児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ

30歳で独立、31歳で出版社(いずみ書房)を創業。 取次店⇒書店という既成の流通に頼ることなく独自の販売手法を確立。 ユニークな編集ノウハウと教育理念を、そして今を綴る。

2019年11月

● 今日(11月25日)の主なできごと

1890年 第一回帝国議会……明治憲法発布翌年のこの日、帝国議会が開かれた。議会は、貴族院と衆議院の2院からなり、貴族院議員は皇族・華族、多額納税者などから選ばれ、衆議院議員は、25歳以上の男子で国税15円以上を納める人に限定されていた。
 
1892年 オリンピック復活の提唱……フランスのクーベルタン男爵は、アテネで古代競技場が発掘されたことに刺激され、スポーツによる世界平和を築こうとオリンピック復活の提言を発表、オリンピック委員会が作られ、4年後に実現した。

1970年 三島由紀夫が割腹自殺……この日、三島由紀夫が、自ら主催する「楯の会」の仲間たち4人と共に東京・市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地に乱入。東部方面総監部で総監を人質にとって本館前に自衛官1000人を集合させ、自衛隊の決起を訴える演説を10分間行った。しかし、自衛隊員が応じなかったため、総監室で楯の会会員の森田必勝とともに割腹自殺した。


● 今日の主な記念日・恒例日

ハイビジョンの日……ハイビジョンの走査線の数が1125本であることから、郵政省(今の総務省)とNHKが1987年に制定。

女性に対する暴力廃絶のための国際デー……1961年のこの日、ドミニカ共和国の政治活動家であったミラバル3姉妹が、ドミニカの支配者ルヒジョの命令により惨殺されたことから、1999年12月の国連総会で制定。

その他の記念日……OLの日・金型の日など。


● 今日生まれた人

1814年 マイヤー……ドイツの医師・物理学者。「エネルギー保存の法則」発見。

1835年 カーネギー……アメリカの実業家・篤志家。「カーネギー鉄鋼会社」(今のUSスチール)創業。世界平和・教育・科学研究などに多額の寄付。

1844年 ベンツ……ドイツの機械技術者・自動車の創始者。

1870年 堺利彦……明治・大正・昭和期の社会主義運動家・評論家。

1872年 添田唖蝉坊……明治・大正・昭和期の演歌師。代表作『ノンキ節』『ラッパ節』など。「流行歌の祖」

1924年 吉本隆明……昭和・平成期の評論家・詩人。代表作『転位のための十篇』『共同幻想論』など。


● 今日亡くなった人

1970年 三島由紀夫……昭和期の小説家。代表作『仮面の告白』『金閣寺』『潮騒』など。

1974年 ウ・タント……ミャンマーの教育者・政治家。第3代国際連合事務総長。

1981年 島村利正……昭和期の作家。代表作『高麗人』『青い沼』『妙高の秋』など。

1995年 田中千禾夫……昭和・平成期の劇作家・代表作『雲の涯』『教育』『マリアの首』『鍵の下』など。

1998年 磯部俶……昭和・平成期の作曲家・合唱指揮者。代表作『遥かな友に』『風になりたい』『つりかわさん』など。

2013年 堤清二(辻井喬)……昭和・平成期の実業家・小説家・詩人。「セゾングループ」代表歴任。

2016年 フィデル・カストロ……キューバの軍人。ゲバラらとキューバ革命を成就し、社会主義国家の最高指導者として君臨。


● 過去のマイブログ「11月25日」のテーマ

2015年 「冷戦危機」 を救ったウ・タント
第3代国際連合事務総長として、キューバ危機、コンゴやキプロス紛争、ベトナム停戦などの解決に取り組み、以後の国連の役割・あり方・運営に大きな道筋をつくりあげたビルマのウ・タントが、1974年に亡くなった日です。1909年、イギリス領ビルマ(現ミャンマー)のパンタナウに熱心な仏教徒の子として生まれたウ・タントは、地元の高校を経てラングーン大学(現ヤンゴン大学)で歴史学を専攻し、卒業後、パンタナウの高校で教鞭をとり、25歳の若さで校長に就任しています……。

2014年 「感性経営」 の堤清二
西武流通グループ・セゾングループ代表などを歴任した実業家の堤清二(つつみ せいじ)が、2013年に亡くなった日です。堤は、辻井喬(つじい たかし)のペンネームで、作家・詩人としても活躍しました。1927年、西武グループの創業者堤康次郎の子として生まれた堤清二は、東京府立十中、成城高校を経て、1951年に東京大学経済学部を卒業すると、衆議院議長だった父康次郎の秘書を務め、1954年に西武百貨店に入社、翌年から取締役店長として百貨店経営にたずさわりました……。

2013年  [おもしろ民話集 105] 手なし娘
昔、あるところに、夫婦とかわいいひとり娘がくらしていました。ところがあるとき、母が病気で死んでしまい、父親は新しい母親(まま母)をもらいました。けれど、まま母は、かしこく美しい娘がにくらしくてなりません。なんとかして追い出そうと考えていました。そこで、父親に「あの子は、わたしと暮らすのがいやなので、神さまに祈って、わたしをのろい殺そうとしています」と、つげ口をしたのです。つげ口を信じた父親はひどくおこりました……。
 
2011年 「おもしろ古典落語」50回目 『火事息子(かじむすこ)』
江戸・神田三河町に、伊勢屋という大きな質屋がありました。ある夜、ジャンジャンジャンジャン…。火の見やぐらで、けたたましい半鐘の音がします。近所で出火したようで、火の粉が降りだしました。「番頭さん、かたづけものなんて小僧にでもまかせておきなさい、それより蔵の目ぬりはどうしたね? うちは風上だからって、左官が来てくれないそうじゃないか」「へぇ、旦那」「へぇじゃありませんよ。いいかい、うちは他人さまの大切な品物をおあずかりするのが商売だよ……。

2010年 「戦争反対」を叫び続けた堺利彦
「日露戦争」や「満州事変」など、戦争に強く反対した社会主義者の堺(さかい)利彦が、1871年に生まれた日です。福岡県の士族の家に生まれた堺は、「自由民権運動」(国会開設を求め、民主主義をめざした運動) の感化を受けながら育ちました。地元の中学を首席で卒業して第一高等中学校に入学しますが、飲酒や遊びにふけって中退。その後は、一家の柱となって、大阪で小学校教師や新聞記者を勤めました。1899年から東京の新聞社「萬朝報(よろずちょうほう)」に入社し……。

2009年  明治の先覚者・福沢諭吉
慶応義塾を設立するなど、明治期の民間教育を広めることに力をそそぎ、啓蒙思想家の第一人者と評される福沢諭吉が、1876年のこの日に代表的な著書『学問のすすめ』最終巻を刊行した日です。「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず…」という有名な言葉などで、人間の独立と平等の精神を説いたのが『学問のすすめ』で、当時のベストセラーになり……。

2008年  衝撃の作家・三島由紀夫
ちみつな構成と華麗な文体で人気のあった作家でありながら、アメリカに従属する日本を憂えて自衛隊の決起をうながすも受け入れられず、三島由紀夫が、1970年に割腹自殺をとげた日です。1970年(昭和45年)11月25日、東京市ヶ谷にある陸上自衛隊ではたいへんな騒ぎが起こりました。三島由紀夫が、自分のひきいる「楯の会」の4人の会員とともに、総監室になだれこみ、バルコニーから、ビラをまき、演説をはじめたのです。「今の憲法は、自衛隊をはっきり認めていない……。
 
2005年 「証誠寺のたぬきばやし」伝説
拠点長会の席上で語った内容の第5回目。音楽の先生はそのあと「しょうじょうじのたぬきばやし」 の話をしてくれました。雨情は歌の取材のために、千葉県木更津市の郊外にある証誠寺をおとずれたとき、住職から寺につたわる伝説を聞いたそうです。むかし、三味線の大変じょうずなおしょうさんがいて、ある秋の夜、おしょうさんがいつものように三味線をひいていると、お寺の庭になんびきものたぬきが集まってきた。やがて、三味線に合わせながら、たぬきたちは力いっぱいお腹をたたいて……。

● 今日(11月24日)の主なできごと

1944年 東京初空襲……アメリカ軍の爆撃飛行機B29が、サイパン島の基地から東京へ初めて爆撃を敢行した。航空機を製造する中島飛行機武蔵野工場が主な攻撃目標だったが、やがて東京などの都市を中心に無差別爆撃へ戦術を変え、翌年3月10日には東京の下町を火の海にする大空襲を行った。


● 今日の主な記念日・恒例日

オペラ記念日……1894年のこの日、東京音楽学校(今の東京芸術大学)奏楽堂で、明治以降日本で初めてのオペラ『ファウスト』(グノー作曲) 第1幕第1幕が上演されたことにちなみ、オペラ愛好家が制定。

鰹節の日……「い(1)い(1)ふ(2)し(4)」の語呂合せから、食品メーカーが制定。

進化の日……1859年のこの日、ダーウィンの『種の起源』の初版がイギリスで刊行されたことにちなんで制定された記念日。


● 今日生まれた人

1632年 スピノザ……オランダの哲学者・神学者。代表著作『エチカ』『神学・政治論』。デカルト、ライプニッツと並ぶ合理主義哲学者。

1826年 コッローディ……イタリアの児童文学作家。代表作『ピノッキオの冒険』。

1849年 バーネット……イギリス出身アメリカの小説家。代表作『小公子』『小公女』『秘密の花園』など。

1864年 ロートレック……フランスの画家。代表作『ムーラン・ルージュにて』『写真家セスコー』など。

1873年 川合玉堂……明治・大正・昭和期の日本画家。代表作『二日月』『行く春』『彩雨』など。

1898年 劉少奇……中国の政治家。第2代国家主席となるものの「文化大革命」で失脚。


● 今日亡くなった人

1929年 クレマンソー……フランスの政治家・ジャーナリスト。2度首相を務め、第一次世界大戦のパリ講和会議で厳しい対独強硬論を貫く。
 
1933年 村山龍平……明治・大正・昭和期の新聞人・政治家。「朝日新聞」創業。

1940年 西園寺公望……明治・大正・昭和期の政治家。第12・14代首相。昭和に入り「最後の元老」として実質的な首相選定者。

1978年 大松博文……昭和期のバレーボール監督・政治家。全日本女子チームを「東洋の魔女」に育て、1964年東京オリンピックで金メダルに導く。

2009年 丘灯至夫……昭和・平成期の作詞家。代表作『高原列車は行く』『東京のバスガール』『高校三年生』など。

2015年 高田宏……昭和・平成期の随筆家。代表作『言葉の海へ』『木に会う』『言葉の影法師』『ことばの処方箋』など。


● 過去のマイブログ「11月24日」のテーマ

2015年  「朝日新聞」 と村山龍平
「朝日新聞」を日本を代表する世界的な大新聞に発展させた村山龍平(むらやま りょうへい)が、1933年に亡くなった日です。1850年、伊勢国田丸(現・三重県玉城町)に紀州藩士の子に生まれた村山龍平は、幕末激動期の1867年から田丸城に務めましたが、1871年に一家とともに大阪に移住すると、父と西洋雑貨商を営みました。1878年に大阪商法会議所の議員に選ばれ、1879年に同業者の木村平八・騰(のぼる)父子が「大阪朝日新聞」を創刊すると、これを支援しました……。

2011年 「ベルサイユ条約」 とクレマンソー
フランスの政治家でジャーナリストのクレマンソーが、1929年に亡くなった日です。1841年、フランス西北部バンデ県で代々医者を家業とする家に生まれたジョルジュ・クレマンソーは、南北戦争中のアメリカに留学した後、パリで医学を学んで家業を引継ぎましたが、まもなくジャーナリストに転身。1865年から4年間アメリカの通信員として働きながら、政治に関心を持ちだしました。帰国後、29歳でパリのモンマルトル区長となり、1871年に下院議員に当選して……。

2010年 『小公子』 のバーネット
イギリス生まれでアメリカ合衆国で活躍した女流小説家・劇作家のバーネット夫人が、1849年に生まれた日です。後にバーネット夫人となるフランシス・イライザ・ホジソンは、イギリスのマンチェスターに生まれました。幼ないころから妖精物語を好む想像力の豊かな子でしたが、父が事業に失敗した後に亡くなり、1865年に一家と共にアメリカのテネシー州ノックスビルへと移住しました。アメリカ南北戦争による不景気で家業がつづかなくなり、家計を助けるために小説を書きはじめました……。
 
2009年  進化論のダーウィン
イギリスの博物学者で、生物はみな時間とともに下等なものから高等なものに進化するという「進化論」に「自然淘汰説」という新しい学説をとなえたダーウィンが、1859年のこの日に刊行された『種の起源』の中で、たくさんの例をあげて解き明かしました。聖書には、「この世のあらゆるものは神が造ったもの」とあります。そのため、キリスト教を信じる人たちの間で大騒ぎになりました。ダーウィンは『種の起源』の中では、自然淘汰による進化論をとなえましたが……。

2006年 「正岡子規」 のこども時代
結核で35歳の短い生涯を終えた子規は、子どものころから、ひよわでした。仲間とけんかをすれば、きまって負け、いつもしくしく泣きながら家へ帰っていきました。木のぼり遊びのときは、どうしても自分だけのぼれず、みんなに笑われました。くやしくて必死にのぼろうとしても、腕の力が弱く、両手で木にしがみついても、ずるずるとずり落ちるばかりだったのです。しかし、学ぶことはだれよりも好きでした。それに、驚くほどもの覚えがよく……。
 
2005年  童謡「しゃぼんだま」の真実
拠点長会の席上で語った内容の第4回目。「みんなのおんがくかい」 が、他の「いずみ文庫」(ポケット絵本シリーズ)とは異質のシリーズではないということを申し上げたいと思います。むしろ、「みんなのおんがくかい」 を基本に「童話」「科学」「ワールド」「伝記」すべてに結びつけ、組み合わせることのできる教材だということです。その理由は、あとでお話します。「みんなのおんがくかい」 の最大の特長は、歌の心をわが子に語って聞かせるためのアドバイスや解説がついている……。

● 今日(11月23日)の主なできごと

1707年 富士山が大噴火……この日、富士山が轟音とともに噴煙をまきあげて大噴火をおこした。噴火は16日間も続き、山麓の村々は3m以上の火山灰で埋もれ、100kmも離れた江戸でも10cmも降り積ったという。50日ほど前に起きた、日本史上最大規模の「宝永の大地震」の影響といわれ、東側に新山が出現し「宝永山」と命名された。


● 今日の主な記念日・恒例日

勤労感謝の日……勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう国民の祝日で、1948年公布・施行の「祝日法」で制定された。(戦前の「新嘗(にいなめ)祭」)

Jリーグの日……1992年のこの日、Jリーグ初の公式戦となるナビスコカップ決勝が東京の国立競技場で行われたことにちなみ、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が1993年に制定。

その他の記念日……手袋の日・外食の日・ゲームの日・珍味の日。牡蠣の日・ハートケアの日・小ねぎ記念日・お赤飯の日・いいふみの日・いい兄さんの日など。


● 今日生まれた人

912年 オットー1世(大帝)……神聖ローマ初代皇帝。3つに分かれていたドイツを統一。

1542年 アクバル (大帝)……インドのムガル帝国第3代皇帝。イスラム・ヒンズー両教徒の融和に努め、帝国の基礎を確立。

1859年 ビリー・ザ・キッド……アメリカ西部開拓時代の無法者。弱きを助け強きをくじく「西部劇の英雄」。

1891年 久米正雄……大正・昭和期の劇作家・小説家・俳人。代表作『牛乳屋の兄弟』(戯曲)『蛍草』『破船』『月よりの使者』など。

1923年 白井義男……昭和期のプロボクサー。日本人初の世界チャンピオン。


● 今日亡くなった人

1896年 樋口一葉……明治期の小説家・歌人。代表作『大つごもり』『にごりえ』『十三夜』『たけくらべ』など。

1973年 早川雪洲……1910年代に草創期のハリウッドで映画デビューし、半世紀以上にわたって活躍した国際的映画俳優。晩年の『戦場にかける橋』ではアカデミー助演男優賞にノミネート。

1986年 仁木悦子……昭和期の推理作家・童話作家。代表作『猫は知っていた』『赤い猫』『枯葉色の街で』など。

1986年 増村保造……昭和期の映画監督。代表作『兵隊やくざ』『曾根崎心中』『この子の七つのお祝いに』など。

1991年 上原謙……昭和期の俳優。『愛染かつら』『三百六十五夜』など、戦前戦後の映画界を代表する二枚目スター。

1997年 直井潔……昭和・平成期の作家。代表作『清流』『一縷の川』『淵』『羊のうた』など。

2006年 灰谷健次郎……昭和・平成期の児童文学作家。代表作『兎の眼』『太陽の子』『せんせいけらいになれ』『天の瞳』など。

2014年 中島啓江……昭和・平成期のオペラ歌手。『アイ・ガット・マーマン』などのミュージカル、『音楽・夢コレクション』などのテレビバラエティで活躍。

● 今日(11月22日)の主なできごと

1950年 第1回プロ野球日本シリーズ開催……第1回プロ野球日本選手権(日本シリーズ)が神宮球場で開催された。この年は、パ・リーグの勝者「毎日オリオンズ(今のロッテ)」がセ・リーグの勝者「松竹ロピンズ(今のベイスターズ)」に4勝2敗で勝利した。


● 今日の主な記念日・恒例日

いい夫婦の日……「いい(11)ふうふ(22)」の語呂合せと、「ゆとり創造月間」の期間中であることから、余暇開発センター(今の日本生産性本部余暇創研)が1988年に制定。

ボタンの日……1870年のこの日、金地に桜と錨(いかり)の模様の国産ボタンが海軍の制服に採用されたことから、日本釦(ぼたん)協会・全国ボタン工業連合会等が1987年に制定。

大工さんの日……11月が「技能尊重月間」であること、「十一」を組み合わせると「士」となり「建築士」にふさわしいことなどから、日本建築大工技能士会が1999年に制定。

ペットたちに感謝する日……犬の鳴き声「ワンワン」と猫の鳴き声「ニャーニャー」から、ペット関連の事業を行う会社が制定。


● 今日生まれた人
 
1819年 エリオット……イギリスの小説家。代表作『アダム・ビード』『サイラス・マーナー』『ミドルマーチ』など。

1861年 落合直文……明治期の歌人・国文学者。代表詩「桜井の訣別(青葉茂れる桜井の……」「孝女白菊の歌(阿蘇の山里秋ふけて……」など。

1864年 竹内栖鳳……明治・大正・昭和期の日本画家。代表作『アレ夕立に』『班猫』など。 

1869年 アンドレ・ジッド……フランスの作家。代表作『狭き門』『田園交響曲』『贋金つかい』など。

1890年 ド・ゴール……フランスの政治家。レジスタンス運動で第2次世界大戦を戦い抜き、戦後すぐに首相に就任後、第五共和政初代大統領。

1901年 ロドリーゴ……スペインの作曲家。代表作『アランフェス協奏曲』『子どものための5つの小品』など。

1904年 丹羽文雄……昭和期の小説家。代表作『親鸞』『蓮如』など。

1913年 ブリテン……イギリスの作曲家。代表作『青少年管弦楽入門』。


● 今日亡くなった人

1263年 北条時頼……鎌倉時代の第5代執権。

1724年 近松門左衞門……江戸時代中期の京都・大坂の浄瑠璃・歌舞伎狂言作家。代表作『曽根崎心中』『冥途の飛脚』『国性爺合戦』『心中天網島』など。

1913年 徳川慶喜……江戸幕府第15代将軍。

1938年 秦佐八郎……明治・大正・昭和期の細菌学者。梅毒の特効薬「サルバルサン606号」発見。

1963年 ジョン・F・ケネディ……アメリカ第35代大統領。

1970年 大宅壮一……昭和期の評論家・ジャーナリスト。「一億総白痴化」「駅弁大学」などの流行語。風俗時評・人物批評で一世を風靡。

1987年 前田陽一……昭和期のフランス文学者。ブレーズ・パスカル研究の世界的権威。代表作『パスカル 「考える葦」の意味するもの』など。

1991年 今井正……昭和・平成期の映画監督。代表作『青い山脈』『また逢う日まで』『真昼の暗黒』『キクとイサム』『橋のない川』など。

1993年 野口冨士男……昭和・平成期の作家。代表作『かくてありけり』『わが荷風』『感触的昭和文壇史』『しあわせ』など。

2001年 松村明……昭和・平成期の国語学者。代表作『国語表現法』『江戸ことば・東京ことば』、『大辞林』の編纂など。

2009年 千原しのぶ……昭和・平成期の女優。『里見八犬伝シリーズ』などの映画、『暴れん坊将軍シリーズ』などのテレビドラマで活躍。


● 過去のマイブログ「11月22日」のテーマ

2013年 「おもしろ古典落語」135回目 『石返(いしがえ)し』
夜なきそば屋のせがれの松公は、親父の屋台のあとをヘラヘラいいながらくっついて歩くばかりで、親父のあとをつぐ気がありません。そんなある日親父は、「今夜は、腰が痛くてたまらない。かわりにおまえがそばを売って来い」と、いいわたしました。そばの作り方から、「お寒うございます」というお愛想のいい方なんかをまず教え、商いをはじめる場所を教えます。「おもて通りにゃりっぱなそば屋があって売れないから、できるだけさびしい場所を選ぶんだぞ……。

2012年 「おもしろ古典落語」95回目 『位牌屋(いはいや)』
「旦那さま、まことにおめでとうございます」「こりゃ、番頭さん、おめでたいって、何がそんなにおめでたいのかな」「夕べ坊っちゃんがお生まれだそうで、これは、まことにおめでたいことで」「おいおい、冗談をいっちゃあいけないよ。今は、いろいろと物が高いから、かかりが大変だ。これから大きくなるまで食べさせなくちゃいけない。それだけ身代が減るじゃないか……。

2011年  造語名人・大宅壮一
毒舌の社会評論家として活躍した大宅壮一(おおや そういち)が、1970年に亡くなった日です。1900年、現在の大阪・高槻市にある醤油屋の子として生まれた大宅は、少年時代から、さまざまな雑誌に作文や俳句を投稿してジャーナリズムにふれたり、渋沢栄一やカーネギーのような実業家になりたい夢を持ったり、賀川豊彦を知って社会問題に関心を持つなど、多感な小・中学時代をすごしました。いっぽう、家業をてつだいながら文学に親しむうち、ドイツ語やフランス語を独習したりもしました……。
 
2010年  東洋のシェークスピア・近松門左衛門
江戸時代中期に人形浄瑠璃(じょうるり)や歌舞伎の作者として活躍した近松門左衛門が、1724年に亡くなった日です。わが国には、3大国劇というものがあります。1つ目は、謡曲にあわせて舞を中心に物語を演じる「能」。2つ目は、華やかな舞台に男性の役者が演じる「歌舞伎」。そして、三味線と物語に節をつけて語り、人間のかわりに人形に劇を演じさせる「人形浄瑠璃」です。近松門左衛門は、このうち「歌舞伎」と「人形浄瑠璃」のための優れた脚本を150編も……。

2007年  遠くて近い国マレーシア
11月1日から11日まで、2年半ぶりにマレーシア旅行を楽しんできました。前回は、「ロングスティ下見の旅」といった企画を利用したため、航空券からホテル予約、旅行地への交通に至るまで、すべて旅行会社が手配をしてくれたため、何の苦労のない旅でした。反面、何もかも用意されていると、旅に独自性がなくなってしまうことも事実で、今回は、途中から同行することになっていた兄のアドバイスをもらいながら、航空券やホテルの手配を一人でやってみることにしました……。

2006年 「ユゴー」 のこども時代
たったひときれのパンを盗んだばかりに19年も牢獄に入れられ、激しく社会を憎みつづけたジャンバルジャンが、出獄後、1人の神父に出会ってから社会への愛に生きることを誓い、悪人はどこまでいっても悪人だという社会の考えに打ち勝っていく──このジャンバルジャンの物語 「レ・ミゼラブル」 を書いたビクトル・ユゴーは、1802年にフランス東部のブザンソンに生まれました。父はナポレオン軍の将軍でしたが、ビクトル少年は、家庭的には恵まれませんでした……。
 
2005年  子育てと絵本の役割
拠点長会の席上で語った内容の第3回目。子どもと、知的なあるいは情緒的な会話を行うことが、とても大きな教育効果をもたらすことは充分にわかっていても、いざそういう会話を行おうという段階になると、ほとんどのお母さんは、自分がどんなに無力であるかを知るに違いありません。そのための適切な教材の第一は、誰が何といおうと絵本です。絵本という教材がないと、おかあさんは昔ばなしをしてあげることも、動物、乗り物、植物等について豊かな話をしてあげることも……。

● 今日(11月21日)の主なできごと

1783年 気球による初の有人飛行……フランスのパリでこの日、モンゴルフィエ兄弟が発明した気球による初の有人飛行に成功した。この年の9月、動物を乗せた実験に成功していたが、この日は、ロジェとダルランドという2名を熱気球に乗せ、25分間の飛行に成功したもの。


● 今日の主な記念日・恒例日

インターネット記念日……1969年のこの日、インターネットの元型であるアーパネットの公開実験が、カルフォルニア大学ロサンゼルス校・スタンフォード研究所・カルフォルニア大学サンタバーバラ校・ユタ大学の4か所を結んで開始されたことにちなんだ記念日。

世界テレビデー……1996年のこの日、国連で「第1回世界テレビ・フォーラム」が開催されたことを記念して、国連総会で制定した国際デー。

その他の記念日……歌舞伎座開業記念日・早慶戦の日・フライドチキンの日・かきフライの日など。


● 今日生まれた人

1694年 ボルテール……フランスの哲学者・劇作家・歴史家。ディドロやダランベールらとともに百科全書派の啓蒙学者。

1898年 ルネ・マグリット……ベルギーの画家。代表作『迷える騎手』。「イメージの魔術師」

1911年 三原脩……昭和期のプロ野球選手・監督。巨人・西鉄・大洋・近鉄・ヤクルト監督を歴任し、数々の名勝負を演出した知将。


● 今日亡くなった人

1481年 一休宗純……室町時代の臨済宗僧侶。

1579年 グレシャム……イギリスの財政家・貿易家。「悪貨は良貨を駆逐する」という「グレシャムの法則」で知られる。

1852年 銭屋五兵衛(3代目)……江戸時代後期の海運業者。

1956年 会津八一……大正・昭和期の歌人・書道家・日本美術史家。

1969年 石田波郷……昭和期の俳人。加藤楸邨、中村草田男らとともに「人間探求派」と呼ばれた。

1984年 瀧井孝作……昭和期の作家・俳人。代表作『無限抱擁』『慾呆け』『松島秋色』『俳人仲間』など。

2005年 山下毅雄……昭和・平成期の作曲家。ジャズ、ハワイアンの手法を独学で学び、『七人の刑事』『プレイガール』『大岡越前』『ルパン三世』など多くの主題歌を作曲。

2011年 立川談志 (7代目)……昭和・平成期の落語家。日本テレビ系「笑点」を企画・立案・初代司会者。『現代落語論』他を著す理論家。


● 過去のマイブログ「11月21日」のテーマ

2014年  「海外貿易の先駆者」 銭屋五兵衛
江戸時代後期に、加賀国(石川県)の海運業者で巨万の富をえた銭屋五兵衛(ぜにや ごへえ)三代目が、1852年に亡くなった日です。1774年、いまの金沢に生まれた五兵衛(幼名・茂助)は、祖先が両替商を営んでいたために「銭屋」とよばれ、1789年に家督をついだことで三代目銭屋五兵衛となりました。両替商をはじめ醤油製造業、呉服・古着商をてがけ、1811年には加賀藩の認可を受けて海運業にも乗り出し、北前船(きたまえぶね)という廻船の繁栄とともに全国34か所に支店をもうけ……。

2013年  1日はなぜ24時間なの?
「おもしろ科学質問箱 33」 1日というのは、地球が西から東に自転して1回まわる一定の時間のことです。1日が24時間なのは、そのようにすると便利なので、24時間に決めたためです。科学者は、遠い星を使って1日を正確にはかることができます。観測所には、恒星時計というのがあり、1日(1恒星日)は、決めた星が子午線(しごせん=地球の赤道に直角に交差するように北極と南極を結ぶ線)を越える瞬間から、同じ子午線をふたたび越える瞬間までをいいます。その時間は、23時間56分4.09秒……。

2012年 「人間探求俳句」 の石田波郷
水原秋桜子門下を代表する俳人として、闘病俳句の絶唱『惜命』など著わした石田波郷(いしだ はきょう)が、1969年に亡くなった日です。1913年、正岡子規や高浜虚子を生んだ近代俳句発祥の地、愛媛県垣生村(現・松山市)に生まれた石田波郷(本名・哲大[てつお])は、小学生の頃から友人と俳句を作って遊んでいましたが、1930年旧制松山中学卒業後は、農業を手伝いながら……。
 
2011年  啓蒙思想家・ボルテール
ルソーと並び、フランス啓蒙主義を代表する思想家で文学者のボルテールが、1694年に生まれた日です。パリの裕福な公証人の子として生まれたボルテール(本名フランソワ・マリー・アルーエ)は、10歳の時からイエズス会の学校に7年間学びますが、この時すでに詩才を発揮して、文学に熱中しました。いっぽう、自由主義貴族の集まるサロンに出入りして……。

2008年  奇行の名僧・一休
形式化した禅宗と僧侶たちを厳しく批判し、世間的な常識に真っ向から対立する奇行と人間味あふれる狂詩で世を風刺した室町時代の名僧・一休が、1481年に亡くなった日です。一休が、仲間の小僧たちと寺の掃除をしていますと、近所に住むおかみさんがやってきて「ボタ餅をつくったから食べておくれ」といいます。みんなは喜んで、餅にかぶりついたら、ガリガリ、ガリガリ。よくよく見たら、餅ではなくて、丸い石ころでした。「やーい、おいらのボタ餅はうまかったか? ……。

2007年  聞き上手が、素直に話す子どもを育てる
家に帰ってきた子どもが 「今日ね、○○ちゃんと遊んでたら、転んで、ここのところ、少しけがしたの。それでね……」 と言い出すと、「あら、どこけがしたの。見せてごらん。一体、何してたの。また、あわてて走って転んだんでしょう。いつも言ってるでしょ、あわてちゃいけないって、あわてるから、こんなことになるのよ」 などと、子どもが一言いえば、その何倍もの言葉を返してしまう母親……。

2006年 「芥川龍之介」 のこども時代
龍之介が小学校3年生のときのことです。このとき、中国大陸で北清事変が起こっていましたが、龍之介はときどき、両国広小路の絵草子屋へ戦争の絵を買いに行きました。ところが、その戦争の絵の中で死んでいるのが中国人 (義和団) ばかりだということに気づいた龍之介は、こんなはずはない、日本兵も1人くらいは死んでいるはずだ、と思いました。真実を見きわめようとする力が、もう、そなわっていたのです……。
 
2005年  重要さを増す母親の役割
拠点長会の席上で語った内容の第2回目。これまでのオリジナルラインナップ「いずみ文庫」4シリーズは、どちらかといえば本格的に活用するためには、生後2~3歳になるまで待たねばならなかったのに対し、「みんなのおんがくかい」は、 子どもの誕生と同時に活用できる商品であるという点を強調したいと思います。昔から、胎教ということがいわれてきました。妊婦が精神的な安定や修養につとめ、お腹にいる胎児によい影響を与えることの大切さを……。

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