相撲中継には、街頭テレビに観衆が殺到し、黒山のような人だかりとなった。


● 今日の主な記念日・恒例日

速記記念日……1882年のこの日、東京・日本橋で初の速記講習会が開催されたことにちなんで制定。現在では日本速記協会が中心となり、速記に関する関心を啓発する催しが行われている。


● 今日生まれた人

1466年 エラスムス……オランダの人文主義者。代表著作『愚神礼賛』『平和の訴え』など。

1818年 ツルゲーネフ……ロシアの小説家・劇作家。代表作『猟人日記』『初恋』『父と子』など。

1860年 嘉納治五郎……明治・大正・昭和期の柔道家。「講道館柔道」創始。

1923年 今西祐行……昭和・平成期の児童文学作家。代表作『肥後の石工』『一つの花』『入れ歯をしたロバの話』など。


● 今日亡くなった人

1704年 ジョン・ロック……イギリスの思想家。主著『人間悟性論』。「立憲制」「三権分立」を主張。

1962年 正宗白鳥……明治・大正・昭和期の小説家・劇作家・文芸評論家。代表作『何処へ』『入江のほとり』、『最後の女』(戯曲)など。

1970年 沢田教一……昭和期の報道カメラマン。

1981年 芥川比呂志……昭和期の俳優・演出家。『どですかでん』などの映画、『ゴールドアイ』などのテレビドラマで活躍するほか、『肩の凝らないせりふ』など著書多数。

1987年 洲之内徹……昭和期の美術批評家・作家。代表作『気まぐれ美術館(6巻)』『芸術随想 しゃれのめす』『文学集成』など。

1990年 鹿内信隆……昭和期の実業家。「フジサンケイグループ会議」議長。『指導者 カリスマの秘密』などの著書。

1991年 宇野信夫……昭和期の劇作家・演出家。代表作『江戸の夢 人情噺集』『巷談宵宮雨』『刀の中の顔』など。

1993年 天野忠……昭和期の詩人。詩集『重たい手』『単純な生涯』『私有地』など。

1997年 山科直治……昭和・平成期の実業家。「バンダイ」創業。

2005年 三笑亭夢楽……昭和・平成期の落語家。『寄合酒』『三方一両損』『妾馬』など長屋物が得意ネタ。55年もの長期にわたり活躍。テレビ番組・ラジオ番組にも出演して人気。

2013年 川上哲治……昭和・平成期の野球選手・監督・野球解説者。

2013年 小林彰太郎……昭和・平成期の自動車評論家。『日本自動車社会史』『昭和の日本 自動車見聞録』などの著書。

2019年 きよ彦……昭和・平成期の着物デザイナー・料理研究家・タレント。『びっくり極うま! 野菜料理』『いきな女にいきな躾―とっておき、28の秘訣』などの著書。「元祖おネエキャラ」

2019年 長沢工……昭和・平成期の天文学者。「流星天文学」の基礎を築いた一人。


● 過去のマイブログ「10月28日」のテーマ

2015年 「世界的報道カメラマン」 沢田教一
ベトナム戦争を撮影した『安全への逃避』など、世界の人々を感銘させる数々の写真を撮り続けた報道カメラマンの沢田教一(さわだ きょういち)が、1970年に亡くなった日です。1936年、 青森市に郵便局員の子に生まれた沢田教一は、13歳の時、新聞配達のアルバイトをしてカメラを買ったのが写真との出会いでした。地元の中学の英語教師から写真技術の手ほどきを受け……。

2014年 「野球界の神様」 川上哲治
プロ野球「巨人軍」選手として、20年間の通算打率3割1分3厘という記録を残し、同軍の監督となってからは14年間に11度のリーグ優勝と日本一、特に1965年から9年間連続で日本一に導いた川上哲治(かわかみ てつはる)が、2013年に亡くなった日です。1920年、熊本県人吉市に生まれた川上哲治は、熊本工業学校(現熊本工高)時代に、投手として夏の甲子園(全国中等学校野球選手権大会)で2度準優勝し……。

2013年 「ニヒリズム作家」 正宗白鳥
『何処へ』『入江のほとり』『今年の春』などの小説や戯曲、『文壇人物評論』などの評論を著すなど、50年以上にもわたって独自の文芸活動を行った正宗白鳥(まさむね はくちょう)が、1962年に亡くなった日です。1879年、現在の岡山県備前市の大地主の家に生まれた正宗白鳥(本名・忠夫)は、幼いころから病弱だったため、死に対する恐怖心が強く……。

2011年 『愚神礼讃』 のエラスムス
ルネサンス期のオランダの司祭で、神学者として活躍し、ルターの「宗教改革」のきっかけをこしらえたエラスムスが、1466年に生まれた日です。司祭だった父と、医師の娘だった母との間の私生児としてロッテルダム近郊に生まれたデジデリウス・エラスムス(本名ではなく「愛を願う」というギリシア語) は、1483年に両親がペストによって相次いで亡くなると、修道院に預けられ……。

2010年 『猟人日記』 のツルゲーネフ
19世紀ロシアの代表的小説家の一人で、25編の短編からなる『猟人日記』を著したツルゲーネフが、1818年に生まれた日です。イワン・ツルゲーネフは、モスクワの南にあるオリョールの地主の次男に生まれました。1000人もの「農奴」がいる豊かな貴族で、父は騎兵大佐、母は広大な領地の女主人でした。当時のロシアには、「農奴制」というのがあり、貴族や地主が、土地を耕すだけの農民(農奴)を持ち、農奴は家畜のように売り買いされる存在でした……。

2008年  長続きしないのは母親の責任
子どもへの読み聞かせは、毎日ではなくても、週に1、2回、少しの時間があればできます。しかし、これを1年、2年、3年も継続するには、それなりの意志が必要です。そこで、読み聞かせを始めてはみたものの、子どももなかなか静かに聞いてくれないし、もうやめてしまおうかと思いはじめたお母さんに、すすめることがあります。それは、半日が無理なら2、3時間でもよいですから、子どもの本を備えた公共図書館か公民館、あるいは近くの家庭文庫などへ足を運んで……。