児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ

30歳で独立、31歳で出版社(いずみ書房)を創業。 取次店⇒書店という既成の流通に頼ることなく独自の販売手法を確立。 ユニークな編集ノウハウと教育理念を、そして今を綴る。

2017年10月


● 今日(10月16日)の主なできごと

1012年 藤原道長絶頂期の歌……藤原氏の全盛をきずいた道長は、「この世をば わが世とぞ思ふ望月の かけたることも なしと思へば」という有名な歌を作った。長女彰子(しょうし)を一条天皇の、次女妍子(けんし)を三条天皇それぞれの皇后にした。そして三女威子(いし)を後一条天皇の皇后にしたこの日の祝宴で、自分の栄華を満月にたとえたもの。

1813年 ライプツィヒの戦い……この日、ドイツ東部のライプツィヒで、ナポレオンの率いるフランス軍19万と、プロイセン・オーストリア・ロシア・オーストリア・スウェーデン連合軍36万が激突し、3日後にナポレオン軍が敗走。ナポレオンのドイツ支配が終わった。

1946年 ナチス戦犯の絞首刑……南ドイツの都市ニュルンベルクで行なわれた、第二次世界大戦中にドイツが行なった戦争犯罪を裁く国際軍事裁判(ニュルンベルク裁判)は、1日に最終判決がなされ、ヒトラーの片腕だった航空相ゲーリング、外相だったリッベントロップら12名は死刑をいいわたされていたが、この日11名が13階段を登って絞首台に立ち処刑された。(ゲーリングは処刑前日拘置所で服毒自殺)


● 今日の主な記念日・恒例日

世界食糧デー……1945年のこの日、国連食糧農業機関(FAO)が設立されたことを記念し、1981年に「開発途上国等での栄養失調や飢餓について考える日」として制定された国際デー。


● 今日生まれた人

1758年 ノア・ウェブスター……アメリカの言語学者・辞典編集者。『アメリカ英語辞典』の刊行で有名。「アメリカの学問・教育の父」

1819年 阿部正弘……江戸時代後期の福山藩主。江戸幕府老中首座として「安政の改革」断行。「日米和親条約」締結。

1840年 黒田清隆……幕末から明治期の軍人・政治家。第2代首相。戊辰・西南戦争で政府軍参謀。元老・枢密顧問官・逓信相・農商務相歴任。

1863年 チェンバレン……イギリスの政治家。「ロカルノ条約」締結に成功し、国際連盟を支持して軍縮に尽力するなど、ナチス台頭前の「平和」に貢献。


● 今日亡くなった人

669年 藤原鎌足……飛鳥時代の豪族・廷臣・藤原氏の祖。「大化の改新」を推進。

1793年 マリー・アントワネット……フランス国王ルイ16世の王妃。「フランス革命」中に刑死。

1883年 プチャーチン……ロシアの海軍将官。「日露和親・通商条約」締結使節。

1938年 野間清治……大正・昭和期の出版人。「講談社」創業。

1959年 マーシャル……アメリカの軍人・政治家。「マーシャル・プラン」を提唱。


● 過去のマイブログ「10月16日」のテーマ

2015年 「ロシアのペリー」 プチャーチン
ロシア帝国の遣日全権使節として、日露和親条約、日露修好通商条約を締結したプチャーチンが、1883年に亡くなった日です。1803年、ペテルブルク(今のサンクトペテルブルク)に生まれたエフィム・プチャーチンは、1822年に海軍兵学校を卒業し、海軍士官として多くの武功をたて、1842年に海軍少将となりました。この年、イギリスがアヘン戦争の末、清との間に……。

2014年 「マーシャルプラン」 のマーシャル
アメリカ陸軍参謀総長として第二次世界大戦を勝利に結びつけ、戦後の西ヨーロッパ復興に大きな貢献を果たした軍人・政治家のマーシャルが、1959年に亡くなった日です。1880年、ペンシルベニア州ユニオンタウンに生まれたジョージ・マーシャルは、1901年にバージニア陸軍仕官学校を卒業し、翌年陸軍に入隊しました。フィリピン勤務等を経て、1914年に第一次世界大戦が……。

2013年 「雑誌王」 野間清治
講談社の創業者で、国民各層にむけた雑誌を刊行し、昭和前期の出版界をけん引した野間清治(のま せいじ)が、1938年に亡くなった日です。1878年、群馬県新宿村(現在の桐生市)に教師の子として生まれた野間清治は、1895年に尋常小学校の代用教員となり、1896年群馬県立尋常師範学校(現在の群馬大学)に入学、1902年東京帝国大学文科大学(現在の東大)臨時教員養成所……。

2012年 「改新政治」 を推進した藤原鎌足
飛鳥時代の645年に始まった「大化の改新」に、中大兄皇子(天智天皇)の腹心として活躍し、藤原氏繁栄の基礎を築いた藤原鎌足(ふじわらの かまたり)が、669年に亡くなった日です。聖徳太子が40歳だった614年、大和国(奈良県)で生まれた鎌足のもとの姓は、中臣(なかとみ)です……。

2008年  悲劇の王妃マリー・アントアネット
フランス国王ルイ16世の王妃で、フランス革命の際に国外逃亡に失敗、1793年に38歳の若さで断頭台に消えた日です。1775年にオーストリアの女王の娘として生まれたアントアネットは、14歳で、フランスのルイ王子と結婚しました。愛情でむすばれたのではありません。フランスとオーストリアが手をむすぶために、ぎせいにされたのです。4年ののち、王子は国王ルイ16世……。

2007年  [おもしろ民話集 18] きつねとじいさま
むかし、頭がつんつるてんのじいさまがいました。ある秋の日のこと。すすきがいっぱいの野原を通りかかると、きつねが1ぴき、ススキのかげで遊んでいました。「よーし、あのきつねをつかまえてやれ」 じいさまは、そっと、うしろにまわって きつねのしっぽを、ひょいとつかまえました。ところがしっぽは、ブルンと手のあいだからぬけてしまいました。じいさまは、また、ひょい……。

2006年 「湯川秀樹」 のこども時代
秀樹少年は、考えながら遊ぶことが好きでした。幼いときは、とくに積木が好きでした。自分の考えで、自由にいろいろな形のものを作ることができたからです。小学校へあがると、自分の知らないことなら、どんなことにも興味をもつようになりました。「ふしぎだなあ」 「どうしてだろう」 と考えるのが楽しかったのです。小学校へあがるまえ……。


● 今日(10月15日)の主なできごと

1582年 グレゴリオ暦開始……4年ごとに閏年をおく「ユリウス暦」は1500年以上も使われてきたが、すでに10日間もの遅れが出ていた。そのため教皇グレゴリウス13世は、以後100で割れても400で割れない年については閏年としないこと、この年の10月4日の翌日は10月15日とすることを決めた。これが今世界のほとんどの国で使用されている「グレゴリオ暦」で、これに変えなかったイギリスは1752年まで、ロシアは1918年までユリウス暦を使用したため、日付にずれが生じている。

1929年 官吏給与1割カット発表……政府はこの日、官吏の給与を1割カットすると突然発表した。大蔵大臣井上準之助は、長引く不況を乗り越えるには、国民が節約につとめることによって物価を下げ、金輸出解禁にふみこむことが必要と主張。それには政府が模範を示さなくてはと給与カットを発表したが、反対にあって1週間後に撤回。しかし、昭和不況が深刻化した2年後の6月に実施されることになった。


● 今日の主な記念日・恒例日

たすけあいの日……全国社会福祉協議会が1965年に制定した記念日。日常生活での助け合いや、地域社会でのボランティア活動を積極的な参加を呼びかける日。

その他の記念日……きのこの日・人形の日・ぞうりの日など。


● 今日生まれた人

BC70年 ウェルギリウス……古代ローマの叙事詩人。代表作『牧歌』『農耕詩』『アエネイス』など。

1608年 トリチェリ……イタリアの物理学者。「水銀気圧計」発明。「トリチェリの真空」「トリチェリの法則」などの発見者。ガリレオの弟子。

1838年 上野彦馬……幕末から明治期の写真家。日本初の写真館開業。

1844年 ニーチェ……ドイツの哲学者。「実存主義」の先駆。代表著作『悲劇の誕生』『反時代的考察』『悦ばしき知識』『ツァラトゥストラはかく語りき』など。

1852年 山本権兵衛……明治・大正期の海軍軍人・政治家。第16・22代首相。海軍大臣として「日露戦争」勝利に貢献。

1856年 ワイルド……イギリスの小説家・劇作家・詩人。代表作『ドリアン・グレイの肖像』『幸福な王子』、『サロメ』(戯曲)、『ラヴェンナ』(長詩)など。

1872年 岡本綺堂……明治・大正・昭和期の劇作家・小説家。代表作『半七捕物帳』『番町皿屋敷』『修禅寺物語』など。

1882年 野村胡堂……明治・大正・昭和期の小説家・音楽評論家。代表作『銭形平次捕物控シリーズ』など。

1910年 ライシャワー……アメリカの東洋史学者・日本研究家。「駐日大使」歴任。


● 今日亡くなった人

1564年 ベサリウス……ベルギーの解剖学者。「人体解剖」を創始。

1891年 ブラキストン……イギリスの軍人・貿易商・探検家・博物学者。

1922年 大井憲太郎……明治期の政治家・社会運動家。

1928年 広津柳浪……明治期の小説家。代表作『変目伝』『黒蜥蜴』『今戸心中』など。

1933年 新渡戸稲造……明治・大正・昭和期の農政学者・教育者・思想家。国際連盟事務次長歴任。代表著作『武士道』など。

1946年 ゲーリング……ドイツのナチス党幹部。国際軍事裁判で死刑となり処刑直前に服毒自殺。


● 過去のマイブログ「10月15日」のテーマ

2015年  「ヒトラーを支えた」 ゲーリング
ナチス・ドイツの指導者で、国家元帥をはじめ16の官職を持ったゲーリングが、1946年に自殺した日です。1893年、ドイツのバイエルン地方ローゼンハイムに外交官の子として生まれたヘルマン・ゲーリングは、幼年士官学校を経て、第一次世界大戦中の1914年に陸軍少尉に任官し、ミュールハウゼン駐留の歩兵連隊に配属されました。まもなく陸軍航空隊へ移って……。

2014年  ブラキストン線の発見
イギリス出身の軍人・貿易商・探検家・博物学者で、「津軽海峡が動物学的分布の境界線」と指摘したブラキストンが、1891年に亡くなった日です。1832年、南イングランドのリミントンに生まれたトーマス・ブラキストンは、少年時代から博物学、特に鳥類に関心をもつ子どもでした。陸軍士官学校を卒業後、クリミア戦争で武勲をあげて大尉に昇進したあと……。

2013年 「社会運動の先駆者」 大井憲太郎
自由民権運動の指導者であり、国権主義をめざした社会運動家の大井憲太郎(おおい けんたろう)が、1922年に亡くなった日です。1843年、豊前国中津藩(今の大分県宇佐市)の庄屋の子として生れた大井憲太郎(幼名・高並彦六)は、幼少のころから漢学の手ほどきを受け、1863年長崎へ出て蘭学や英学を学びました。そのとき、大井氏と知りあったことでその養子となり……。

2012年 「海軍の父」 山本権兵衛
日本海軍の育ての親といわれ、海軍大臣として日露戦争に勝利し、2度首相を務めた山本権兵衛(やまもと ごんべえ)が、1852年に生まれた日です。薩摩国(鹿児島)の藩士の子として生れ育った権兵衛は、1868年から69年にかけて新政府軍と旧幕府軍との間で戦われた「戊辰戦争」に従軍しました。維新後の1869年、当時の政府高官だった西郷隆盛の紹介で勝海舟の指導……。

2010年 『幸福の王子』 のワイルド
『幸福の王子』『星の子』などの児童文学、戯曲『サロメ』、小説『ドリアン・グレーの肖像』など多彩な文筆活動を行なったイギリスの作家ワイルドが、1856年に生まれた日です。『幸福の王子』のあらすじは、次の通りです。ある町に幸福の王子の像が立っていました。全身は金ぱくにつつまれ、両目には青いサファイア、剣のつかには真っ赤なルビーが輝いていました……。

2008年  解剖学の父・ベサリウス
16世紀神聖ローマ帝国の支配下にあったベルギーの解剖学者で、現代人体解剖の創始者といわれるベサリウスが、1564年に亡くなった日です。暗黒時代がつづいたヨーロッパの社会も、16世紀にはいると、ドイツのルターやフランスのカルバンたちが宗教改革をおこして、教会の権力をゆさぶり、学問の世界も新しい学説が古い学説をくつがえして、ようやく明るいきざしが……。

2007年 「この次ね」 にご用心
「この次来たとき買ってあげますからね」 「今度のお誕生日に買ってあげますからね」 「今度パパと来たときにしましょうね」。子どもを連れた買い物で、「あれが欲しい」 という子に、このような言葉でその場をのがれようとする母親の姿を見かけることがよくあります。しかし、この 「この次」 は、どれくらい実現しているのでしょうか。子どもの方も、1、2か月もたてば……。


● 今日(10月14日)の主なできごと

1867年 大政奉還……江戸幕府の第15代将軍徳川慶喜は明治天皇に、統治権を返上することを申し出た。

1872年 日本初の鉄道開通……東京・新橋と横浜間の29kmに、わが国初の鉄道が開通した。この日を記念して国鉄(今のJR)は、1922年から「鉄道記念日」として制定。1992年、運輸省(今の国土交通省)は「鉄道の日」と改め、私鉄も含め、全国各地で鉄道に関する行事を行っている。


● 今日の主な記念日・恒例日

PTA結成の日……1952年のこの日、PTAの全国組織、日本父母と先生全国協議会(今の日本PTA全国協議会)が結成されたことにちなむ記念日。


● 今日生まれた人

1633年 ジェームズ2世……イギリス国王。議会と対立し、「名誉革命」によりフランスへ亡命。

1835年 小松帯刀……幕末期の薩摩藩重臣。薩長同盟結成に尽力。

1857年 陸羯南……明治期のジャーナリスト・政治評論家。日本新聞主筆兼社主。

1890年 アイゼンハワー……アメリカの軍人・政治家。第二次世界大戦では連合軍最高司令官として「ノルマンディー上陸作戦」を指揮。第34代米大統領。


● 今日亡くなった人

1762年 安藤昌益……江戸時代中期の医師・思想家。主著『自然真営道』は、共産主義や農本主義、エコロジーに通じる考え。

1945年 本居長世……大正・昭和期の作曲家。代表作 童謡『青い眼の人形』『十五夜お月さん』『七つの子』など。

1953年 徳田球一……大正・昭和期の政治家。戦前の非合法時代より戦後初期まで日本共産党の代表的活動家。獄中18年、初代日本共産党書記長。亡命先の北京で客死。

1982年 天野芳太郎……大正・昭和期の実業家。アンデス文明研究家。


● 過去のマイブログ「10月14日」のテーマ

2015年  「アンデス文明研究」 と天野芳太郎
ペルーのリマに、自ら収集した古代アンデス文明遺物をもとにした「天野博物館」を、私財を投じて開設した実業家の天野芳太郎(あまの よしたろう)が、1982年に亡くなった日です。1898年、今の秋田県男鹿市に生まれた天野芳太郎は、地元の高等小学校に在学中、父の仕事の都合で函館に渡ったとき、函館の遺跡から4千年も前の石器を発見したことで、考古学に関心をいだきました。その後、1916年に……。

2014年 『青い眼の人形』 の本居長世
童謡『青い眼の人形』をはじめ『七つの子』『赤い靴』『十五夜お月さん』『めえめえ小山羊』など、今も親しまれる歌をたくさん作曲した本居長世(もとおり ながよ)が、1945年に亡くなった日です。1885年、東京御徒町に生まれた本居長世は、生後1年で母と死別。養子だった父が家を出たため、国学者の祖父に育てられました。やがて音楽家を志すようになり、1908年東京音楽学校(のちの東京芸術大)を首席で卒業すると……。

2011年  忘れられた思想家・安藤昌益
江戸時代中期の思想家で、農業エコロジーの先駆者といわれる安藤昌益(あんどう しょうえき)が、1762年に亡くなった日です。安藤昌益の生涯については、いまなお不明なところが多いのが実情です。というのも、その存在は1899年ごろ、哲学者狩野亨吉が注目するまで、全くといってよいほど世間に知られていませんでした。そして太平洋戦争後、カナダの外交官で日本史研究家E.H.ノーマンの著書「忘れられた思想家 安藤昌益のこと」などの影響で、身分制度を根本から批判した思想家として世界的に……。

2010年  大政奉還
江戸幕府の第15代将軍徳川慶喜が、1867年明治天皇に、統治権を返上することを申し出た日です。江戸幕府の大老・井伊直弼が、1860年3月におこった「桜田門外の変」で暗殺されると、これまで彦根・紀伊グループに押されていた、薩摩・越前・水戸など「公武合体派」が勢力を盛り返してきました。「公武合体」とは天皇をかつぎだして幕府の実権を大藩の手ににぎろうとする考えのことです。そして、1861年から62年にかけて、孝明天皇の妹である和宮を、14代将軍家茂の夫人として……。

2008年  盲犬モカの楽しみ発見 その3
初泳ぎの翌朝のこと。散歩中に、かゆいのか痛いのか、キャンキャンいいながら、地べたに座りこんだり、しっぽの辺りを噛みついたり、のたうちまわるのです。ノミに刺されたところが、ただれでもしたのかと思って調べてみると、ややや、まだノミの残党がウロウロしているではありませんか。すぐに、2度目の風呂入れ作戦に出ました。今回は、最初から浴槽を満水にして、一気にモカをお湯の中に入れ、泳がせてみることにしました……。

2005年 「重読書」 から 「軽読書」 へ
「全国学校図書館協議会」編集部長を歴任し、その後フリーライター、作家として活躍しておられた有吉忠行氏の講演�@より ━━ まずはじめに、いまの子どもたちの読書状況について、かんたんに申しあげてみます。私が4、5年前までつとめておりました全国学校図書館協議会では、20数年来、毎日新聞社といっしょに読書調査を行ってきておりますが、この調査結果によりますと、マンガや週刊誌をのぞいた1ヵ月の平均の読書量は、小学生が5冊、中学生になるとわずかに2冊です……。


● 今日(10月13日)の主なできごと

1884年 世界標準時……アメリカのワシントンで「本初子午線ならびに計時法万国公会」が開かれ、イギリスのグリニッジを通る子午線を、経度0度とする世界標準時と決めた。日本では1886年から使われるようになり、日本の標準時は、世界標準時より9時間進んでいる。

1947年 11宮家が皇族離脱……この日、初の皇室会議が開かれ、11宮家51人の皇族離脱を決定した。戦後の諸改革により、皇室の規模を縮小することになったためで、昭和天皇の実弟である秩父・高松・三笠の三宮家だけが存続されることとなった。


● 今日の主な記念日・恒例日

引っ越しの日……1868年のこの日、明治天皇が京都御所から江戸城(現在の皇居)に入ったことにちなみ、引越専門協同組合連合会が1989年に制定。

サツマイモの日……さつまいもの旬が10月であること、さつまいもが「栗(九里)より(四里)うまい十三里」と言われ、江戸から川越までの距離が約13里であることから、埼玉県川越市の市民グループが制定。

麻酔の日……1804年のこの日、華岡青洲が世界で初の全身麻酔による乳癌手術を成功させたことにちなみ、日本麻酔科学会が制定。


● 今日生まれた人

1887年 小出楢重……明治・大正期の洋画家。代表作『Nの家族』『支那寝台の裸婦』など。

1903年 小林多喜二……昭和期の小説家・左翼運動家。代表作『蟹工船』など。

1921年 イヴ・モンタン……イタリア出身フランスで活躍したシャンソン歌手・映画俳優。

1925年 サッチャー……イギリス初の女性首相。「鉄の女」


● 今日亡くなった人

1282年 日蓮……鎌倉時代中・後期の僧侶。日蓮宗(法華宗)を創始。

1605年 アクバル大帝……インドのムガル帝国第3代皇帝。

1707年 服部嵐雪……江戸時代前・中期の俳人。蕉門十哲の一人。

1879年 川路利良……明治期の内務官僚。「警察制度」を創設。

1990年 レ・ドク・ト……ベトナムの革命家・政治家。ベトナム戦争停戦を実現。

2012年 丸谷才一……昭和・平成期の小説家・文芸評論家・随筆家。代表作『笹まくら』『年の残り』『裏声で歌へ君が代』など。

2013年 やなせたかし……昭和・平成期の漫画家・絵本作家・作詞家。代表作『アンパンマン』シリーズ、『手のひらを太陽に』(作詞)。


● 過去のマイブログ「10月13日」のテーマ

2015年 「ムガル帝国」 とアクバル大帝
ムガル帝国第3代の王で、今のインドの地に、帝国と呼ばれるにふさわしい国家に発展させたアクバルが、1605年に亡くなった日です。「ムガル」は「モンゴル」の意で、モンゴル系のバーブルが、モンゴル帝国再興を期してトルコ人を率いて北インドに侵入、1526年デリーを占領して「ムガル帝国」を興しました。1542年、ムガル帝国第2代王フマユーンの子(バーブルの孫)として生まれたアクバルでしたが……。

2011年 「おもしろ古典落語」43回目 『芋俵(いもだわら)』
落語に出てくる泥棒は、たいていまぬけなやつに決まってますが、なかにはちょっとばかり知恵のあるのもいます。「なぁ、兄弟、このごろはうまい仕事がさっぱりなくなっちまったな。そろそろ商売替えでもしなきゃならねぇ、なにかいい仕事ってねぇかな」「心配するな、三丁目に大きな木綿問屋があるだろ、このあいだから、あの店をねらってるんだ」「ああ、知ってるけど、奉公人は大勢いるし……。

2010年 『ちびくろサンボ』 とバンナーマン
世界じゅうの子どもたちに親しまれている絵本『ちびくろサンボ』の著者バンナーマンが、1946年に亡くなった日です。『ちびくろサンボ』のストーリーは、次の通りです。サンボは、両親からもらったきれいな赤い上着と青いズボンと紫の靴をはき、緑の傘をさして、ジャングルへ散歩に出かけます。するとそこにトラが現れて、「おまえを食べちゃうぞ」といいます。サンボは「ぼくの上着をあげるから、食べないで」といって逃れます……。

2006年 「リビングストン」 のこども時代
リビングストンの父はお茶売りの商人でしたが、キリスト教を深く信仰する、心の正直な人でした。そして母も、自分のことより人のことばかり心配する、心のやさしい人でした。少年時代のリビングストンは、この父母の愛につつまれて、あたたかく育ちました。ただ、約束を守ることだけはきびしくしつけられ、約束をやぶって父にむちで打たれたこともありました。10歳になると、織物工場ではたらくようになりました……。

2005年  「せかい伝記図書館」の特色 (4)
手軽に楽しめるコンパクト版の魅力  本シリーズの魅力は、なんといっても、コンパクト版で廉価であること。「読書をしよう」 と身がまえる必要もなく、ひょいと手軽に、寝ころびながらでも手にとることができる。しかもオールカラー、見開きページに必ず格調高いイラストを入れている。時代考証に裏づけられ、人物とその背景を容易にイメージ化できるよう配慮されたイラストは総枚数1000枚にもおよぶ。また、漢学にはすべてふりがなをふったから、低学年でも読めるばかりでなく……。


● 今日(10月12日)の主なできごと

1492年 コロンブスアメリカ発見……スペイン女王イサベラの援助により、西回りでインドをめざしたコロンブス隊が、71日目のこの日、中央アメリカのバハマ諸島にある島(今のサンサルバトル島)に到着した。そのためこの日は、「コロンブス・デー/新大陸発見記念日」とされている。

1881年 「国会開設の詔(みことのり)」発布……この日、明治天皇は9年後の1890年に「国会を開設する旨の詔書」を発布した。これまでの政治が、薩摩(鹿児島)・長州(山口)両藩の出身者を中心に行われていたのに反発した板垣退助ら土佐(高知)出身者が中心になって「自由民権運動」をおこし、国会開設をせまったことに応えたもので、約束通り1890年7月、第1回衆議院総選挙が実現した。


● 今日の主な記念日・恒例日

豆乳の日……10月は「体育の日」がある月であることと、「とうにゅう(12)」の語呂合せから、日本豆乳協会が制定。


● 今日生まれた人

1537年 エドワード6世……イギリス(チューダー朝3代)国王。マーク・トウェイン作『王子と乞食』のモデル。

1600年 朱舜水……中国 (明)の儒学者。江戸時代初期に来日。水戸光圀に敬愛され、水戸学へ思想的影響を与えた。

1866年 マクドナルド……イギリスの首相。イギリス史上初の労働党出身の首相で、ロンドン海軍軍縮会議を提唱。

1891年 近衞文麿……昭和期の貴族政治家。第34・38・39代首相。戦後に戦犯容疑をかけられ自殺。


● 今日亡くなった人

1694年 松尾芭蕉……江戸時代前期の俳諧師。代表作『野ざらし紀行』『笈(おい)の小文』『おくのほそ道』など。「俳句」を文学の域に高めた。

1769年 青木昆陽……江戸時代中期の儒学者・蘭学者。日本じゅうにサツマイモを広める。「甘藷先生」

1909年 ヒルティ……スイスの法学者・思想家。代表著作『幸福論』『眠れぬ夜のために』など。

1924年 アナトール・フランス……フランスの小説家・批評家。代表作『舞姫タイス』『赤い百合』『神々は渇く』など。

1960年 浅沼稲次郎……昭和期の社会運動家・政治家。「日本社会党」委員長。

1983年 堀内敬三……昭和期の作曲家・音楽評論家。代表著作『音楽の泉 名曲解説』。

1984年 御手洗毅……昭和期の実業家。キヤノン創業。

1990年 永井龍男……昭和期の小説家。代表作『朝霧』『わが切抜帖より』『コチャバンバ行き』など。

1998年 佐多稲子……昭和・平成期の小説家。代表作『キャラメル工場から』『くれなゐ』『渓流』など。

1999年 三浦綾子……昭和・平成期の小説家。代表作『氷点』『泥流地帯』など。

2000年 ミヤコ蝶々……昭和・平成期の漫才師・女優。

2007年 黒川紀章……昭和・平成期建築家。フランス建築アカデミー・ゴールドメダル受賞。


● 過去のマイブログ「10月12日」のテーマ

2012年 「おもしろ古典落語」89回目 『松竹梅(しょうちくばい)』
松五郎、竹蔵、梅吉の3人は、長屋の「なかよし三人組」といわれていました。3人揃うと「松・竹・梅」となり、名前がおめでたいというので、出入り先の伊勢屋から、お嬢さまの婚礼に招待されました。ところがこの3人、名前だけでなく、頭のほうもおめでたいので、席上どうしたらよいかわからないと、隠居に相談に行きました……。

2011年  庶民に愛された浅沼稲次郎
昭和の社会運動家・政治家で「日本社会党」の委員長だった浅沼稲次郎が、1960年に、演説会の席上で17歳の右翼少年に暗殺された日です。巨体と大きな声で全国を精力的に遊説する姿から「人間機関車」の異名を取り、「ヌマさん」の愛称で親しまれた希有な政治家でした。1898年に三宅島の名主の庶子として生まれた浅沼は、父が現在の江東区で酪農業をはじめて再婚したのを期に、実子として認知されます……。

2010年 「俳聖」 芭蕉
各地を旅しながら紀行文『野ざらし紀行』『笈(おい)の小文』『おくのほそ道』などを遺し、「俳句」を文学の域に高めた松尾芭蕉(まつお ばしょう)が、1694年に亡くなった日です。「五・七・五の句に、さらに七・七の句をつけ、それを交互に続けていく歌を、俳諧のなかでも、とくに連歌といいます。おもしろみをねらい、何人かの人がいっしょになって、詠み連ねていくものです……。

2007年  ブリューゲル 「バベルの塔」
名画には、「聖書」 をテーマにしたものがたくさんありますが、このブリューゲルの「バベルの塔」も、旧約聖書の創世記第11章に出てくるお話の場面を描いた作品です。聖書の記述のおよその内容は、次の通りです。大洪水から、ノアの箱舟で生き延びたノアの子孫たちは、ユーフラテス河のほとりにあるシンアル平野に住んでいました。とても肥沃な土地なので「ここに立派な町を作り、高い塔を建てて、その頂を天まで届くほどにさせよう。そして、みんなで仲良くここで暮らすことにしよう」と考えました……。

2006年 「豊田佐吉」 のこども時代
パタンパタン、パタンパタン。まいばん、佐吉がふとんに入っても、この音がきこえてきます。母親の、はたおりの音です。佐吉は、この音をきくと、いつも母親がかわいそうになりました。大工の子として生まれた佐吉は、小学校を卒業すると、父の仕事を手伝うようになりました。ほんとうは、大工の仕事は好きではなかったのですが、父のいいつけですから、しかたがありませんでした。あるとき、父が、ちかくの学校の校舎をなおす仕事をすることになり、佐吉は、しぶしぶついて行きました。ところが、まもなく、仕事に行くのが楽しみになりました……。

2005年 「せかい伝記図書館」の特色 (3)
小・中学時代に身につく読書習慣━━少年時代 「子ども世界史」 という本で読んだ伝説だというトロヤ戦争が、ほんとうにあったことだと信じ、40年後ついにトロヤの遺跡を掘りおこしたシュリーマン。ガリレオの著書に身ぶるいするような感動を覚え、物理学への道へ進もうと心にきめたアインシュタイン。「兵書」というオランダ語の本を、持ち主が寝ている夜中だけ借りうけ、数ヵ月かけて写しとって西洋の兵術を学んでいった勝海舟……。

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