児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ

30歳で独立、31歳で出版社(いずみ書房)を創業。 取次店⇒書店という既成の流通に頼ることなく独自の販売手法を確立。 ユニークな編集ノウハウと教育理念を、そして今を綴る。

2019年06月

● 今日(6月10日)の主なできごと

1794年  新井白石『西洋紀聞』幕府に献上……『西洋紀聞』は、キリスト教布教のために密航してきたイタリア人宣教師シドッチを、徳川6代将軍家宣に仕えた新井白石が審理し、その内容をまとめた書。1715年ころに完成していたが、この日幕府に献上された。諸外国の歴史・地理・風俗やキリスト教の大意と、それに対する白石の批判などが記されているものの、鎖国下のため公にされず、秘かに写本によって伝えられ、広く流布するようになった。

1900年 「義和団の乱」鎮圧に8か国連合軍出動……義和団という秘密結社による排外運動(義和団の乱)に対し、当時清の政治の全権を握っていた西太后がこの乱を支持したため、在中国イギリス公使の要請により、日米英独仏伊墺露の8か国連合軍がこの日、清の首都北京へ侵攻を開始。2か月後に連合軍は北京及び紫禁城を制圧、清朝は莫大な賠償金の支払いを余儀なくされ、衰退を早めることになった。


● 今日の主な記念日・恒例日

時の記念日……「日本書紀」によると、671年のこの日(グレゴリオ暦換算)、 天智天皇 が「漏刻」という水時計を作り鐘を打った日と記されている。東京天文台と生活改善同盟会はこれを記念して1920年、「時間を大切にすることを、改めて考え直そう」と呼びかけて制定。


● 今日生まれた人

1628年 徳川光圀……江戸時代前・中期の水戸藩主。水戸黄門の名でしたしまれ、『大日本史』編纂。

1777年 田能村竹田……江戸時代後期の南画家。代表作『歳寒三友双鶴図』『亦復(またまた)一楽帖』など、多数の重要文化財。

1819年 クールベ……フランスの写実画家。代表作『オルナンの埋葬』『画家のアトリエ』など。

1832年 オットー……ドイツの発明家。4サイクル機関の開発。

1836年 山岡鉄舟……幕末から明治期の幕臣・思想家。

1910年 久野収……昭和・平成期の哲学者・評論家・平和運動家。

1928年 センダック……アメリカの絵本作家。代表作『かいじゅうたちのいるところ』『まよなかのだいどころ』『まどのそとのそのまたむこう』など。


● 今日亡くなった人

BC323年 アレクサンドロス大王……古代マケドニア王。3大陸にまたがる世界帝国。

1017年 源信(恵心僧都)……平安時代中期の天台宗僧侶。『往生要集』を著し浄土教を広める。

1216年 鴨長明……平安時代末期から鎌倉時代前期の歌人・随筆家。代表作『方丈記』。

1836年 アンペール……フランスの物理学者。電流単位A(アンペア)の名の由来。

1858年 ブラウン……イギリスの植物学者。ブラウン運動発見。

1863年 緒方洪庵……江戸時代後期の蘭医・教育者。「適々斎塾(適塾)」を開き、福沢諭吉や大村益次郎らを指導。

1926年 ガウディ……スペインの建築家。代表作『サグラダ・ファミリア聖堂』『グエル公園』『カサ・ミラ』など。

1936年 土田麦僊……大正・昭和期の日本画家。代表作『舞妓林泉』『大原女』など。

1991年 ディック・ミネ……昭和・平成期のエンターテイナー。戦前・戦中・戦後から平成初期まで、ジャズ・ブルース・流行歌歌手、ギタリスト、俳優などで活躍。

1992年 中村八大……昭和・平成期の作曲家。代表作『上を向いて歩こう』『こんにちは赤ちゃん』『遠くへ行きたい』など。

1993年 猪俣公章……昭和・平成期の作曲家。代表作『港町ブルース』『おふくろさん』『千曲川』など。

1996年 宇野千代……大正・昭和・平成期の女流作家。代表作『生きて行く私』『色ざんげ』『おはん』など。

1996年 フランキー堺……昭和・平成期のコメディアン・俳優。テレビドラマ『私は貝になりたい』は、映画になって大ヒット。映画『幕末太陽伝』『駅前・社長シリーズ』などでも活躍。

1998年 吉田正……昭和・平成期の作曲家。代表作『異国の丘』『有楽町で逢いましょう』『潮来笠』など。国民栄誉賞(第13号)。

2005年 倉橋由美子……昭和・平成期の作家。代表作『パルタイ』『夢の浮橋』『スミヤキストQの冒険』『アマノン国往還記』など。

2005年 永島慎二……昭和・平成期の漫画家。代表作『フーテン』『漫画家残酷物語』『柔道一直線』など。

2007年 横山泰三……昭和・平成期の漫画家。代表作『プーサン』『社会戯評』など。

2008年 水野晴郎……昭和・平成期の映画評論家・映画監督。24年半もの『金曜ロードショー』の解説で知られ、監督『シベリア超特急シリーズ』も話題に。


● 過去のマイブログ「6月10日」のテーマ

2015年 『スキヤキ・ソング』 の中村八大
『上を向いて歩こう』『こんにちは赤ちゃん』『遠くへ行きたい』など、1950年代末から1960年代にヒット曲を量産した作曲家の中村八大(なかむら はちだい)が、1992年に亡くなった日です。1931年、今の中国の青島(チンタオ)に生まれた中村八大は、小学3年のときからドイツ人の音楽家からピアノを学び、1945年に福岡県久留米市へ引き揚げ、旧明善中学を卒業後に上京、早稲田大学高等学院を経て、早稲田大学英文学科を卒業しました……。

2014年 「舞妓の画家」 土田麦僊
『舞妓林泉』『三人の舞妓』『湯女(ゆな)』『島の女』など、はなやかで大胆な構図を得意とした日本画家の土田麦僊(つちだ ばくせん)が、1936年に亡くなった日です。1887年、新潟県佐渡島の農家に生まれた土田麦僊(本名・金二)は、子どものころから絵の上手な少年として注目され、小学校の先生は父に画家をめざすように勧めるほどでした。ところが画家など旅の貧乏絵師くらいにしか考えなかった父はこれを許さず……。

2013年 「電気学のニュートン」 アンペール
フランスの物理学者・数学者・化学者で、電磁気学の創始者として知られているアンペールが、1836年に亡くなった日です。電流の強さを表す単位であるアンペア(A)は、アンペールの名を記念してつけられました。1775年、フランス中南部の都市リヨン郊外の村にある商人の子として生まれたアンドレ・アンペールは、幼いころから知識欲が強く、14、5歳のころにはビュフォンの『博物誌』や、ディドロらの『百科全書』20巻を読破したばかりか……。

2011年  アレクサンドロス大王
古代マケドニア王で、ギリシア、エジプトを従え、ペルシア帝国を滅ぼし、3大陸にまたがる世界帝国を築き上げたアレクサンドロス(英語読み・アレクサンダー)3世が、紀元前323年33歳の若さで急死した日です。その偉大な生涯により「大王」と尊称されています。古代マケドニアは、東に大帝国ペルシア、南西に古代ギリシアの2大勢力にはさまれた小国でした……。

2010年  浄土教と源信
平安時代中ごろの天台宗の僧で、『往生要集』を著して浄土教を広め「恵心僧都(えしんそうず)」と讃えられた源信が、1017年に亡くなった日です。源信が、まだ15歳のころ、仏教を深く学んでいることがみとめられて朝廷へまねかれ、法華経の講義をしてたくさんのほうびをもらいました。源信は、その喜びを母へ伝えました。すると、母からの返事には、きびしいことばがつづられていました……。

2009年  水戸黄門の徳川光圀
水戸黄門の名でしたしまれ、徳川家康の孫にあたる第2代水戸藩主の徳川光圀(とくがわ みつくに)が、1628年に生まれた日です。光圀は、1628年に初代の水戸藩主徳川頼房の三男として生まれましたが、6歳のときには、江戸幕府3代将軍徳川家光の命令で、兄をさしおいて父のあとをつぐことが決まっていました……。

2008年  江戸時代後期の教育者・緒方洪庵
大阪に適塾を開き、福沢諭吉や大村益次郎らを育てた蘭医・教育者として大きな功績を残した緒方洪庵(おがた こうあん) が、1863年に亡くなった日です。緒方洪庵は、日本の西洋医学の基礎を築いたばかりでなく、橋本佐内、大村益次郎、大鳥圭介、佐野常民、福沢諭吉ら、近代日本の夜明けに偉大な足跡を残した人たちを育てた、大きな功績があります。洪庵が、松下村塾をひらいた吉田松陰とならび称されるのはそのためで……。

2005年  無認可保育園に活路を求めて
幼稚園がだめなら保育園に販路を求めようと、まず公立の保育園のいくつかに当たってみた。幼稚園とちがって、保育園の保母さんの何人かは興味を示してくれて、個人的に予約をくれる人が少しずつ現れたが、公立保育園では原則として園児にあっせんすることは禁止されているという。そのため、大量予約というわけにはいかない。そんなある日、定員が8人という無認可保育園へ飛びこんだ……。

● 今日(6月9日)の主なできごと

1488年 加賀の一向一揆……加賀(北陸地方)の一向宗(浄土真宗)の門徒が、対立していた守護の富樫政親を攻めて自刃させ、以後90年にわたって一向宗徒が加賀を支配。

1993年 皇太子徳仁親王のご成婚……この日、皇太子徳仁親王が元外務省職員の小和田雅子さんと結婚。雅子妃は、ハーバード大と東大を卒業したエリート外交官で、美智子妃、紀子妃につづき民間から3人目の皇室入りとなった。

2002年 サッカーワールドカップで初勝利……この日、サッカーワールドカップ日韓大会第1リーグで、日本代表が対ロシア戦に勝ち、ワールドカップで初勝利した。14日の対チェニジア戦にも勝利。第1次リーグをトップ通過して初の決勝トーナメントに進み、ベスト16位の成績をおさめた。


● 今日の主な記念日・恒例日

ロック(音楽)の日/ロック(鍵)の日……六(ろく)九(く)で「ロック」の語呂合せから、ロックンロールを愛する人によって制定され、同様に日本ロックセキュリティ協同組合が、2001年にわが家のカギを見直す日とした。


● 今日生まれた人

1671年 ピョートル大帝……ロシアの皇帝。ヨーロッパ列強の仲間入りをし、バルト海交易ルートを確保したことで「大帝」と呼ばれる。

1767年 滝沢馬琴……江戸時代中期の読本・合巻作家。代表作『南総里見八犬伝』『椿説弓張月』など。

1781年 スチーブンソン……イギリスの技術者。蒸気機関車の実用化に成功。

1824年 本木昌造……江戸時代後期の通詞・教育者。日本の活版印刷業の祖。

1866年 二宮忠八……明治・大正・昭和期の発明家。日本の飛行機開発の先駆者。

1886年 山田耕筰……大正・昭和期の作曲家。『からたちの花』『赤とんぼ』『この道』など唱歌の作曲をはじめ、世界的な交響楽団を指揮。


● 今日亡くなった人

68年 ネロ……古代ローマ第5代皇帝。

1441年 ファン・アイク……フランドル(ベルギー)の画家。代表作『アンノルフィー二夫妻の肖像』『赤いターバンの男』など。

1870年 ディッケンズ……イギリスの国民的作家。代表作『オリバー・ツイスト』『クリスマスキャロル』『二都物語』 など。

1923年 有島武郎……大正期の小説家・評論家。代表作『一房の葡萄』『カインの末裔』『或る女』(小説)『惜みなく愛は奪ふ』(評論)など。

1961年 知里真志保……昭和期のアイヌ語学者。『分類アイヌ語辞典』『地名アイヌ語小辞典』などを著し、「アイヌ学」の基礎を築く。

1977年 小西得郎……昭和期の野球監督・解説者。ラジオ・テレビ野球中継実況放送でのユニークな解説に人気。

1985年 川口松太郎……昭和期の小説家・劇作家・演出家。代表作『明治一代女』『愛染かつら』など。

2004年 滝口康彦……昭和・平成期の作家。代表作『異聞浪人記』『拝領妻始末』(それぞれ「切腹」、「上意討ち 拝領妻始末」として映画化) など。

2005年 塚本邦雄……昭和・平成期の歌人・詩人・評論家。寺山修司、岡井隆とともに「前衛短歌の三雄」と称される。

2011年 川上とも子……平成期の声優。テレビアニメ『少女革命ウテナ』『遙かなる時空の中で』などで活躍。


● 過去のマイブログ「6月9日」のテーマ

2015年 「暴君?」 ネロ
ローマに大火を放ち、キリスト教を迫害した暴君として知られる古代ローマ帝国第5代皇帝ネロが、68年に亡くなった日です。37年、第4代ローマ皇帝クラウディウスと、2度目の妃アグリッピナの子として生まれたネロは、54年に母が夫を殺害したことで、ネロは16歳で第5代皇帝に即位しました。ネロの治世がはじまった5年間は、家庭教師でもあった哲学者セネカや近衛長官のブルスの補佐を受け、名君の誉れ高いものでした……。

2014年 「油彩画の創始者」 ファン・アイク
『アンノルフィー二夫妻の肖像』『赤いターバンの男』などを描いたフランドル(ベルギー)の画家ファン・アイクが、1441年に亡くなったとされる日です。イタリアに興ったルネサンスは、アルプスを越え、ドイツやネーデルランド地方(現在のオランダ・ベルギー・ルクセンブルクなど)にもひろがっていきました。その波は「北方ルネサンス」とよばれ、デューラーやブリューゲルらを輩出して独自のスタイルを創りあげていきましたが……。

2011年 『南総里見八犬伝』 の滝沢馬琴
江戸時代後期の読本作者で、『南総里見八犬伝』や『椿説弓張月』を著わした滝沢馬琴(たきざわ ばきん)が、1767年に生まれた日です。江戸・深川の旗本の家臣の家に生まれた馬琴は、幼いときから絵草紙などの文芸に親しみ、7歳で俳句をよんだほどでした。しかし、9歳の時に父が亡くなり、10歳で家督を継ぐも生活は苦しく、14歳で主家を逃げ出しました……。

2010年  加賀の一向一揆
北陸地方の一向宗(浄土真宗)を信じる農民や武士たちが、対立していた守護の富樫政親を攻めて、1488年に自刃させた日です。これ以後90年間にわたって、一向宗徒は加賀(今の石川県)を支配しました。仏教の言葉で、阿弥陀の力を借りることを「他力」といい、阿弥陀が過去の世ですべての生きものを救うためにたてた誓願を「本願」といいます。この「他力本願」をもとに「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と念仏をとなえ、阿弥陀にすがれば、次の世には極楽浄土に生まれることができる……。

2009年  日本近代音楽の父・山田耕筰
日本語の美しい言葉を活かしたメロディで『からたちの花』『赤とんぼ』『この道』など多くの作品を残し、世界的に著名な交響楽団を指揮するなど、国際的にも活躍した音楽家・山田耕筰(やまだ こうさく)が、1886年に生まれた日です。「からたちの花が咲いたよ、白い、白い、花が咲いたよ」━━この 北原白秋 の詩『からたちの花』の作曲者として知られる山田耕筰は、明治時代のなかごろ、東京で生まれました。父も母も、キリスト教を信仰するクリスチャンでした……。

2008年  ヒューマニズム作家・ディケンズ
『オリバー・ツイスト』『クリスマスキャロル』『二都物語』などを著し、イギリス人には朝のベーコンと卵のように、欠かすこと出来ない作家とさえいわれるディケンズが、1870年に亡くなった日です。18世紀から19世紀にかけて、イギリスを中心に産業革命がおこりました。これまでの手工業から、水力や動力を用いて大量に物を生産する工業制機械工業がとり入れられたことによって、社会構造も大変革がおこりました。機械の発達は、労働者の中から大量の失業者を生み出しました……。

2005年  幼稚園ルートへの挑戦
「せかいの童話シリーズ」の販売先として、多くの人が考えることは、幼稚園へ売りこむということだった。当然、私もそう考えて行動をおこした。園に顔のきく知り合いに紹介をもらい、朝から夜遅くまで営業活動に専心した。全巻予約申込書を用意し、園を通じて園児のいる家庭へ配布してもらえないかと頼みこむのだ。やがて紹介された園も底を尽き、片端から飛び込んでいったが、残念ながら成果はほとんど得られない……。

● 今日(6月8日)の主なできごと

1878年 第一国立銀行釜山支店開業……この日、日本の銀行で初の海外店となる第一国立銀行釜山支店開業。日韓併合前の朝鮮半島への経済的支配がねらいだった。

1947年 日教組結成……奈良県橿原市で日本教職員組合(日教組)の結成大会が開かれた。戦後教育の民主化、教育活動の自由、教育者の社会的・経済的・政治的地位の向上をめざすとし、教師は、これまでの「聖職者」から「教育労働者」へと大きく転換するキッカケとなった。

1962年 奥只見水力発電所完成……新潟と福島の県境に只見川をせきとめた奥只見ダムが完成し、水力発電所が完工した。発電量36万kwhで、当時は東洋一の地下式発電所であるとともに、ダムによってできた奥只見湖も人工湖としては東洋一だった。


● 今日の主な記念日・恒例日

世界海洋デー……1992年のこの日、リオデジャネイロで開かれた地球サミットで、カナダ代表が提案。以来「世界海洋デー」として非公式に実施されていたが、2009年から国連の記念日となった。

学校の安全確保・安全管理の日……2001年のこの日、池田市の小学校で児童殺傷事件が起きたことで、大阪府教育委員会が2002年に制定。

大鳴門橋開通記念日……1985年のこの日、鳴門海峡をまたいで四国と淡路島をつなぐ1629mのつり橋「大鳴門橋」が開通したことを記念。


● 今日生まれた人

1625年 カッシーニ……イタリアの天文学者。土星の4つの衛星を発見。

1810年 シューマン……ドイツの作曲家。代表作『謝肉祭』『子どもの情景』 など。

1867年 ライト……アメリカの建築家。帝国ホテルの設計など。

1877年 窪田空穂……明治・大正・昭和期の歌人・国文学者・教育者。

1885年 土岐善麿……明治・大正・昭和期の歌人・随筆家・国文学者。

1888年 千家元麿……大正・昭和期の詩人。

1899年 丸山薫……昭和期の詩人。

1901年 岩田専太郎……大正・昭和期の挿絵画家。

1916年 クリック……イギリスの生物物理学者。DNAの二重らせん構造を解明。


● 今日亡くなった人

632年 ムハンマド……キリスト教、仏教とともに世界3大宗教のひとつとされるイスラームの預言者。

1845年 ジャクソン……アメリカの第7代大統領。

1876年 ジョルジュ・サンド……フランスの女流作家。代表作『魔の沼』 『愛の妖精』 など。

1956年 マリー・ローランサン……フランスの女流画家・彫刻家。

1963年 富本憲吉……昭和期の陶芸家。人間国宝。『窯辺雑記』『陶器 随筆集』などを著す。

1983年 羽仁五郎……昭和期の歴史家・評論家・教育家。代表著作『明治維新史研究』『都市の論理』など。

1990年 赤羽末吉……昭和・平成期の絵本画家。代表作『スーホの白い馬』『かさじぞう』など。

1999年 内藤国夫……昭和・平成期のジャーナリスト。代表作『公明党の素顔』『会社を頼るな信じるな』『男の渡る橋 エリートたちの栄光と挫折』など。


● 過去のマイブログ「6月8日」のテーマ

2015年  ジャクソン民主主義
これまでの貴族的だったホワイトハウスの政治を、庶民的なものに変えた第7代アメリカ合衆国大統領ジャクソンが、1845年に亡くなった日です。1767年、当時イギリスの植民地だったサウス・カロライナとノース・カロライナ境界のワックスホーに、農民の子として生まれたアンドリュー・ジャクソンは、生まれる前に父を失い、13歳で母を亡くして孤児となりました……。

2012年 「おもしろ古典落語」72回目 『狂歌会(きょうかかい)』
めずらしい落語の一席を申し上げます。太閤秀吉が大坂城にいるときのお話で、雨がしとしと降って、庭に出ることもできません。「あー、これ、だれかあるか?」の声に、ご前にまかり出ましたのは、細川幽齋(ゆうさい)、この人は武将でもありますが和歌の名人で、頭を丸めております。「おお、幽斎か、よく降るのう。余はたいくつじゃ、なんぞ、たいくつをまぎらわす遊びはないか」「歌比べなどはいかがでしょう……。

2011年 「おもしろ古典落語」25回目 『だくだく』
ある新米の泥棒が、仕事場を物色しながら歩いていると、明かりがぼんやりついていて、戸が半分開きかかった家があります。「こんばんは…、ごめんくださぁーい、お留守ですか? しめしめ、誰もいないようだな。どうせ、こんな裏長屋のことだから、たいした仕事にはなるめぇが、今夜はおれにとっての開業式だ、縁起もんだから、金だらいのひとつもとりゃいいや。……こんばんは、ほんとにお留守ですか? どっかに隠れてて、いきなり『ばぁー』なんて脅かしちゃいやですよ……。

2010年  成層圏の発見
フランスの気象学者ティスランが1902年、大気の層は性質の異なる2つの層 (対流圏と成層圏) に分かれていると発表した日です。ティスラン・ド・ボールは、1855年パリに生まれた気象研究者で、1892年から1896年までは、フランス政府機関「気象管理センター」の所長をつとめました。退職後に、パリ近郊の自宅のそばに気象観測所をこしら、風船のような気球に温度計を取りつけては飛ばし、上空の気象状態を観測するというやりかたを、執ようなまでに取り組みました……。

2009年  イスラム教の開祖・ムハンマド
キリスト教、仏教とともに世界3大宗教のひとつとされるイスラム教(イスラーム)の開祖ムハンマド(マホメット)が、632年に亡くなった日です。ムハンマドは、マホメットと呼ばれていましたが、最近では標準アラビア語の発音に近い「ムハンマド」と表記される傾向があるようです。イスラム教は、ユダヤ教やキリスト教と同じように、唯一神教で、偶像崇拝を徹底的に排除し、神への奉仕を重んじて信徒同士の一体感を重んじるところに大きな特色があります……。

2007年  ノイシュバンシュタインは「新白鳥城」
ヨーロッパへでかけたり歴史や文化にふれたりしていくと、英語以外に、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語の5ヶ国語に出会う機会が多くなります。先月はドイツにでかけて印象に残ったのが、世界的に有名な城でディズニー映画「白雪姫」の城のモデルともなった「ノイシュバンシュタイン」。はじめは何とも覚えにくい名前だと思いましたが、英語読みではノイが New、シュバンが Swan、シュタインが Castle、つまり「新白鳥城」という意味なのだそうです……。

2005年  文庫判絵本4冊セットの売りかた
「いずみ書房」に入社した人たちへの社員研修のスタートは、私がやることにしている。会社の出版理念を、最初の段階でしっかり知ってもらいたいためである。出版流通のしくみや、当社が取次店→書店という一般的な流通に頼らない独自の歩みをしてきた理由など、基本的なことを講習した後、「いずみ書房」創業のころの話をする……。

● 今日(6月7日)の主なできごと

1863年 奇兵隊の結成……長州(山口県)藩士の高杉晋作は、農民、町民などによる「奇兵隊」という軍隊を結成した。奇兵隊は後に、長州藩による討幕運動の中心となった。

1955年 「ガット」に加盟……日本はこの日、事実上の国際組織である「関税および貿易に関する一般協定」(GATT・ガット)に加盟した。


● 今日の主な記念日・恒例日

母親大会記念日……1955年のこの日から3日間、東京・豊島公会堂で「生命を生みだす母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」のスローガンのもとに、第1回母親大会が開催されたことを記念して制定。


● 今日生まれた人

1815年 梅田雲浜……幕末の尊攘派志士。

1825年 ボアソナード……フランスの法学者。日本の刑法・民法を起草。

1832年 金原明善……明治期の治水工事・植林家。

1848年 ゴーガン……フランスの画家。代表作『かぐわしき大地』『イヤ・オラナ・マリア』など。


● 今日亡くなった人

760年 光明皇后……奈良時代の皇族。聖武天皇の皇后。「悲田院」「施薬院」を設置。

1616年 本多正信……安土桃山・江戸時代初期の武将。徳川家康の重臣。

1905年 岸田吟香……明治期のジャーナリスト・実業家。

1945年 西田幾多郎……明治・大正・昭和期の哲学者・教育者。代表著作『善の研究』など。

1964年 高群逸枝……大正・昭和期の女性史研究家・評論家。

1966年 安倍能成……明治・大正・昭和期の教育者・評論家・哲学者。

1970年 フォースター……イギリスの作家。代表作『モーリス』『眺めのいい部屋』『ハワーズ・エンド』『インドへの道』など。

1980年 ヘンリー・ミラー……アメリカの小説家。代表作『北回帰線』『南回帰線』など。

2004年 コロムビア・トップ……昭和・平成期の漫才師・政治家。

2018年 日高六郎……昭和・平成期の社会学者。代表作『現代イデオロギー』『日本人の思想と意識』『私の平和論 戦前から戦後へ』など。


● 過去のマイブログ「6月7日」のテーマ

2013年 「おもしろ古典落語」120回目 『館林(たてばやし)』
江戸時代も後半になりますと、町人でも職人でも、武芸の好きな連中は町道場に通いました。こういう道場には、自分は腕がたつとうぬぼれているのがいまして、町人の半さんもそんな一人です。「先生、こんちは。きょうは先生に、相談があってまいりました」「おう、半さんか、あらたまって相談とは、なんだい」「ほかでもありませんが、剣術というのは、武者修行をして、他流試合をしないと、腕があがらないと聞いておりますが、ほんとうでしょうか……。

2012年  新聞の生みの親・岸田吟香
明治時代に活躍した新聞記者の岸田吟香(きしだ ぎんこう)が、1905年に亡くなった日です。岸田は、目薬「精錡水」(せいきすい)を販売するなど、薬業界の中心人物としても知られています。1833年、美作国(今の岡山県美咲町)に酒造を兼ねた農家の子として生れた岸田は、幼少年時代に郷里や津山で漢学を学び、1850年に江戸に出て、津山藩の塾や幕府の儒者林図書頭に入門して漢学を深めました……。

2011年 「日本近代法の父」 ボアソナード
明治初期に来日したお雇い外国人の一人で、日本の国内法の整備に大きな貢献をしたフランス人のボアソナードが、1825年に生まれた日です。明治新政府の最大の課題は日本の近代化でした。そのためには、できるかぎり早く欧米の先進技術や学問、制度を取り入れなくてはなりません。法律もそのひとつで……。

2010年  天竜川と金原明善
毎年のように洪水に悩まされ「鉄砲川」と恐れられていた天竜川の治水工事と植林に生涯をかけた金原明善(きんばら めいぜん)が、1832年に生まれた日です。天竜川は、長野県の諏訪湖を水源に、木曽山脈と赤石山脈の間をほぼ真南に下って流れ、静岡県の遠州灘にそそぐ、急流で有名な川です。現在の浜松市の地主の家に生まれた金原明善は、幼い頃から天竜川の洪水に悩まされてきました……。

2007年 「中央アメリカ」について
25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」(38巻) 第28巻「中央アメリカ」 の巻末解説の改訂版を記します。中南米のことを世界の人びとは、ラテン・アメリカとよんでいます。この土地が、スペイン人やポルトガル人などのラテン民族によって開拓され、いまも、人びとの生活のなかに、ラテン民族の風俗習慣や文化が受けつがれているからです……。

2006年  フランス大周遊10日間の旅
去る5月14日から23日まで、阪急交通社主催による「フランス大周遊10日間の旅」に、兄猛夫夫妻といっしょに参加。会社の仕事から解放された、まったくの個人的な旅行だった……。

2005年  デジタルカタログがホームページに新登場!
「いずみ書房」のホームページに「デジタルカタログ」という新兵器が登場しました。「いずみ通販カタログ」2005年夏号を、紙のカタログを1ページ1ページめくるように、前からも後ろからも次のページが現れるという優れものです……。

● 今日(6月6日)の主なできごと

1281年 弘安の役……モンゴル(中国・元)の皇帝フビライの軍は、文永の役から7年後のこの日、再び大軍を率いて北九州の志賀島に上陸。苦戦していた日本軍だったが、折からの暴風雨により元軍は総崩れとなって7月初めに退散した。日本を救ったこの暴風雨は「神風」といわれるが、鎌倉幕府は手柄のあった者に恩賞を与えることができず、衰退を速めることになった。

1944年 ノルマンディ上陸作戦……第2次世界大戦中のこの日、ドイツが占領していた北フランスの海岸ノルマンディに、17万6千人の連合国軍が上陸に成功、これがきっかけになってフランス各地のドイツ軍を打ち破り、8月25日パリ解放に成功した。

1965年 日本サッカーリーグ……実業団8チームにより日本サッカーリーグが発足。日本アマチュアスポーツ初の全国リーグで、発足当時は、ヤンマーディーゼル(今のセレッソ大阪)、東洋工業(今のサンフレッチェ広島)が中心的存在だった。


● 今日の主な記念日・恒例日

楽器の日/おけいこの日……昔から、芸事は6歳の6月6日から始めると上達するといわれていることから、全国楽器協会が1970年に制定。同様の理由から、「いけばなの日」「邦楽の日」にも制定されている。

その他の記念日……飲み水の日・コックさんの日・かえるの日・ロールケーキの日・恐怖の日・ヨーヨーの日・補聴器の日・ワイパーの日など。


● 今日生まれた人

1599年 ベラスケス……スペインの画家。代表作『ラス・メニーナス(官女たち)』『鏡のビーナス』『青い服のマルガリータ』など。スペイン絵画の黄金時代を築いた巨匠。

1850年 ブラウン……ドイツの物理学者。ブラウン管を発明。

1870年 巖谷小波……明治・大正期の小説家。児童文学者。

1875年 トーマス・マン……ドイツの小説家・評論家。代表作『ブッデンブローク家の人々』『魔の山』『ヴェニスに死す』など。

1885年 川端龍子……大正・昭和期の日本画家。『潮騒』『鳴門』など、けたはずれの大画面に特徴。

1901年 スカルノ……インドネシア初代大統領。「建国の父」

1903年 ハチャトリアン……ソ連の作曲家。代表作『剣の舞』など。

1912年 新田次郎……昭和期の小説家。代表作『強力伝』『八甲田山死の彷徨』など。

1922年 ドナルド・キーン……アメリカの日本文学研究者。


● 今日亡くなった人

1832年 ベンサム……イギリスの法学者・倫理学者・経済学者。「最大多数の最大幸福」という功利主義の創始者。

1916年 袁世凱……中国の軍閥。中華民国大総統。

1948年 ルイ・リュミエール……フランスの映画機械シネマトグラフ発明者。リュミエール兄弟の弟。

1961年 ユング……スイスの心理学者・精神分析学者。

1987年 森茉莉……昭和期の作家・随筆家。森鷗外の長女。代表作『父の帽子』『恋人たちの森』『甘い蜜の部屋』など。

2008年 氷室冴子……昭和・平成期の青春小説作家。代表作『なんて素敵にジャパネスク シリーズ』『海がきこえる』など。

2008年 野田昌宏……昭和・平成期のSF作家・翻訳家。代表作『レモン月夜の宇宙船』『銀河乞食軍団シリーズ』など。

2013年 なだいなだ……昭和・平成期の精神科医・小説家・エッセイスト・評論家。代表作『娘の学校』など。


● 過去のマイブログ「6月6日」のテーマ

2014年 「映画の父」 リュミエール兄弟
映画の撮影機と映写機を兼ねた「シネマトグラフ」を開発し、世界初の実写映画を公開したフランスの発明家で製作者・リュミエール兄弟の弟ルイが、1948年に亡くなった日です。1864年、フランス東部のブザンソンに写真館の子として生まれたルイ・リュミエールは、1881年に父の仕事を手伝いはじめ、やがて感光剤やガラス乾板の研究・改良を行うようになりました……。

2013年  [おもしろ民話集 87] 鳥のみじいさん
むかし、あるところに、やさしいおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは働き者で、きょうも朝早くからくわをかついで、山の畑をたがやしておりました。すると、一羽の小鳥がやってきて、くわの柄にとまって、「あやチュウチュウ、こやチュウチュウ、にしきサラサラ、ごようの宝、もってまいろか、パラリンピー」と、鳴きだしました……。

2012年  分析心理学のユング
スイスの精神科医・心理学者で、深層心理について研究し、分析心理学の理論を創始したユングが、1961年に亡くなった日です。1875年、ツールガウ州ボーデン湖畔ケスウィルのプロテスタント牧師の家に生まれたカール・グスタフ・ユングは、少年の頃から自己の内面に深い注意を向けるようになるうち、形式的な信仰に疑問を感じるようになりました……。

2011年 『剣の舞』 のハチャトリアン
プロコフィエフ、ショスタコビッチと並び、ソ連における作曲家3大巨匠の一人として活躍したハチャトリアンが、1903年に生まれた日です。現・グルジア共和国の首都トリビシに、アルメニア人製本工の家に生まれたアラム・ハチャトリアンは、コーカサスやアルメニア地方に古くから伝わる民族的色彩の強い音楽に親しみながら育ちました。1921年に音楽家を志してモスクワに向かう途中の演奏会で、音楽の能力が認められ……。

2007年  しつけ糸は子ども自身にとらせる
「ちゃんとしつけたはずなのに」 「しつけだけはきびしくしたつもりなのに」……わが子が思いがけないことをしでかしてしまった親の口から、よくこんな言葉を聞かされます。しかし、よく聞いてみると、しつけのはきちがえが少なくないようです。しつけという言葉は 「着物を縫うとき縫い目がくるわないように、仮に、糸であらく縫っておく」 という 「しつけ」 から生まれたもの……。

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