児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ

30歳で独立、31歳で出版社(いずみ書房)を創業。 取次店⇒書店という既成の流通に頼ることなく独自の販売手法を確立。 ユニークな編集ノウハウと教育理念を、そして今を綴る。

2018年05月


● 今日(5月21日)の主なできごと

1575年 長篠の戦い……甲斐の武田勝頼と、織田信長・徳川家康軍との間で、三河の長篠城をめぐる戦いがあった。この「長篠の戦い」で武田軍は、信長・家康の連合軍に完膚なきまでにやられてしまい、多くの勇将を失った。

1927年 大西洋無着陸横断飛行……アメリカの飛行家リンドバーグは、前日ニューヨークを飛び立ち、この日の夜パリに到着した。飛行距離は約5800km、飛行時間33時間30分、世界初の大西洋無着陸単独飛行だった。リンドバーグは、1931年には北太平洋を横断して日本にも到達し、大歓迎を受けた。


● 今日の主な記念日・恒例日

小学校開校の日……1869年のこの日、京都市に日本初の小学校「上京第二十七番組小学校」が開校したことにちなむ記念日。この学校は、住民が自分達で資金を調達して建設したものだった。

リンドバーグ翼の日……リンドバーグがパリに到着する前に、「翼よ、あれがパリの灯だ」という有名な言葉とともにパリのル・ブールジェ空港に到着したことから制定された。

探偵の日……1891年のこの日、日本で初めて探偵の広告が新聞に掲載されたことから、探偵協会が制定。


● 今日生まれた人

1471年 デューラー……ドイツの画家・版画家・彫刻家。「北方ルネサンス絵画」の完成者。代表作『野うさぎ』『自画像』『メランコリア』など。

1804年 グリンカ……ロシアの作曲家。「近代ロシア音楽」の祖。代表作『ルスランとリュドミラ』『皇帝に捧げた命』など。

1844年 アンリ・ルソー……フランスの画家。代表作『私自身:肖像=風景』『眠るジプシー女』『戦争』『ジュニエ爺さんの二輪馬車』など。

1921年 サハロフ……ソ連の原子物理学者。「ソ連の水爆の父」といわれるも、人権活動家として核実験禁止を叫ぶ。


● 今日亡くなった人

1815年 鳥居清長……江戸時代中・後期の浮世絵師。写楽・北斎・広重と並び六大浮世絵師の一人。『美南見十二候』シリーズなど八頭身の美人画に特長。

1895年 スッペ(ズッペ) ……オーストリアの作曲家。代表作『スペードの女王』『ボッカチオ』『軽騎兵』『詩人と農夫』などのオペレッタ。

1925年 上野英三郎……明治・大正期の農学者。「忠犬ハチ公」の飼い主。

1928年 野口英世……明治・大正・昭和期の細菌学者。黄熱病・梅毒・狂犬病・蛇毒等の研究で知られ、アフリカで黄熱病の研究中に感染し死亡。

1935年 ジェーン・アダムズ……アメリカの女性社会事業家・平和運動家。「ソーシャルワーク」の先駆者。

1952年 田中館愛橘……明治・大正・昭和期の地球物理学者・ローマ字国字論者。

1973年 松本清……昭和期の実業家。ドラッグストアチェーン「マツモトキヨシ」創業。松戸市長時代に「すぐやる課」設立。

1990年 藤山寛美……昭和期の喜劇俳優。「松竹新喜劇」の大スター。

2006年 寺村輝夫……昭和・平成期の児童文学作家。代表作『おしゃべりなたまごやき』『ぼくは王さま』『おおきなちいさいぞう』など。


● 過去のマイブログ「5月21日」のテーマ

2014年 「セツルメントの先駆」 ジェーン・アダムズ
「ハルハウス」を設立して世界最大規模のセツルメントに発展させ、生涯を貧しい人たちに捧げたアメリカの女性社会事業家ジェーン・アダムズが、1935年に亡くなった日です。1860年、イリノイ州シダービルに豊かな事業家の子として生まれたジェーン・アダムズは、幼いころに母親を亡くし、病弱だったことから家族の愛情を一身に集め、心優しい少女に成長しました……。

2013年 「ドイツ・ルネッサンス絵画」 とデューラー
北方ルネサンス絵画の完成者、ドイツ美術史上もっとも偉大な芸術家と高く評価されるデューラーが、1471年に生まれた日です。金銀細工師の子として、ニュールンベルクに生まれたアルブレヒト・デューラーは、幼いころから父に金工の技術を学び、15歳のとき最先端をゆく芸術家ボルゲムートに弟子入りし、絵だけでなく銀筆素描による版画の技術を身につけました……。

2012年  地球物理学の草分け・田中館愛橘
明治・大正・昭和期に活躍した地球物理学者の田中館愛橘(たなかだて あいきつ)が、1952年に亡くなった日です。1856年、陸奥国(現・岩手県二戸市)の南部藩士の家に生まれた田中館は、南部藩の藩校で学んだ後に、一家で東京へ移住しました。慶応義塾を中退し、東京外国語学校を経て、1878年に、前年発足したばかりの東大理学部に入学……。

2010年  日本書紀
歴史書 『日本書紀』 が、天武天皇の皇子である舎人親王が中心となって、720年に編さんされた日です。『古事記』 は712年に完成した歴史書で、歴代の天皇とそのエピソードが中心だったのに対し、『日本書紀』 は 『古事記』 をまとめた太安万侶ら数人の学者が協力した本格的なもので、資料として、古くから伝わる説話のほか寺院の縁起、諸家の記録、中国・朝鮮の史料などを広く用い、神代から持統天皇までを漢文の編年体で記し、巻数も古事記の10倍……。

2009年  長篠の戦い
今日は、甲斐の武田勝頼と、織田信長・徳川家康軍との間で、三河の長篠城をめぐる戦いが、1575年にあった日です。この戦いの2年ほど前、武田家の家臣だった奥平家は、武田信玄の死後まもなく、徳川方へ寝返りました。徳川家康は武田家から手に入れたばかりの長篠城を奥平貞昌に配したため、1575年4月、武田勝頼は1万5000人の大軍を率いて長篠城を包囲しました……。

2008年  世界的な細菌学者・野口英世
黄熱病・梅毒・狂犬病・蛇毒などの細菌の研究に、大きな成果をあげた野口英世が、1928年に亡くなった日です。恐ろしい細菌が身体に入ると、多くの人は病気になったり、死んだりします。でも、その細菌がどんなものかがわからないと、菌を殺す薬をこしらえたり、殺す方法がわかりません。そんな恐ろしい細菌の研究に生涯……。


● 今日(5月20日)の主なできごと

1498年 バスコ・ダ・ガマ新航路発見……ポルトガル国王にインド航路を開拓するよう求められていたバスコ・ダ・ガマは、アフリカ南端の喜望峰を経て、インドのカリカットに到達した。リスボンを出発からおよそ10か月だった。この航路発見により、ヨーロッパとアジアは船で行き来できるようになり、ポルトガルはアジアへ植民地を広げていった。

1941年 東京港開港……この日、東京湾の芝浦・竹芝の両埠頭が完成し、外国貿易港として開港。それまでの東京の貿易は横浜港にたよっていたものが、これにより大型船が入港できるようになった。、

1978年 新東京国際空港(今の成田国際空港)開港……地元の意向を無視した決定に対し、「成田闘争」という激しい反対運動が展開されたことで開港が遅れ、1966年7月に千葉県三里塚に空港建設が閣議決定されてから12年後の開港だった。


● 今日の主な記念日・恒例日

世界計量記念日……1875年のこの日、度量衡の国際的な統一の目的とし、パリで「メートル条約」が欧米17か国間で締結された。この条約締結を記念し、締結125周年の2000年から実施。


● 今日生まれた人

1799年 バルザック……フランスの小説家。『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』『従妹ベット』など、90数編の小説群を「人間喜劇」と総称した文豪。

1806年 ミル……イギリスの経済学者・哲学者。代表著作『自由論』など。

1886年 高村智惠子……大正・昭和期の洋画家。高村光太郎の妻で、『智恵子抄』は光太郎の第2詩集。

1904年 永井龍男……昭和期の小説家。代表作『朝霧』『青電車』『コチャバンバ行き』など。

1914年 前畑秀子……昭和期の水泳選手。ベルリンオリンピックの200m平泳ぎで女性初の金メダル。

1924年 相田みつを……昭和・平成期の詩人・書家。

1940年 王貞治……昭和・平成期の野球選手・野球監督。通算本塁打868本を記録し、巨人のV9に貢献。初の国民栄誉賞受賞。


● 今日亡くなった人

626年 蘇我馬子……飛鳥時代の政治家。蘇我氏の全盛時代を築く。

1496年 日野富子……室町幕府8代将軍足利義政の正室。

1506年 コロンブス……イタリア出身の探検家・航海者。スペインのイザベラ女王の援助を得て、ヨーロッパ人として初めてアメリカ海域へ到達。

1614年 前田利長……安土桃山・江戸時代初期の大名。初代加賀藩主。

1976年 荻原井泉水……明治・大正・昭和期の俳人。無季自由律俳句を提唱。


● 過去のマイブログ「5月20日」のテーマ

2015年 「室町幕府を主導した」 日野富子
室町幕府8代将軍足利義政の正室で、「応仁の乱」の原因を作った日野富子(ひの とみこ)が、1496年に亡くなった日です。1440年、山城国(京都府)に朝廷に仕える公家日野家の当主政光の子として生まれた富子は、1455年16歳で室町幕府8代将軍足利義政の正室となりました。日野家が将軍家と深く結びついたのは、日野業子(のりこ)が3代将軍義満の正室となって以来で、朝廷内に絶大な権勢をふるっていました……。

2014年  蘇我氏の全盛築いた馬子
飛鳥時代の政治家で、敏達(びたつ)・用明・崇峻(すしゅん)・推古の4代の天皇に仕え、54年の長期にわたって権勢をふるった蘇我馬子(そがの うまこ)が、626年に亡くなった日です。大和朝廷の最高位である大臣(おおおみ)だった豪族・蘇我稲目の子として生まれた蘇我馬子ですが、成年になるまでの詳細は不明です。敏達天皇が572年に即位したとき、父の後を受けて大臣となり、以前から対立関係にあった大連(おおむらじ)の物部(もののべ)守屋とともに国政に参加……。

2013年 「自由律俳句」 の荻原井泉水
新傾向俳句雑誌「層雲」を主宰し、尾崎放哉、種田山頭火ら自由律俳人を育てた荻原井泉水(おぎわら せいせんすい)が、1976年に亡くなった日です。1884年東京・芝神明町にあった雑貨商の子として生まれ荻原井泉水(本名・幾太郎のちに藤吉)は、麻布中学時代から俳句を作りはじめ、雑誌に投稿するようになりました。第一高等学校(現・東大教養学部)のころは正岡子規を慕って……。

2011年 「おもしろ古典落語」22回目 『あたま山(やま)』
しみったれのけちべえさん。サクランボを食べていて、種をすてるのがもったいないので、いっしょに飲みこみました。この種が腹の中の暖かみで芽を出し、これがだんだん育っていきました。そして、ついに頭を突き抜けて、りっぱな木の幹になって枝を広げ、春になると、みごとな桜の花が咲きはじめました……。

2009年  新大陸を発見したコロンブス
スペインのイザベラ女王の援助を得て、最初にアメリカ海域へ到達したイタリア出身の探検家・航海者のコロンブスが、1506年に亡くなった日です。コロンブスは、1446年にイタリアのジェノバに生まれたといわれていますが、1451年説などもあって、はっきりわかっていません。父親は、毛織物業者だったため、コロンブスは家業を手伝いながら船乗りになり……。

2008年  近代写実主義文学の創始者・バルザック
自らの小説を 「人間喜劇」 と名づけたフランスの小説家バルザックが、1799年に生まれた日です。「ナポレオンは、ヨーロッパを剣でひとつにしようとした。わたしは、ペンで、同じことをやってみせる」このように語っていたというバルザックは、いつも、ま夜中から仕事を始めました。パリの人びとが寝しずまったころ、ベッドからぬけだして机に向かいます……。


● 今日(5月19日)の主なできごと

1560年 桶狭間の戦い……東海地方を支配していた今川義元は、天下を取ろうと京都へのぼる途中、織田信長の領地尾張国に入った。知らせを聞いた信長は、2千人の軍勢を率いると暴風雨の中、桶狭間(今の愛知県豊明市)の田楽狭間で休憩していた2万5千の今川軍を奇襲、今川義元を討ち取った。この戦いに敗れた今川氏は、いっきに没落。勝利した信長は、この戦いをきっかけに天下統一をめざすことになった。

1960年 新安保条約単独可決……衆議院安保特別委員会で、岸信介首相率いる自民党は質疑打ち切りを強行。条約採決のための衆議院本会議開会を、社会党が坐込みで阻止を図るものの議長が警官隊500人を導入して排除し、この日の深夜、新安保条約は、自民党反支流派議員も欠席する中、自民党の単独強行採決により可決され、参議院に送られた。条約は、参議院の決議がなくとも、1か月後に自然成立するため、翌朝の新聞全紙は、「暴挙、議会制民主主義の危機」と問題化し、総評は岸内閣を「ファッショ」と断定、全学連や学生、一般市民までいっしょになって、未曾有のデモ隊が国会議事堂を取り囲み、戦場さながらにした安保騒動が1か月にわたって続いた。

1983年 『楢山節考』カンヌ映画祭グランプリ……この日、今村昌平監督の『楢山節考』(深沢七郎の同名小説原作)が第36回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(グランプリ)を受賞。日本にふるくから伝わる「うば捨て」の風習を描いた人間ドラマで、その巧みな心理描写が評価された。


● 今日の主な記念日・恒例日

ボクシングの日……1952年のこの日、白井義男が世界フライ級チャンピオンのダド・マリノ(アメリカ)に判定勝ちし、日本初のボクシングチャンピオンになったことから、日本プロボクシング協会が制定。


● 今日生まれた人

1762年 フィヒテ……ドイツの哲学者。ナポレオン占領下の講演『ドイツ国民へ告ぐ』が有名。

1860年 三宅雪嶺……明治・大正・昭和期の評論家・哲学者。

1870年 西田幾多郎……明治・大正・昭和期の哲学者。代表作『善の研究』など。哲学体系は「西田哲学」と呼ばれた。京都学派を創始。

1877年 薄田泣菫……明治・大正期の詩人・随筆家。代表作『暮笛集』『白羊宮』など。

1892年 ホー・チ・ミン……北ベトナムの政治家・革命家。初代ベトナム民主共和国主席。


● 今日亡くなった人

1560年 今川義元……戦国時代の東海地方を支配する大名。桶狭間の戦いで織田信長に討ち取られる。

1599年 長宗我部元親……戦国時代から安土桃山時代にかけての土佐国戦国大名。

1645年 宮本武蔵……江戸時代初期の剣豪・書家。

1725年 新井白石……江戸時代中期の儒学者。徳川6代将軍家宣に仕え、優れた文治政治を行なう。代表作『折焚く柴の記』『西洋紀聞』 など。

1825年 サン・シモン……フランスの社会思想家・経済学者。

1935年 ロレンス……イギリス軍人・考古学者。オスマントルコ帝国に対するアラブ反乱を支援。

1968年 大谷米太郎……大正・昭和期の実業家。大谷重工業・ホテルニューオータニ創業。

1974年 南原繁……大正・昭和期の政治学者・評論家。

2004年 金田一春彦……昭和・平成期の言語学者。金田一京助の長男。


● 過去のマイブログ「5月19日」のテーマ

2015年  アラビアのロレンス
オスマントルコ帝国に対するアラブ反乱を支援したことで知られる、イギリス軍人・考古学者のロレンスが、1935年に亡くなった日です。1888年、北ウェールズのトレマドクに生まれたトマス・エドワード・ロレンスは、オックスフォード大学で考古学を学ぶうち中近東に関心を持ち、在学中の1909年にレバノンを訪れて1600キロもの距離を徒歩で移動しながら、十字軍の遺跡調査をしました……。

2014年 「桶狭間の戦い」と今川義元
戦国時代に駿河国・遠江国(静岡県)から三河・尾張(愛知県)にまで拡大支配するものの、織田信長に敗れた戦国大名の今川義元(いまがわ よしもと)が、1560年に戦死した日です。1519年、駿河・遠江国を支配していた今川氏親の3男として生まれた義元は、4歳で仏門に出されて臨済宗の寺に預けられましたが、1536年、兄たちの死により家督を継ぎました……。

2011年 『善の研究』の西田幾多郎
明治から昭和前期に活躍した日本を代表する哲学者・西田幾多郎(にしだ きたろう)が、1870年に生まれた日です。現在の石川県かほく市に、代々つづく庄屋の家の長男として生まれた西田は、教師をめざし師範学校に入りました。しかし病気のために退学せざるをえませんでした。さらに、師弟愛にあふれていた金沢の第四高等学校に入学しましたが規則づくめの校則に変わったことに抵抗して退学……。

2010年 「正徳の治」の新井白石
徳川幕府6代将軍家宣(いえのぶ)に仕え、優れた文治政治を行なった儒学者の新井白石が、1725年に亡くなった日です。悪名高き「生類憐れみの令」を出し、犬公方というあだ名のついた5代将軍綱吉は1706年に64歳で亡くなりました。子宝に恵まれなかったため、綱吉の兄の子である綱豊が家宣と改名し、48歳で6代将軍となりました。この綱豊が甲府藩主だった30歳の頃から、家庭教師的な役割をしたのが新井白石でした……。

2009年  武芸の達人・宮本武蔵
江戸時代初期の剣豪で、書画でも優れた作品を残した宮本武蔵が、1645年に亡くなった日です。宮本武蔵は、江戸時代初めのころの剣豪です。生まれは美作国(岡山県)とも、播磨国(兵庫県)ともいわれています。父、新免無二斎は、田舎で道場を開く武芸者でした。のちに郷里宮本村の名をとって宮本と名のるようになった武蔵は、幼いときから父に剣を習い、早くも12歳のときには新当流の有馬喜兵衛と試合をして打ち負かすほどの腕になりました……。

2008年 「桶狭間の戦い」と織田信長
1560年のこの日、織田信長が、尾張の国桶狭間 (おけはざま・現在の豊明市) で、わずか2千人ほどの兵力で2万5千の軍を率いる今川義元軍を打ち破って、いちやく戦国大名の中でも、一目をおかれる存在になった日です。織田家は、信長の父のころ、ようやく尾張の国の半分をじぶんのものにしただけの弱小大名にすぎませんでした。北の美濃には斉藤道三、東の三河には松平広忠(徳川家康の父)、さらに今川義元、その北には甲斐の武田信虎(信玄の父) という力のある武将が……。


● 今日(5月18日)の主なできごと

1869年 戊辰戦争終結……明治維新で江戸城無血開城後、旧幕府軍をひきいて箱館(函館)の五稜郭を拠点に、蝦夷(えぞ)共和国を樹立した榎本武揚らが降伏し、戊辰(ぼしん)戦争が終結した。

1936年 阿部定事件……この日、東京尾久の待合で阿部定が愛人の石田吉蔵を殺害、局部を切断し逃走した事件がおきた。この事件をもとにした映画や小説は多く、特に1976年の大島渚監督『愛のコリーダ』は有名で、カンヌ国際映画祭で上映され、世界各国で公開されたことで大きな話題となった。しかし、日本では大幅修正されて上映された。(2000年にノーカット版公開)

1965年 日本人初の世界バンタム級王座……この日、2年前にフライ級世界王座を失ったファイティング原田がプロボクシング世界バンタム級チャンピオンのジョフレ(ブラジル)に勝利。これにより、原田は2階級制覇をなしとげた。

2007年 憲法の改正手続に関する法律(国民投票法)公布……日本国憲法第96条第1項は、憲法の改正のためには、「各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする」とあるものの、具体的な手続については規定がなかった。そのため、投票権者は18歳以上の日本国民、国会発議後は60~180日間ほどの期間を経た後に国民投票、国民投票は憲法改正案ごとに1人1票の投票を行うなどを法律にしたもの。


● 今日の主な記念日・恒例日

国際親善デー……1899年のこの日、ロシア皇帝ニコライ2世の提唱によりオランダのハーグで第1回平和会議が開催された。日本を含む26か国が参加し、ダムダム弾の使用禁止、国際紛争が起きた際にその処理を武力に頼らず平和的に解決することを目的とした「国際紛争平和的処理条約」や、国際仲裁裁判を行う常設仲裁裁判所の設置などが規定された。当時としては画期的な会議だったことから、この会議を記念して制定された。


● 今日生まれた人

1265年 ダンテ……イタリアの詩人・哲学者・政治家。代表作『神曲』『新生』など。ルネサンスの先駆者。

1868年 ニコライ2世……帝政ロシア最後の皇帝。第1回平和会議を提唱。

1872年 ラッセル……イギリスの哲学者・論理学者・数学者。原水爆禁止や平和運動に力をつくす。

1899年 広沢虎造 (2代目)……昭和期の浪曲師。代表作『清水次郎長伝』など。

1920年 ヨハネ・パウロ2世……ローマ教皇(264代)。多数の国を訪問し「空飛ぶ教皇」といわれる。


● 今日亡くなった人

945年 紀貫之……平安時代中期の歌人・作家。代表作『土佐日記』。三十六歌仙の1人。

1911年 マーラー……オーストリアの作曲家・指揮者。代表作『交響曲第5番嬰ハ短調』など10の交響曲。

1981年 サローヤン……アメリカの小説家。代表作『君が人生の時』『ヒューマン・コメディ(人間喜劇)』など。


● 過去のマイブログ「5月18日」のテーマ

2015年 「庶民の哀歓を描いた」 サローヤン
『君が人生の時』『ヒューマン・コメディ(人間喜劇)』など、底抜けに明るく生きる庶民の姿を自由奔放に描いたアメリカの小説家・劇作家のサローヤンが、1981年に亡くなった日です。1908年、アルメニア系移民の子としてカリフォルニア州フレズノに生まれたウイリアム・サローヤンは、1歳半のとき父を亡くしたため、4人の兄姉とともにオークランドの孤児院に入りました……。

2012年 「おもしろ古典落語」69回目 『佐々木政談(ささきせいだん)』
江戸時代の終わりころ、名奉行で知られた南町奉行・佐々木信濃守(しなのかみ)という方がいらっしゃいました。非番のときはいつも、めだたないかっこうをして、三蔵というお供をつけて町のようすを見てまいります。すると、子どもたちが「お奉行ごっこ」をやってるところに出くわしました……。

2011年  大人気の作曲家マーラー
ウィーンで活躍した作曲家、指揮者として知られるマーラーが、1911年に亡くなった日です。グスタフ・マーラーは、1860年に当時オーストリア領だった現・チェコにあるボヘミア地方カリントの酒造業を営む家に生まれました。幼い頃から音楽的能力の高かったマーラーは、1875年にウィーンに出て本格的にピアノと作曲法を学び、ウィーン大学ではブルックナーから直接指導を受け……。

2010年 『土佐日記』 の紀貫之
平安時代の中期に活躍した歌人で、三十六歌仙の1人といわれた紀貫之(きのつらゆき)が、945年に亡くなった日です。「男の書く日記というものを書いてみた」と女の立場で書かれた日記『土佐日記』を書いたことでも知られています。天皇、または天皇の位をゆずった上皇、あるいは位をゆずったのちに出家した法皇たちの命令で作られた和歌集が、平安時代から室町時代にいたるまでのあいだに21あります。これが勅撰和歌集とよばれる……。

2009年  戊辰戦争の終結
明治維新で江戸城無血開城後、旧幕府軍をひきいて箱館(函館)の五稜郭を拠点に、蝦夷(えぞ)共和国を樹立した榎本武揚(えのもと たけあき)らが、1869年のこの日に降伏、戊辰(ぼしん)戦争が終結した日です。戊辰戦争とは、1868年から1869年にかけて、明治新政府と、旧徳川幕府勢力との間におきた内戦で、明治元年の干支(えと)が戊辰だったことからこう呼ばれています……。


● 今日(5月17日)の主なできごと

1641年 オランダ人を出島に移住させる……出島は、江戸幕府の鎖国政策の一環として長崎に築造された人工島で、平戸にあったオランダ商館とオランダ人をここに移し、1641年から1859年まで、ヨーロッパとの唯一の窓口となった。

1890年 府県制の公布……現在の都道府県のもととなる府県制が公布され、地方自治のもとができあがった。しかし当時は、府県の知事は政府によって決められており、公選となったのは1947年に「地方自治法」ができてから。

1985年 男女雇用機会均等法……この日の衆院本会議で成立した法律で、職場における男女の差別を禁止し、募集・採用・昇給・昇進・教育訓練・定年・退職・解雇などの面で男女とも平等に扱うことを定めた。翌年4月に施行され、4年制大卒女子の採用が大きく伸びた。その後、1997年に一部改正され、女性保護のために設けられていた時間外や休日労働、深夜業務などの規制を撤廃し、セクシャル・ハラスメント防止のため、事業主に対して雇用上の管理を義務づけている。


● 今日の主な記念日・恒例日

世界電気通信および情報社会の日……1865年のこの日に国際電気通信連合(ITU)の前身である万国電信連合が発足したことを記念したもので、1973年に「世界電気通信の日」として制定。さらに2005年の世界情報通信サミットで、この日を「世界情報社会の日」とすることが決まり、翌2006年、2つの国際デーをあわせ、「世界電気通信および情報社会の日」とすることになった。

生命・きずなの日……17日は十(とお)七(なな)で「ドナー」の語呂合せから、自分の体内臓器を病気の人に提供したドナーの家族で作る「日本ドナー家族クラブ」が、生命の大切さや生命の絆を考えるために2002年に制定。


● 今日生まれた人

1749年 ジェンナー……イギリスの医学者。牛痘接種法を開発した近代免疫学の父。

1865年 村上鬼城……明治・大正・昭和期の俳人。

1866年 サティ……フランスの作曲家。代表作『官僚的なソナチネ』『犬のためのぶよぶよとした前奏曲』など。「音楽界の異端児」

1888年 安井曽太郎……大正・昭和期の洋画家。代表作『婦人像』『金蓉』など。

1909年 横山隆一……昭和・平成期の漫画家。代表作『フクちゃん』『デンスケ』『おんぶおばけ』など。


● 今日亡くなった人

1510年 ボッティチェリ……イタリア・ルネサンス期の画家。代表作『春』『ビーナスの誕生』など。

1838年 タレーラン……フランスの外交官・政治家。

1935年 デュカス……フランスの作曲家・教師・評論家。代表作『魔法使いの弟子』など。

2001年 團伊玖磨……昭和・平成期の作曲家・エッセイスト。代表作 歌曲『花の街』オペラ『夕鶴』エッセイ『パイプのけむり』など。

2010年 吉岡治……昭和・平成期の作詞家。代表作『天城越え』『さざんかの宿』『越前岬』『真赤な太陽』『大阪しぐれ』など。


● 過去のマイブログ「5月17日」のテーマ

2013年 「現代の一茶」 村上鬼城
俳句雑誌『ホトトギス』の代表俳人として活躍した村上鬼城(むらかみ きじょう)が、1865年に生まれた日です。鳥取藩士の子として江戸屋敷に生まれた村上鬼城(本名・小原荘太郎)は、8歳のとき群馬県高崎市へ移り住み、11歳の時に母方の村上家の養子となって村上姓を名乗りました。1884年、上京して軍人を志しましたが耳の疾患のために断念し、明治法律学校(現・明治大学)で法学を学びながら、司法代書人(今の司法書士)となり……。

2012年  音楽界の異端児サティ
ドビュッシーやラベルらに大きな影響を与えたフランスの作曲家サティが、1866年に生まれた日です。エリック・サティは、パリ音楽院で学びましたが、生活が苦しいために中退すると、世紀末のパリの芸術家が集まるカフェー酒場「黒猫」でピアニストとして働きながら、コクトーやピカソらと交流し、当時としては革新的な曲を次々と発表しました……。

2011年 「ウィーン会議」とタレーラン
フランス革命期からナポレオンによる第一帝政期の政治家として、ナポレオンの失脚後の「ウィーン会議」では、敗戦国が戦勝国に要求をのませた外交家として評価されているタレーランが、1838年に亡くなった日です。1754年、名門貴族の長男として生まれたタレーランは片足に障害があったため後を継げず、神学校に学んで聖職者となりました。1779年に司祭となりますが、若さと才智にめぐまれ……。

2010年  ゾルゲ事件と尾崎秀実
ソ連のスパイ組織が、日本国内でスパイ行為をしていたという「ゾルゲ事件」が公表され、1942年に大きく新聞報道された日です。5人のスパイのうちの一人が尾崎秀実(ほつみ)でした。尾崎は、近衛文麿内閣のブレーンとして政界に大きな影響を与えていた評論家で、軍部とも通じ、日中戦争を推進した元朝日新聞記者でもありました……。

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