児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ

30歳で独立、31歳で出版社(いずみ書房)を創業。 取次店⇒書店という既成の流通に頼ることなく独自の販売手法を確立。 ユニークな編集ノウハウと教育理念を、そして今を綴る。

2017年04月


● 今日(4月20日)の主なできごと

1887年 日本初の仮面舞踏会……この日、伊藤博文主催による仮面舞踏会が首相官邸で開催された。欧米のファンシー・ボールをまねたもので、伊藤夫妻はベネチアの貴族に扮して来客を迎えた。勝海舟は、この行き過ぎた夜会に抗議して、20か条の建白書を伊藤に突きつけた。

1901年 日本初の女子大学……この日「日本女子大学校」(今の日本女子大学)が開校した。創立者は成瀬仁蔵で、著書『女子教育』によって必要性を力説。創立にあたっては、東京専門学校(今の早稲田大学)を創立した大隈重信が委員長となり、伊藤首相や文部大臣の西園寺公望、財界人渋沢栄一、岩崎弥之助らの支援を受け、広岡浅子の働きかけで三井財閥から東京・目白の地を寄贈されてのスタート。開校時は、家政・国文・英文の3学部で、古来の良妻賢母主義から、一人の人間としての人格形成をめざす女性像を目標に掲げた。


● 今日の主な記念日・恒例日

郵政記念日……1871年のこの日、それまでの飛脚制度を郵便制度にあらため、東京・京都・大阪の三都市と東海道線の各駅で、郵便物の取扱いや切手の発行が始まった。これを記念して、逓信省(今の日本郵政グループ)が1934年に「逓信記念日」として制定。その後「郵政記念日」に改称され、今ではこの日を含む1週間を「切手趣味週間」として指定されている。

青年海外協力隊の日……1965年のこの日、政府開発援助 (ODA) の一環として、外務省所管の独立行政法人「青年海外協力隊」を発足させた。募集年齢は20~39歳までのボランティアで、募集分野には農林水産、人的資源、保険・医療など。これまでに派遣された国は88か国、4万名以上が派遣されている。


● 今日生まれた人

1141年 栄西……平安後期から鎌倉時代の僧侶。禅宗の「臨済宗」開祖。

1808年 ナポレオン3世(ルイ・ナポレオン)……フランスの「第二帝政」皇帝。

1840年 ルドン……フランスの画家。代表作『キュクロプス』『オルフェウスの死』など。

1855年 犬養毅……明治・大正・昭和期の政治家。第29代首相、政友会総裁、「五・一五事件」で暗殺。

1889年 ヒトラー……ドイツの政治家。ナチス党をひきいた独裁者。第2次世界大戦に敗れ自殺。


● 今日亡くなった人

1556年 斎藤道三……戦国時代の「美濃国」大名。

1591年 津田宗及……安土桃山時代の堺の豪商・茶人。千利休・今井宗久と並び茶湯の三大宗匠の一人。

1651年 徳川家光……江戸幕府第3代将軍。

1918年 ブラウン……ドイツの物理学者・発明家。ブラウン管・鉱石検波器(ダイオード)発明。

1948年 米内光政……明治・大正・昭和期の海軍軍人。第37代首相。

1955年 下村湖人……大正・昭和期の小説家・教育家。代表作『次郎物語』など。

1971年 内田百��……大正・昭和期の小説家・随筆家。代表作『阿房列車』『百鬼園随筆』など。

2005年 丹羽文雄……昭和・平成期の小説家。代表作『親鸞』『蓮如』など。


● 過去のマイブログ「4月20日」のテーマ

2015年 「最後の海軍大臣」米内光政
連合艦隊司令長官、7代にわたる海軍大臣、短期間ながら内閣総理大臣を務めた米内光政(よない みつまさ)が、1948年に亡くなった日です。1880年、岩手県盛岡市に旧盛岡藩士の長男として生まれた米内光政は、家が貧しかったために盛岡中学を卒業後に就職する予定でした。しかし、向学心が強く同郷に斎藤実ら海軍軍人が多かったことから、1898年海軍兵学校に入校しました。1901年に卒業後は砲術学校教官、練習艦に乗船しながら経験を積んで、1905年に勃発した日露戦争に従軍し、日本海海戦などに参戦します……。

2010年  油売りだった武将・斎藤道三
僧侶から油売りをへて、美濃の武将となった戦国大名の斉藤道三が、1556年に亡くなった日です。美濃(岐阜県)稲葉山の城下に「一文銭の油売り」とよばれる若い商人が、人気を集めていました。油を売るとき、客がさしだした壷の口に一文銭をあて、一文銭のまん中にあいている小さな穴を通して、油をそそいでみせます……。

2009年  郵政記念日
1871年のこの日、日本でそれまでの飛脚制度に代わって、はじめて郵便制度がしかれたことを記念する日です。ヨーロッパの新しい郵便制度をとりいれるのに努力したのは、明治政府の役人だった前島密でした。なんとかして、これまでの高い飛脚便をあらためたいと考えていました。たまたま渋沢栄一という実業家に、フランスの郵便切手を見せてもらいましたが、切手をこしらえても、切手を2度とつかわれないようにするための方法がわかりません……。

2007年  ダ・ヴィンチ「受胎告知」の原寸複製画は数百万円
2、3日前、いま東京国立博物館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」開催の影の功労者である藤ひさし氏の誘いで、イタリア文化会館とフィレンツェの会場を同時に結ぶ「遠隔シンポジューム」というのを見てきました。400人以上も集まったホールには、イタリア会場と共通映像の2つの大型画面が映し出されています。訪日中のロマーノ・プローディイタリア首相のあいさつにはじまり、日本の学者、イタリアの学者らの講演が、映像とワイヤレス・ヘッドホンで翻訳された言葉で聞くことができます……。

2006年  伝記 「ナイチンゲール」
まるで宮殿のような家にすみ、なにひとつ不自由なことはない。王女さまのように、どんなぜいたくなことでもできる。それなのに、少女のころから看護婦をこころざし、ロンドンの女子病院の監督になったのち、クリミヤ戦争では自分からすすんで野戦病院の看護婦総監督をつとめ、帰国後は看護学校の設立にも力をつくしたナイチンゲール。このナイチンゲールの伝記を読んだ子どもたち (小学校3~6年生) は大きく、二つのことについて深い感銘を受けています……。


● 今日(4月19日)の主なできごと

1775年 アメリカ独立戦争……イギリスの支配から独立するため、アメリカが8年以上にわたって民主主義革命をなしとげた戦争を開始。

1868年 明治政府がアヘンを禁止……明治政府はこの日、麻薬のアヘンの売買・喫煙を禁止。中国の「清」がアヘンの取引をめぐる「アヘン戦争」(1840~42年)でイギリスに敗れ、西欧諸国に植民地化されるきっかけになったことから、同じようなことが日本に起こらないよう法律で禁じたもの。

1910年 秦佐八郎らがサルバルサン発見……ドイツの化学者エールリヒと日本の秦佐八郎が世界初の化学療法剤サルバルサンを発見し、梅毒治療に大きく貢献。現在は副作用が強いため医療用には使用されていないが、抗生物質ペニシリンなどの発見をうながした。

1971年 世界初の宇宙ステーション……ソ連が開発した軌道科学ステーション(宇宙ステーション)「サリュート1号」が、この日打上げに成功。宇宙に長期滞在するための施設としては世界初となるものだった。その後ソユーズ11号によって3人の宇宙飛行士が訪れ、3週間の滞在の間に各種の実験・観測・調査が行われたが、帰還中の事故により3人の命が失われことで有人飛行は中止され、破棄された。その後の宇宙活動は、ミュールに引きつがれた。


● 今日の主な記念日・恒例日

地図の日(最初の一歩の日)……50歳になって家業の酒造業を息子に譲って測量技術を学んだ伊能忠敬が、1800年のこの日、蝦夷地の測量に出発。17年後に、当時としてはきわめて精度の高い『大日本沿海輿地(よち)全図』を完成させた。この記念日は、この出発日にちなんで制定。


● 今日生まれた人

1772年 リカード……イギリスの経済学者。自由貿易を擁護する理論を提唱。

1901年 岡潔……昭和期の数学者・随筆家。多変数解析関数論の研究などに業績。

1912年 シーボーグ……アメリカの物理学者。超ウラン元素を多数発見。

1912年 源氏鶏太……昭和期の小説家。代表作『英語屋さん』『三等重役』など。

1935年 久世光彦……昭和・平成期の演出家・脚本家。代表作『寺内貫太郎一家』『時間ですよ』(共に脚本家向田邦子とのコンビ作品)など。


● 今日亡くなった人

1606年 柳生宗厳……戦国・安土桃山時代の剣術家。柳生新陰流の開祖。

1824年 バイロン……イギリスのロマン派詩人。代表作『ドン・ジュアン』『チャイルド・ハロルドの巡礼』など。

1882年 ダーウイン……イギリスの博物学者。代表作『種の起源』など。進化論の提唱者。

1897年 瓜生岩……明治期の窮民救済事業家。「日本のナイチンゲール」

1906年 ピエール・キュリー……フランスの物理学者。キュリー夫人とノーベル物理学賞受賞。


● 過去のマイブログ「4月19日」のテーマ

2013年 「おもしろ古典落語」115回目 『つづら泥(どろ)』
「おーい、与太。つづらなんぞしょって、どこへ行こうってんだ」「あー、兄ぃ、なにやってもうまくいかねぇから、心いれかえて、泥棒にでもなろうとおもってるんだ」「ばかっ、そんなでけぇ声だして、泥棒なんていうやつがあるか。それに、泥棒なんて、あんまりいい考えじゃねぇぞ」「いやぁ、人の者を盗むんじゃなくて、自分のものを盗むんだから、べつに悪いことじゃねぇだろ?」「へんなことをいうな、どういうことだ」……。

2011年  古典派経済学のリカード
アダム・スミスに始まるイギリスの「古典派経済学」を完成させたといわれる経済学者のリカードが、1772年に生まれた日です。デビッド・リカードは、17人兄弟の3男としてロンドンに生まれました。父はユダヤ人の証券仲買人で、リカードが生まれる少し前にオランダからイギリスへ移住してきたばかりでした。父親は学問などあまり役立たないと考えていたのでしょう、リカードをほとんど学校へ通わすことなく、14歳で自分の証券仲買の仕事を手伝わすようになりました。ここでリカードは、業界のツボを、いち早く身に着けていきました……。

2007年  「西アジア(2)」 巻末解説
25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」第18巻「西アジア(2)」の巻末解説と、その後の変化を記した補足事項を記します。『トルコ』━━ 面積は日本のおよそ2倍の78万平方km。首都はアンカラ。言語はトルコ語。国民のほとんどはイスラム教徒です。国土の大部分はアナトリア高原のため、寒暑の差が激しい気候です。主産業は農牧業で、麦や果実、テンサイ、綿花、葉タバコなどを生産しています。ほかに、ビザンチン、イスラム両文化遺跡の観光資源があります……。

2006年  杜子春
「杜子春」(芥川龍之介作) のあらすじは、次の通りです。杜子春は、仙人鉄冠子の力で2度大金持になる。しかし、金持のときは人がちやほやするが、金がなくなると人は冷たくなることを知り、つぎに鉄冠子が現れると、もう、この世がいやになったから自分を仙人にしてくれとたのむ。ところが、仙人の山へ着くと、どんなこわいめにあっても、けっして口をきいてはならぬと言いつけられて、一人にされてしまう。杜子春は、その言いつけを守り、悪魔におそわれても、地獄へつれていかれても口をきかない。しかし、死んで地獄へ落ちていた親がつれてこられて、むちうたれると、おもわず 「お母さん」 と叫んでしまう……。


● 今日(4月18日)の主なできごと

1942年 B25が日本を初空襲……米軍のB25爆撃機16機が、東京、横浜、名古屋など日本本土を初めて空襲した。

1955年 アジア・アフリカ会議……インドのネルー首相らの提唱により、インドネシアのバンドンでアジア・アフリカ会議(バンドン会議)が開催され、日本を含む29か国が参加。国際紛争の平和的解決などをうたった平和五原則を拡張した「平和十原則」を定めた。


● 今日の主な記念日・恒例日

発明の日……1885年のこの日、現在の「特許法」の基となる「専売特許条例」が公布された。これにちなんで、発明協会が1954年に制定。

世界アマチュア無線の日……1925年のこの日、パリ・ソルボンヌ大学(今のパリ大学)で世界アマチュア無線連合が創設されたことから、世界アマチュア無線連合(IARU)が1973年に制定。


● 今日生まれた人

1798年 中山みき……幕末から明治期の宗教家。天理教開祖。

1819年 スッペ……オーストリアの作曲家。代表作『軽騎兵序曲』『スペードの女王』『詩人と農夫』など。

1882年 五島慶太……大正・昭和期の実業家。東京急行電鉄(東急)創業。「電鉄王」



● 今日亡くなった人

1849年 葛飾北斎……江戸時代後期の浮世絵師。代表作『冨嶽三十六景』『北斎漫画』など。

1873年 リービヒ……ドイツの化学者。有機化学の基礎確立。「農芸化学の父」

1898年 モロー……フランスの画家。代表作『サロメ』『オイディプスとスフィンクス』など。

1943年 山本五十六……大正・昭和期の海軍軍人。第26、27代連合艦隊司令長官。日本海軍の暗号が米軍に解読され戦死。

1945年 フレミング……イギリスの物理学者・電気技術者。フレミングの法則発見。

1955年 アインシュタイン……ドイツ出身アメリカの理論物理学者。相対性理論提唱。20世紀最大の物理学者。

1964年 朝倉文夫……明治・大正・昭和期の彫刻家。代表作『墓守』『大隈重信像』『太田道灌像』など。

2002年 ハイエルダール……ノルウェーの人類学者・海洋探検家。代表作『コン・ティキ号漂流記』など。


● 過去のマイブログ「4月18日」のテーマ

2014年 『軽騎兵序曲』 のスッペ
オーストリアの作曲家で、オペレッタとその序曲や劇中歌で有名なスッペが、1819年に生まれた日です。ダルマチア地方にベルギーから移住した貴族の家に生まれたフランツ・フォン・スッペは、幼年期に音楽の手ほどきを受けて作曲をはじめ、10代のはじめに北イタリアのクレモナでフルートと和声法を学びました。ところが、父の希望でパドバの大学で法学を専攻するものの、音楽の道をあきらめきれません……。

2013年 「日本のロダン」 朝倉文夫
日本近代彫刻の流れをこしらえた彫刻家の朝倉文夫(あさくら ふみお)が、1964年に亡くなった日です。1883年、大分県上井田村(現・豊後大野市)の村長の子として生まれた文夫は、1893年10歳の時に父方の実家朝倉家の養子となりました。1902年竹田中学を中退し、東京で新進気鋭の彫刻家として活躍していた9歳年上の兄を頼って上京しました。兄のもとで助手をつとめるうち……。

2011年 「画狂老人」 葛飾北斎
『富嶽三十六景』や『北斎漫画』など、江戸時代後期に活躍した浮世絵師で、フランス印象派の画家をはじめゴッホ、セザンヌらに大きな影響を与えた葛飾北斎(かつしか ほくさい)が、1849年に亡くなった日です。1760年に現在の東京・墨田区の貧しい百姓の子として生を受けた北斎は、90歳で亡くなるまで絵ひとすじに生き、生涯に3万点もの作品を発表したといわれています。北斎が絵師としての地位を不動のものにしたのは……。

2007年  「西アジア(1)」 巻末解説
25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」(38巻) 第17巻「西アジア(1)」の巻末解説の改訂版を記します。『サウジアラビア』 面積は日本の約6倍、人口の約半分が遊牧民。国語はアラビア語。イスラム教の発祥地で聖地メッカをもつ。石油の埋蔵量、輸出量とも世界一で、国家財政の95%以上が石油収入……。

2006年  よだかの星
「よだかの星」(宮沢賢治作) のあらすじは、次の通りです。よだかは 姿形がみにくいというので、ほかの鳥にバカにされ笑われます。おまえが鳥の仲間にいるのははずかしいから名まえをかえろといわれます。よだかは、ほんとうはやさしい鳥です。でも悲しさに耐えられず、また、これまで自分が多くの虫を食べて殺してきたことを反省して、どこまでもどこまでも空へ、そして星に……。


● 今日(4月17日)の主なできごと

723年 三世一身法……聖武天皇が即位したこの年、農民の人口が増え、耕地が不足したため、田地を開墾した者には、本人・子ども・孫の代まで、その土地の所有を認める「三世一身法」を、この日に公布した。当時は、土地の所有は認められず、班田収授制によって貸与された土地からの何割かを「租」として納める制度だった。

1895年 下関条約調印……1894年7月に始まった日清戦争は日本の勝利に終わったが、この日山口県下関市で、日清戦争の講和条約のための下関条約が調印された。


● 今日の主な記念日・恒例日

ハローワークの日(職安記念日)……1947年のこの日、職業紹介所が「公共職業安定所」と名前を改めた。一般的に「職安」といわれてきたが、現在は「ハローワーク」という愛称で呼ばれている。「ハローワーク」は、職業紹介・職業指導・失業保険など、「職業安定法」の目的を達するための事業を無料で行う施設。

恐竜の日……1923年のこの日、アメリカの動物学者のアンドルーズがゴビ砂漠へ向けて北京を出発した。それから5年間に及ぶ旅行中に、恐竜の卵の化石を世界で初めて発見し、その後の本格的な恐竜研究の始りになったことにちなんだ記念日。


● 今日生まれた人

1818年 アレクサンドル2世……ロシアの皇帝。「農奴解放令」を発布。
 
1820年 カートライト……アメリカの「現代野球のルール」を確立した人物。

1837年 ジョン・モルガン……アメリカの金融資本家。ロスチャイルド、ロックフェラーと並ぶ3大財閥のひとつ「モルガン財閥」創始。

1837年 板垣退助……明治期の政治家。「自由民権運動」指導。大隈重信と日本初の政党内閣「隈板内閣」を創始。


● 今日亡くなった人

1354年 北畠親房……鎌倉時代後期から南北朝時代の公卿。代表著作は、吉野朝廷(南朝)の正統性を述べた歴史書『神皇正統記』。

1616年 徳川家康……江戸幕府初代将軍。織田信長、豊臣秀吉により統一された天下を磐石のものとした。

1682年 朱舜水……中国・明の儒学者。江戸時代初期に来日し「水戸学」へ思想的影響を与えた。

1790年 フランクリン……アメリカの外交官・政治家・文筆家・発明家。雷が電気であることを解明。代表著作『フランクリン自伝』。

1817年 杉田玄白……江戸時代中・後期の蘭方医。『解体新書』(『ターヘル・アナトミア』の和訳)で有名。

1882年 フォンタネージ……イタリアの画家。お雇い外国人教師として来日し、日本人に洋画を指導。

1948年 鈴木貫太郎……明治・大正・昭和期の海軍軍人・政治家。第42代首相として太平洋戦争の終結を図る。


● 過去のマイブログ「4月17日」のテーマ
 
2014年  光圀に招かれた朱舜水
中国「明」の儒学者で江戸時代初期に来日し、水戸学に大きな影響を与えた朱舜水(しゅ しゅんすい)が、1682年に亡くなった日です。1600年、浙江省の名家に生まれた朱舜水は、明末期の不安定な世情にまどわされず、朱子学を学び、仕官することなくじっくり自己を鍛えました。ところが、1644年李自成の乱により明朝が滅亡し、満州民族による清朝が成立しました。こんな動きに対し舜水は、鄭親子らが明朝再興のために活動を開始すると、この運動に参加し……。

2013年 「鬼貫」 鈴木貫太郎
明治から昭和期に海軍軍人として活躍し、太平洋戦争末期の内閣総理大臣として「ポツダム宣言」を受け入れた鈴木貫太郎(すずき かんたろう)が、 1948年に亡くなった日です。1867年、下総国(千葉県)関宿藩士の子として、父の任地和泉国(現・大阪堺市)に生まれた鈴木貫太郎は、4歳のときに関宿町に帰り、1877年に群馬県前橋市に転居しました。前橋中学、攻玉社をへて、1884年に海軍兵学校に入学……。

2009年  江戸幕府を開いた徳川家康
応仁の乱以降100年以上も続いた戦乱に終止符を打ち、織田信長、豊臣秀吉により統一された天下をさらに磐石のものとした徳川家康が、1616年に亡くなった日です。家康は、日光東照宮や久能山東照宮などで「東照大権現」(とうしょうだいごんげん)としてまつられています。1542年に生まれた徳川家康は、とてもつらく苦しい少年時代をすごしました。父親は、三河の岡崎(愛知県岡崎市)の城主でした……。

2007年  計画性の身につく子に
計画性のある子どもと、なにごとにも行き当たりばったりの子ども。子どもを、このどちらかにするのは、家庭における親の態度、とくに、母親の生活態度によるものが、たいへん大きいと思われます。子どもの性格によるものではありません。母親がしてみせる生活習慣から生まれ育っていくものです。こんな例があります。ある母親は、子どもを連れて町へ出ると、いつも、あらかじめ計画して行動することは少なく……。

2006年  モチモチの木
「モチモチの木」 (斎藤隆介・作、滝平二郎・絵、岩崎書店刊) のあらすじは次の通りです。峠の猟師小屋に、ふたりっきりで住んでいる、やさしい、じさまと、甘えんぼうの豆太。豆太は、小屋の前の、おばけのように見えるモチモチの木がこわくて、夜、ひとりで、しょんべんにもいけない弱虫です。ところが、ある夜、じさまが腹痛をおこすと、豆太は、こわさをこらえて、山のふもとの医者のもとへ。そして、医者をつれて小屋へもどってくると、モチモチの木に、火が灯っているのを見ます。それは、ほんとうの勇気のある人間だけが見ることのできる、火でした……。


● 今日(4月16日)の主なできごと

1397年 金閣寺完成……室町幕府3代将軍の足利義満は、金閣寺の上棟式を行なった。巨額の資金を投入した3層建で、下から寝殿づくり、武家づくり、仏殿づくりとなっている。1950年に放火による火事で全焼してしまい、1955年に再建された。1994年、古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。


● 今日の主な記念日・恒例日

ボーイズビーアンビシャスデー……1877年のこの日、札幌農学校(現在の北海道大学農学部)の基礎を築いた教頭・クラーク博士が、「Boys,be ambitious.(少年よ、大志を抱け)」という有名な言葉を残して北海道を去ったことにちなむ記念日。

女子マラソンの日……1978年のこの日、東京・多摩湖畔で日本初の女子フルマラソン大会「第1回女子タートルマラソン全国大会」が開かれたのにちなんで制定。なお、この大会の参加者49人に対し、沿道には10万人がつめかけた。


● 今日生まれた人

1844年   アナトール・フランス……フランスの小説家・評論家。代表作『舞姫タイス』『赤い百合』『エピクロスの園』『神々は渇く』など。

1867年 ウィルバー・ライト……アメリカの発明家。「飛行機」を発明したことで知られるライト兄弟の兄。

1874年 渡辺錠太郎……明治・大正・昭和期の陸軍軍人。陸軍教育総監の時、「二・二六事件」で殺害。

1889年 チャップリン……イギリス出身アメリカの喜劇俳優・映画監督。代表作『黄金狂時代』『街の灯』『モダンタイムス』『独裁者』『ライムライト』など。


● 今日亡くなった人

1828年 ゴヤ……スペインの画家。代表作『裸のマハ/着衣のマハ』『カルロス4世の家族』『我が子を食らうサトゥルヌス』など。ベラスケスとともにスペイン最大の宮廷画家。

1850年 マリー・タッソー……フランスの蝋人形作家。ロンドンに「マダム・タッソー館」設立。

1945年 田村俊子……明治・大正期の小説家。代表作『誓言』『嘲弄』『木乃伊の口紅』など。

1958年 ロザリンド・フランクリン……イギリスの物理化学者・結晶学者。「DNAなどの化学構造の解明」に貢献。

1972年 川端康成……小説家。『伊豆の踊り子』 『雪国』 など。日本人初のノーベル文学賞。

1991年 デヴィッド・リーン……イギリスの映画監督・脚本家。代表作『戦場にかける橋』『アラビアのロレンス』『逢びき』『ドクトル・ジバゴ』など。


● 過去のマイブログ「4月16日」のテーマ

2014年  『木乃伊の口紅』 の田村俊子
樋口一葉に続く女流作家として注目された田村俊子(たむら としこ)が、1945年に亡くなった日です。1884年、現在の東京・蔵前にあった米穀商の子として生れた田村俊子(本名・佐藤とし)は、府立第一高女を経て、1901年に日本女子大国文科に入学しますが、まもなく作家を志して中退し、幸田露伴の門下に入りました。翌1902年に露伴から与えられた露英のペンネームで『露分衣(つゆわけごろも)』を発表……。

2013年  [おもしろ民話集 81] 青ひげ
むかし、あるところに、とてもお金持ちの貴族がいました。大きな森にかこまれた家は、まるでお城のようでした。でも、町の人は、その貴族を「青ひげ」と呼んで、あまり近づかないようにしていました。まっ青なひげが気味悪かっただけでなく、これまでに青ひげと結婚した女の人が、6人も次々と消えてしまっていたからです。さて、この青ひげの家のとなりに、美しい姉妹が住んでいました……。

2010年 喜劇王・チャップリン
『黄金狂時代』『街の灯』『モダンタイムス』『独裁者』『ライムライト』など山高帽にチョビひげ、ダボダボずぼん、ドタ靴、ステッキといういでたちで、下積みの人たちの悲しみや社会悪を批判する自作自演の映画で名高いチャップリンが、1889年に生まれた日です。チャップリンは、ロンドンの貧民街で生まれました。両親はまずしい旅芸人でしたが、チャップリンが6歳のときに父が亡くなり、7歳のときには、母が苦しい生活のために精神病にかかって……。

2009年  いちばん明るい星ってなーに?
空に輝く星をながめて、どの星が一番明るいだろうかと、見つけようとしたことがだれしもあることでしょう。最近は、空が明るくなってきているので、都会ではそれほどたくさんの星が見られなくなってきていますが、晴れた日でしたら何百という星があって、とても数えることができそうにないと思ってしまいます。でも、肉眼で見ることのできる星は、およそ6000個。日本からは見ることのできる星は……。

2007年  ワールド図書館(16) 「南アジア」 巻末解説
インドが他の国と違っているとすれば、何よりもその文明の連続性にあるといえます。もともと中央アジアの遊牧民だったアーリア人は、紀元前1500年頃、インドに侵入し、先住民族と混ざりあい、ヴェーダ文化をつくりあげました。この文化が思想、文芸、社会のしくみなどインド世界の祖になるもので、ヒンズー教に支えられ、連綿と今に続いています。古いインドの叙事詩 「ラーマーヤナ」 を例にとれば……。

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