児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ

30歳で独立、31歳で出版社(いずみ書房)を創業。 取次店⇒書店という既成の流通に頼ることなく独自の販売手法を確立。 ユニークな編集ノウハウと教育理念を、そして今を綴る。

2019年07月

● 今日(7月6日)の主なできごと

1783年 浅間山大噴火……長野と群馬の県境にある浅間山がこの日に煙を吐き出し、2日後に大爆発、火砕流が村々を襲って2万人の命を奪った。火山灰が広い地域をおおったため作物が出来ず、天明の飢饉の要因となった。

1885年 狂犬病ワクチン……フランスの細菌学者・化学者のパスツールが、1885年に狂犬病ワクチンを初めて人体に接種した。

1912年 日本がオリンピック初参加……ストックホルムで開催された第5回オリンピックに、日本選手2名が初めて出場した。


● 今日の主な記念日・恒例日

サラダ記念日……1987年のこの日、俵万智が歌集『サラダ記念日』を刊行。タイトルとなった一首「この味がいいねと君が言ったから 七月六日はサラダ記念日」とあり、この歌集がきっかけとなって [短歌ブーム] がおこったことから制定された。また、「記念日」を一般に定着させるきっかけともなったことで、「記念日の日」にもなっている。

公認会計士の日……1948年のこの日、「公認会計士法」が制定されたことから、日本公認会計士協会が1991年に制定。


● 今日生まれた人

1837年 津田仙……明治期の農学者。日本初の通信販売。津田梅子の父。新島襄、中村正直とともに「キリスト教界の三傑」

1874年 佐藤紅緑……明治・大正・昭和期の小説家・児童文学作家。サトウハチロー、佐藤愛子の父。

1920年 ミヤコ蝶々……昭和・平成期の漫才師・女優。

1935年 ダライ・ラマ14世……チベット仏教法主・チベット亡命政府指導者。


● 今日亡くなった人

1535年 トマス・モア……イギリスの思想家・大法官。代表作『ユートピア』。

1715年 稲生若水……江戸時代中期の本草学者。

1893年 モーパッサン……フランスの小説家。代表作『女の一生』『脂肪の塊』『首飾り』など。

1894年 高橋由一……明治期の洋画家。代表作『花魁』『鮭』など。

1916年 ルドン……フランスの画家。代表作『眼=気球』『トルコ石色の花瓶の花』など。

1932年 グレアム……イギリスの小説家。代表作『たのしい川べ(ひきがえるの冒険)』。

1962年 フォークナー……アメリカの小説家。代表作『響きと怒り』『サンクチュアリ』『八月の光』など。

1971年 ルイ・アームストロング……サッチモの愛称で親しまれたアメリカのジャズトランペット奏者。

1974年 野村愛正……昭和期の作家・再話者・脚本家。『三国志物語』『巖窟王』などの再話は戦前に一世を風靡。50冊以上の著書、映画脚本家としても活動。

1984年 河野与一……昭和期のフランス文学者・翻訳者。代表作『ライプニツ単子論』『プルターク英雄伝』『アミエルの日記』など。

1986年 和田浩治……昭和期の俳優。『水戸黄門』などの映画、『大岡越前』などのテレビドラマで活躍。

1993年 森瑤子……昭和期の作家・翻訳家・エッセイスト。代表作『情事』など100冊を超える著作。

1999年 ロドリーゴ……スペインの作曲家。代表作『3つのスペイン風小品』『アランフェス協奏曲』など。

2017年 安西愛子……昭和。平成期の童謡歌手・声楽家・政治家。戦後、NHKラジオ番組『うたのおばさん』として知られる。

2018年 麻原彰晃……平成期の宗教家。オウム真理教教祖として「地下鉄サリン事件」など一連のオウム事件を起こし死刑。


● 過去のマイブログ「7月6日」のテーマ

2015年 「日本博物学の祖」 稲生若水
民(中国)の本草(ほんぞう)学書の欠点を補い、日本独自の『庶物類纂』を著した本草学者の稲生若水(いのう じゃくすい)が、1715年に亡くなった日です。1655年、京都の南にあった淀藩領主永井家の医師の子として江戸屋敷に生まれた稲生若水(本名・宣義 若水=号)は、医学を父から学び、11歳のとき大坂の本草学者福山徳潤に学び、京都の儒学者伊藤仁斎から古義学派の儒学を学びました。ところが、不幸にも主家の永井家がお家断絶になってしまったため、26歳で浪人の身となり……。

2011年 『ユートピア』 のトーマス・モア
イギリス・ルネサンス期の法律家、思想家で、『ユートピア』を著わしたトーマス・モアが、1535年に斬首刑により亡くなった日です。1478年、ロンドンの裁判官の家に生まれたトーマス・モアは、大司教・大法官のジョン・モートンの家で教育を受け、オクスフォード大学で古典学を学びました。その後、リンカーン法学院で5年間法学の研究をしているときエラスムスと知り合い……。

2010年  短編の名手・モーパッサン
『脂肪の塊』『首飾り』などの短編をおよそ260編も遺したフランスの作家モーパッサンが、1893年に亡くなった日です。モーパッサンには『女の一生』など長編6編もあります。短編の代表作『首飾り』は、次のような内容です。下級役人ロワゼルと結婚したマルチドは、パリでつつましい生活を送っていました。でも、気位の高い美ぼうを鼻にかけた性格のマルチドには、それが不満でなりません。毎日のように、豪華な居間や晩さんを空想しては、気をまぎらすのでした……。

2009年 『星の王子さま』 のサン・テグジュペリ
1943年に発表されて以来世界じゅうの子どもやおとなに愛され続けている『星の王子さま』をはじめ、『夜間飛行』『人間の土地』などの飛行機の小説を書いた飛行家のサン・テグジュペリが、1944年に亡くなったと思われる日(7月31日説あり)です。アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリは、1900年にフランスのリヨンに生まれました。20歳の頃から、志願兵として飛行機に乗りはじめ、やがて民間航空界に入り、夜間飛行の先駆者となりました……。

2007年  英語の7月~11月のこと
45年以上前、高校時代の「世界史」の授業で教わった、英語の月の名前のエピソードをなぜか急に思い出しました。英語で、7月~11月は順にJuly, August, September, October, November です。でも、Septemberは本来、seventh で7番目、October はoctopus (8本足の)「たこ」のように8の意味、Novemberはninthで9番目を意味する言葉でした。ところが、ローマ時代に活躍したユリウス・シーザーとアウグスッスが自分たちの名前であるJulyとAugustを入れてしまったために、2か月ずつずれてしまったという話……。

2006年  はけたよはけたよ
「はけたよはけたよ」(神沢利子文・西巻茅子絵 偕成社刊)は次のように展開します。主人公のたつおくんは、ひとりでパンツがはけません。なんどやっても、はけません。はこうと思って片足をあげると、どてん!。たつおくんは、とうとう、「パンツなんか、はかないや」と、言って、はだかのまま外へでていきます。ところが、犬、ねこ、ねずみ、それに牛や馬に 「しっぽのないおしり」 と、わらわれてしまいます。たつおくんは、どんどん逃げて行き、1本足で立っているサギのまねをして、自分も1本足で立とうとすると、またどてん! ……。

2005年  こだわりの教育カリキュラム
「セサミストリート」が、テレビによる「子どもの学校」をめざした教育番組であることは、先に記述したが、「セサミえいごワールド」の映像も、同じような独創的なカリキュラムを基に制作されている。1話15分、全52話は、日本語も英語も話せる小学生の主人公ティンゴが、ニューヨークに住む女子高校生ニッキの家に1年間ホームステイし、さまざまな異文化交流をしながら成長していく楽しいストーリーとして展開される……。

● 今日(7月5日)の主なできごと

1590年 秀吉天下統一……豊臣秀吉はこの日、小田原城を包囲して北条氏政・氏直父子を降伏させた。最後まで抵抗していた戦国大名を従わせたことで、応仁の乱から120年余り続いた「戦国時代」を終わらせた。

1949年 下山事件……日本国有鉄道(JRの前身=国鉄)の下山総裁が出勤途中に行方不明になり、翌日の未明、常磐線の北千住駅と綾瀬駅間の線路上で、死体となって発見された。真相不明のまま捜査が打ち切られたため、「戦後史最大の謎」とされている。


● 今日の主な記念日・恒例日

ビキニスタイルの日……1946年のこの日、フランスのルイ・レアールが、世界で最も小さい水着としてセパレート型の水着を発表。その大胆さが周囲に与える破壊的威力を「原爆」(発表の4日前にアメリカがビキニ環礁原爆実験を行った)にたとえ、「ビキニ・スタイル」と命名したとされる。

農林水産省発足記念日……1978年のこの日、「農林省」が「農林水産省」に改称されたことから制定。


● 今日生まれた人

1853年 セシル・ローズ……イギリス生まれ南アフリカの政治家。ケープ植民地首相。

1884年 清瀬一郎……大正・昭和期の弁護士・政治家。東京裁判では東条英機の弁護人。1960年新安保成立時の衆議院議長。

1884年 大屋晋三……昭和期の実業家・政治家。帝人社長。商工相・運輸相歴任。

1889年 コクトー……フランスの詩人・小説家・前衛芸術家。代表作『恐るべき子供たち』など。

1900年 山階芳麿……昭和期の鳥類学者。山階鳥類研究所を創始。


● 今日亡くなった人

1215年 栄西……鎌倉時代初期の僧。禅宗・日本臨済宗の開祖。茶の習慣を日本に伝え、茶の湯のもとを築く。

1813年 蒲生君平……江戸時代後期の学者・海防論者。同時代の林子平・高山彦九郎と共に「寛政の三奇人」の一人。

1982年 池田弥三郎……昭和期の国文学者・民俗学者。「女子学生亡国論」を唱え物議をかもす。

1992年 近江俊郎……昭和期の歌手・作曲家。『山小舎の灯』『湯の町エレジー』『ハバロフスク小唄』などをヒットさせる。

1995年 福田赳夫……昭和・平成期の大蔵官僚・政治家。第67代首相。

2000年 たかもちげん……昭和・平成期の漫画家。代表作『代打屋トーゴー』『警察署長』(テレビドラマ『こちら本池上署』原作)など。

2011年 和田慎二……昭和・平成期の漫画家。代表作『スケバン刑事』『ピグマリオ』など。

2015年 南部陽一郎……日本出身アメリカ国籍の理論物理学者。自発的対称性の破れの発見により2008年ノーベル物理学賞。


● 過去のマイブログ「7月5日」のテーマ

2012年 「おもしろ古典落語」76回目 『岸流島(がんりゅうじま)』
隅田川に橋がかかる前、渡し船で往来していたころのお話です。浅草方面から渡し船に乗りあわせていた、年のころは30くらいのゲジゲジまゆげにギョロ眼という、あまりたちのよさそうでない侍が、キセルを出して煙草をすいはじめました。船ばたでポンポンとキセルたたいて、ジュッと、川の中へ火を落とします。侍は、うまそうに2、3服そうやっていましたが、そのうちにどうしたわけか、コツンとたたいたはずみに、ポロリ…、キセルのがん首がはずれて、そのまま川の中に落ちてしまいました。「あっ、しまった。これ、船頭! 船を止めてくれ、止めろ!……。

2011年  マルチ芸術家・コクトー
フランスの詩人コクトーが、1889年に生まれた日です。20世紀初めから2度の大戦を経て1963年に亡くなるまで、約半世紀にわたって第一線で活動を続けた詩人であり、小説、評論、演劇、絵画、映画、音楽などあらゆる文学・芸術分野で活躍したマルチ芸術家でした。パリ近郊の豊かな家庭に生まれ育ったジャン・コクトーは、中学時代から詩を書くようになりました。1909年に、処女詩集『アラジンのランプ』を出版して文壇にデビューするや……。

2010年  下山事件
連合国の占領下にあった1949年、日本国有鉄道(JRの前身・国鉄)の下山総裁が出勤途中に失踪した日です。下山総裁は、朝8時20分に大田区の自宅を出て、千代田区丸の内にある国鉄本社へ車でむかいました。総裁の車が東京駅近くまできたとき、デパートで買い物をしたいといわれたため、運転手は、日本橋の三越本店へむかいました。しかし、開店前だったため、銀行に寄るようにいわれ、総裁は20分ほど銀行へ入って用事をすませました。そのあとまた三越本店へむかい、9時37分に総裁は車を降りて、中へ入っていきました……。

2007年  誕生の喜びを語る
子どもの自殺が相次いでいます。おとなたちは 「なぜ、あんなにかんたんに死んでしまうのだろう」 と考え、これに対して識者の多くは 「今の子どもたちは、いのちの尊さというものを知らないからだ。おとなたちが、物の豊かさに毒されて、子どもに、いのちの尊さを伝えることを忘れているから……」 と語っています。けれども、幼いわが子に人間のいのちの尊さを伝えることは、なんでもないことのようで、実はかなりむずかしいものです。しかし、たった一つだけ、どんな母親にもできることがあります。それは、わが子に 「あなたが生れるとき」 「あなたを産んだとき」 を語って聞かせることです……。

2005年  デジタル化したトーキングリピーター
トーキングカードという磁気の貼られたイラスト付カードを、リピーターという機械に通すと、スイッチが入ってカードが動きだし、5、6秒間声が聞こえ、終わると自動的にスイッチが切れるというシステムがある。世界のソニーを育て上げたことで有名な井深大氏が、1970年代に開発、販売を開始した。幼児向け英語教材にうってつけだということで、以来、さまざまな会社がハードやソフトを開発し、幼児英語の分野では、20年以上もの長い間、子どもをもつ母親らに支持されてきた。しかし、この磁気を貼ったカードには、次のような欠点がある……。

● 今日(7月4日)の主なできごと

1776年 アメリカ独立宣言……イギリスからの独立をめざし前年からの戦争のさなか、アメリカ東部13州はこの日に独立を宣言、7年後の1783年の「パリ条約」で正式に認められた。アメリカ合衆国では、以来この日を「独立記念日」としてお祝いをしている。


● 今日の主な記念日・恒例日

梨の日……七(な)四(し)の語呂合せから、鳥取県東郷町(今の湯梨浜町)の「東郷町二十世紀梨を大切にする町づくり委員会」が2004年に制定。

那須の日……七(な)四(す)の語呂合せから、那須高原観光協会が制定。


● 今日生まれた人

1790年 エベレスト……イギリスの数学者・測地学者。インドからネパールを精密に測量。世界最高峰エベレストの名の由来。

1807年 ガリバルディ……イタリアの軍人。イタリア王国統一功績者のひとり。

1820年 フォスター……アメリカの作曲家。代表作『おおスザンナ』『オールドブラックジョー』『草競馬』『故郷の人々』など。

1900年 中谷宇吉郎……大正・昭和期の実験物理学者・随筆家。世界初人工雪の製作に成功。


● 今日亡くなった人

1106年 源義家……平安時代後期の武将。「八幡太郎」の通称で知られる。

1826年 ジェファソン……アメリカ第3代大統領。独立宣言文の起草者。

1831年 モンロー……アメリカ第5代大統領。アメリカ外交の基本を示す「モンロー宣言」

1926年 シャルル・ルルー……フランスの作曲家。軍楽の指導を通し日本の近代音楽普及・発展に貢献。『陸軍分列行進曲』は、陸上自衛隊や警察の観閲式などで使用。

1934年 キュリー夫人……ロシア占領下のポーランド出身フランスの科学者。2度のノーベル賞受賞。

1976年 石原謙……昭和期のキリスト教史学者。代表作『マルティン・ルターと宗教改革の精神』『ヨーロッパ・キリスト教史 (上・下巻)』など。

1981年 木村功……昭和期の俳優。黒澤明映画『生きる』『七人の侍』『天国と地獄』など、戦後映画史を代表する名優の一人。

1990年 田尻宗昭……昭和期の公害摘発運動家。公務員でありながら公害事件の刑事責任を追及し「公害Gメン」と呼ばれる。

1998年 水木かおる……昭和・平成期の作詞家。代表作『アカシアの雨がやむとき』『くちなしの花』『エリカの花散るとき』『みちづれ』『二輪草』など。

2000年 植田正治……昭和・平成期の写真家。「棚の下の水面」 「音のない記憶」などで評価が高まり、フランス文化庁が20作品購入。没後も回顧展開催や写真集出版が行われる。

2001年 江川卓……昭和・平成期のロシア文学者。代表作「謎とき『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『白痴』」など。

2007年 飯田深雪……昭和・平成期の料理研究家。NHKテレビ「きょうの料理」に初期から講師として出演、著書は130冊以上。


● 過去のマイブログ「7月4日」のテーマ

2014年  モンロー主義
アメリカ建国時の功労者のひとりで、アメリカ外交の基本を示す「モンロー宣言」を発したことで知られる第5代アメリカ合衆国大統領モンローが、1831年に亡くなった日です。1758年、バージニア州ウェストモアランドの小農園主の子として生まれたジェームズ・モンローは、アメリカ独立期に少年時代をすごしたことで、1775年から独立戦争に加わり、1778年に足を負傷し軍を離脱しました……。

2012年 「雪の結晶」 と中谷宇吉郎
寒冷地の自然現象研究に大きな成果をあげた物理学者で随筆家の中谷宇吉郎(なかや うきちろう)が、1900年に生まれた日です。石川県加賀市に生まれた中谷は、小学校を卒業するとまもなく父が亡くなったため家計は苦しくなりました。しかし、成績が優秀だったため、援助してくれる人があらわれ、旧制小松中学、第四高等学校を経て1922年に、東京帝国大学理学部物理学科に入学しました……。

2011年 「八幡太郎」 義家
平安時代後期の武将で、八幡太郎(はちまんたろう)の通称で知られる源義家(みなもとのよしいえ)が、1106年に亡くなった日です。はじめての武家政権鎌倉幕府を開いた源頼朝、室町幕府を開いた足利尊氏らの祖先に当たることから、後世に英雄視され、さまざまなエピソードが残されています。源義家が、東北へ兵をだしたときのこと。兵をしたがえて馬を進めていた義家は、さっと矢をつがえて、弓をきりきりっとしぼりました……。

2008年  ノーベル賞を2度受賞したキュリー夫人
ラジュームを発見して夫ピエールといっしょにノーベル物理学賞をもらい、夫の死後ラジュームの分離に成功してノーベル化学賞をえた女性科学者キュリー夫人(マリー・キュリー)が、1934年に亡くなった日です。5人兄弟の末っ子のマリーが生まれた1867年ごろのポーランドは、ロシアに占領されていたため、植民地のような状態でした。そのため、ポーランド語を話すことを禁じられ、ロシア式の生活を強いられました……。

2007年  アメリカ独立記念日
アメリカが1776年に、イギリスの植民地から独立を宣言した記念すべき日です。現在、アメリカ合衆国には50の州があります。でも、当時は、まだ13州しかありませんでした。その13州は、北にカナダ、南はスペイン領のフロリダにはさまれた大西洋岸からミシシッピー川までの土地が国土で、人口は、ヨーロッパから移住したイギリス人、フランス人、スペイン人、オランダ人など300万人ほど、他に原住民であるインディアンが住んでいるにすぎませんでした……。

2006年  かさじぞう
大みそかの日。おじいさんは、笠を売りに町へでかけます。正月のもちを買うためです。ところが、笠は一つも売れません。おじいさんは、しかたなく、雪のなかを帰って行きました。すると、道ばたに6人のおじぞうさまが、雪まみれになって立っています。とっても寒そうです。そこで、おじいさんは、持っていた5つの笠を5人のおじそうさまにかぶせて、さいごの1人のおじぞうさまには、自分がかぶっていた笠をぬいで、頭にのせました……。

2005年  セサミストリートのバリアフリー精神
世界中の子どもや親たちに大人気の「セサミストリート」は、1969年、アメリカで誕生した教育番組である。アメリカの1960年代というのは、政治的にも経済的、文化的にも充実した時代で、世界の超大国として自信と活気に満ちあふれていた。しかし、一方では、黒人やヒスパニッシュらに対する人種差別や貧困があり、しいたげられた人々による犯罪が多発し、大きな社会問題になっていた。そんな犯罪者たちの子どもの多くは学校に通っておらず、そのため文字は読めず、数もかぞえられない、物事の善悪や社会的なルールも教えられていない、という現実があった……。

● 今日(7月3日)の主なできごと

607年 遣隋使……聖徳太子は、小野妹子に国書を持たせ、隋(中国)に派遣させた。隋皇帝への手紙に「日出づるところに天子、日没するところの天子に致す。つつがなきや」と記されていたため、日本を臣下と考えていた煬帝は、立腹したと伝えられている。

1549年 キリスト教伝来……スペインの宣教師ザビエルが、弟子のヤジロウを案内役として、日本にキリスト教を伝えるため、鹿児島に上陸した。

1863年 ゲティスパークの戦い……アメリカ南北戦争の最大の決戦「ゲティスパークの戦い」が決着し、北軍が勝利する転換点となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

ソフトクリームの日……1951年のこの日、明治神宮外苑で行われた米軍主催のアメリカ独立記念日を祝うカーニバルで、ソフトクリームが販売され、初めて一般の日本人がソフトクリームを食べたことにちなむ記念日。

通天閣の日……1912年のこの日、大阪市浪速区に通天閣が完成した。1903年の第5回内国勧業博覧会会場跡地に作られた「新世界ルナパーク」に、パリのエッフェル塔を模して作られた。第二次大戦中に金属回収のため撤去されたが、1956年に再建。

その他の記念日……波の日・七味の日など。


● 今日生まれた人

1854年 ヤナーチェク……チェコの作曲家。代表作『イェヌーファ』『シンフォニエッタ』『モラヴィア舞曲』『タラス・ブーリバ』など。

1883年 カフカ……チェコの小説家。代表作『変身』『審判』『城』『失踪者』など。

1885年 梁田貞……大正・昭和期の作曲家・教育家。代表作『どんぐりころころ』『とんび』『城ヶ島の雨』など。

1888年 村上華岳……大正・昭和期の日本画家。代表作『阿弥陀之図』『日高河清姫図』『裸婦図』など。

1930年 深作欣二……昭和・平成期の映画監督。代表作『仁義なき戦い』『蒲田行進曲』『火宅の人』など。


● 今日亡くなった人

1993年 加藤楸邨……昭和・平成期の俳人。石田波郷・中村草田男らとともに「人間探求派」。「寒雷」を主宰し、伝統派から前衛派まで多様な俳人を育成。

1993年 吉田忠雄……昭和期の実業家。「YKK」創業。

2010年 梅棹忠夫……昭和・平成期の民俗学者・情報学者・未来学者。代表著作『文明の生態史観』『知的生産の技術』など。

2018年 佐藤タカヒロ……平成期の漫画家。代表作「柔道漫画『いっぽん!』」「相撲漫画『バチバチ』」


● 過去のマイブログ「7月3日」のテーマ

2015年 「ファスナーを世界に広めた」 吉田忠雄
YKKを創業し、ファスナーで世界シェア45%を誇り、アルミサッシ分野にも進出する大企業に築き上げた吉田忠雄(よしだ ただお)が、1993年に亡くなった日です。1908年、今の富山県魚津市に小鳥の飼育や販売をする家に生まれた吉田忠雄は、地元の高等小学校を卒業後の1928年に上京、中国陶器などを輸入販売する古谷商店に就職しました。辛い肉体労働に励むものの店が閉店したことで……。

2014年 「城ヶ島の雨」 の梁田貞
日本声楽界のパイオニアとして「城ヶ島の雨」などを作曲し、「どんぐりころころ」「とんび」などの童謡まで、広いジャンルにわたる名曲を残し、音楽教育に尽力した作曲家の梁田貞(やなだ ただし)が、1885年に生まれた日です。札幌市に生まれた梁田貞は、子どものころから琴や笛、琵琶に親しみ音楽家をめざしました。1905年に東京音楽学校(現・東京芸大)を受験するものの……。

2012年 「仏画の最高峰」村上華岳
『日高河清姫図』『裸婦図』などを描いた日本画家の村上華岳(むらかみ かがく)が、1888年に生まれた日です。大阪に生まれた村上華岳(本名・武田震一)は、家庭の事情により幼いころに実の父母のもとを離れ、叔母の嫁ぎ先である神戸の村上家で育てられ、のちにその養子となりました。子どものころから病弱だったため、好きだった絵の道にすすみたいと……。

2009年 『変身』 のカフカ
『変身』『審判』『城』など、孤独と不安に悩む人間が陥る非現実的な世界を描き、現代世界文学に大きな影響を与えたチェコの作家カフカが、1883年に生まれた日です。プラハのユダヤ人の家庭に生まれたカフカは、プラハ大学入学、当初は哲学専攻を希望していましたが、父親から哲学では飯が食えないと反対され、法律を学んだといわれています……。

2008年 遣隋使の小野妹子
聖徳太子の命により、小野妹子(おのの いもこ) が607年、中国(当時の隋)につかわされた日と伝えられています。聖徳太子は、用明天皇の第二皇子で、推古天皇(叔母)の摂政として、内外の政治を立派に整えた飛鳥時代の政治家です。隋は、すぐれた先進国として知られ、そのため太子は大陸のすすんだ技術や学問、仏教などを日本にとり入れようと考えました……。

2007年  [おもしろ民話集 4] カメのピクニック
あるところに、3びきのカメの親子がいました。父さんガメと、母さんガメと、むすこのカメです。ある晴れた日、遠くにある森へ、ピクニックに出かけることにしました。父さんガメが持ったバスケットには、サンドイッチと、いろいろなかんづめがはいっています。それまで食べたこともないようなごちそうばかりです。3びきは、歩いて歩いて、3年もかかって、やっと森へつきました……。

● 今日(7月2日)の主なできごと

1863年 薩英戦争……前年8月に、薩摩藩は横浜に近い生麦村で、島津久光の行列の先頭を乗馬で横切った英国人を殺傷する事件(生麦事件)をおこしたのに対し、英国は犯人の処罰と賠償金を要求。拒否した薩摩藩へこの日、イギリス東洋艦隊7隻が鹿児島湾へ侵入し、砲撃戦を開始した。

1950年 金閣寺炎上……この日の早朝に、21歳の大学生が放火して国宝の舎利殿(金閣)が全焼した。犯人が病弱で、重度の吃音者だったこと、金閣寺の見習い僧侶だったことなどがわかり、三島由紀夫 は『金閣寺』を、水上勉は『五番町夕霧楼』『金閣炎上』を著すなど文学作品が話題となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

ユネスコ加盟記念日……1951年のこの日、日本が「国連教育科学文化機関」(ユネスコ)に加盟した。ユネスコの本部はパリにあり、教育・科学・文化を通して世界の平和と安全に寄与することを目的として、広報活動・情報交換・成人教育・児童教育等の文化普及活動を行っている。

たわしの日……1915年のこの日、西尾正左衛門が、「亀の子束子(たわし)」の特許を取得したことにちなんで制定。亀の子束子が考え出されたのは1907年のことで、正左衛門の妻が、売れ残っていた棕櫚(しゅろ)製の玄関マットを切り取って丸め、床を磨くのに使っていたことがヒントとなって考案したもの。

その他の記念日……蛸の日・布ナプキンの日・一年の折り返しの日など。


● 今日生まれた人

1877年 ヘルマン・ヘッセ……ドイツの小説家・詩人。代表作『車輪の下』『デミアン』『青春は美わし』など。

1878年 三島海雲……大正・昭和期の実業家。「カルピス食品」創業。

1898年 天野芳太郎……大正・昭和期の実業家・アンデス文明研究家。ペルーのリマに博物館開設。

1905年 石川達三……昭和期の小説家。代表作『蒼氓(そうぼう)』『生きてゐる兵隊』『人間の壁』『青春の蹉跌』など。

1920年 竹内均……昭和・平成期の地球物理学者・科学啓蒙家。雑誌「ニュートン」初代編集長。


● 今日亡くなった人

1338年 新田義貞……鎌倉末期から南北朝時代の武将。鎌倉幕府を滅亡に追い込むものの足利尊氏と対立し「湊川合戦」で敗北。

1566年 ノストラダムス……フランスの医師・占星術師・詩人。日本で「ノストラダムスの大予言」の名で知られる『百篇詩集(諸世紀)』を著す。

1778年 ルソー……フランスの思想家。「フランス革命」の理論的指導者。

1736年 荷田春満……江戸時代中期の国学者・歌人。「国学四大人」の一人。

1914年 チェンバレン……イギリスの政治家。植民地大臣として南アフリカの「ボーア戦争」遂行。

1924年 松方正義……第4・6代首相。蔵相・内相・内大臣歴任。「日本銀行」創立。

1961年 ヘミングウェイ……アメリカの小説家。代表作『日はまた昇る』『武器よさらば』『老人と海』など。

1969年 成瀬巳喜男……昭和期の映画監督。代表作『あにいもうと』『浮雲』『乱れ雲』など。

1987年 丸山静……昭和期の文芸評論家。代表作『島木赤彦』『島崎藤村』『熊野考』など。

1988年 荻昌弘……昭和期の映画評論家。「月曜ロードショー」の解説など、淀川長治・水野晴郎と並ぶ名解説者。代表作『映画百年史』など。

2000年 青江三奈……昭和・平成期の歌手。『恍惚のブルース』『伊勢佐木町ブルース』『池袋の夜』などが大ヒット。

2006年 七尾伶子……昭和・平成期の女優・声優。『君の名は』などのラジオドラマ、『赤ひげ』などの映画、『肝っ玉かあさん』などのテレビドラマ他、長期にわたり活躍。

2018年 桂歌丸……昭和・平成期の落語家。人気演芸番組『笑点』放送開始から大喜利メンバーとして活躍、2006~16年まで同番組の5代目司会者。没後は永世名誉司会。


● 過去のマイブログ「7月2日」のテーマ

2015年 「社会帝国主義」 のチェンバレン
イギリスの植民地大臣としてボーア戦争を遂行し、イギリス帝国の強化と拡大に努めた社会主義的政治家チェンバレンが、1914年に亡くなった日です。1836年、ロンドン郊外カンバーウェルに製靴業者の子として生まれたジョゼフ・チェンバレンは、ロンドンのカレッジを卒業後、1854年から父が出資していたバーミンガムの金物工場の経営にあたりました……。

2014年  明治財政を主導した松方正義
明治政府の大蔵卿、大蔵大臣を長期間務め、日本銀行の設立、金本位制の確立など財政をほぼ一手に担当したほか、2度内閣総理大臣を務めた松方正義(まつかた まさよし)が、1924年に亡くなった日です。1835年、薩摩(鹿児島)藩の下級武士の四男として鹿児島城下に生まれた松方正義(幼名・金次郎)は、貧しい幼・少年時代をおくり13歳には孤児となって知人の世話になりながらも……。

2012年  国学の基礎をつくった荷田春満
江戸時代中期の国学者で歌人の荷田春満(かだの あずままろ)が、1736年に亡くなった日です。春満は古典・国史を研究して復古神道を提唱、『万葉集』『古事記』『日本書紀』研究の基礎を築き、儒教や仏教が日本に入ってくる前の日本人の心をさぐろうとしました。その教義は古道と呼ばれ、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤と続く国学の四大人(うし)の一人に数えられて……。

2010年 『車輪の下』 のヘッセ
『車輪の下』『デミアン』『青春は美わし』などの小説や詩作によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表するヘッセが、1877年に生まれた日です。中・長編小説『車輪の下』は、つぎのような内容です。ハンスは、天分のある子として将来を期待される少年でした。父親や教師たちは、エリート養成学校である神学校へハンスをいかせようと、友だちとふれあうことも……。

2009年  ロシアの劇作家・チェーホフ
ロシアを代表する劇作家であり、短編小説家でもあるチェーホフが、1904年に亡くなった日です。「人間には、だれにだって、よろこびもあれば悲しみもある。だから人間は、たとえ苦しくても生きていかなければならない」このような考えで、だれにでもわかる劇や小説を書いたアントン・パブロビッチ・チェーホフは、1860年に、ロシア南部のタガンログという港町で生まれました……。

2008年  南北朝時代の武将・新田義貞
鎌倉時代末期・南北朝時代に活躍した武将で、後に室町幕府を開いた足利尊氏と対立した新田義貞(にった よしさだ) が、1338年に亡くなった日です。新田義貞は、上野国(群馬県)新田で、源氏の一族として生まれました。同じころ、となりの下野国(栃木県)足利では、やはり源氏一族の足利高氏(尊氏)……。

2007年  フランス革命を導いた思想家・ルソー
フランスの思想家として名高いルソーが、1778年に亡くなった日です。ルソーは、常識にとらわれず、独自の見方で人間をとらえました。理性とか知識より、心の奥にひそむ自然な感情をたいせつにして、社会を見直そうとしました。不平等な社会のしくみを批判し、自由のある民主的な国づくりを説いて、フランス革命の導きとなった人です……。

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