児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ

30歳で独立、31歳で出版社(いずみ書房)を創業。 取次店⇒書店という既成の流通に頼ることなく独自の販売手法を確立。 ユニークな編集ノウハウと教育理念を、そして今を綴る。

2016年07月


● 今日(7月7日)の主なできごと

1615年 武家諸法度発布……5月の「大坂夏の陣」で豊臣氏を滅ぼした徳川幕府は、2代将軍の徳川秀忠の名で全国諸大名に「武家諸法度」13か条をこの日に発布した。自分の領地と江戸とを1年ごとに毎年4月に参勤することを指示した参勤交代制、築城の厳禁、幕府による大名やその側近の結婚許可制などの統制令だった。

1937年 盧溝橋事件……北京に近い盧溝橋で、中国・国民党政府軍と日本軍との間に発砲事件がおこった。日中戦争(支那事変、日華事変)の発端となったこの事件をきっかけに、日本軍と中国は戦争状態に突入、戦線を拡大していった。


● 今日の主な記念日・恒例日

七夕……中国に伝わる「織女・牽牛伝説」(天の神様の娘の織女星[こと座のベガ]は、美しい織物を織る名手だった。とても仕事熱心なため、年頃になってもボーイフレンド一人作らない。かわいそうになった神様は、天の川のむこうに住む働き者の牽牛星[わし座のアルタイル]という若者と結婚させた。ところが、結婚すると二人は、あんまり毎日が楽しくて織女星は織物を織らなくなり、牽牛星も牛を追わなくなった。怒った神様は、天の川のこちらの岸に織女星を連れもどし、1年に一度の「七夕の夜」だけ向こう岸に行ってよいことにした。7月7日の晩、空が晴れると、白鳥たちが天の川にたくさん舞い降りて、翼で橋を架けてくれ、織り姫はその白鳥たちの橋を渡って牽牛に会いに行く)
いっぽう日本には、「棚機つ女(たなばたつめ)」という民間信仰があった。(少女はこの日に、身を清めて衣を織り、機織り機の棚の上に置いて、神様をお迎えし、穢れを取り去ってもらう)
この日本の「棚機つ女信仰」と中国の「織女・牽牛伝説」がいっしょになって、7世紀の頃から宮中の行事になり、江戸時代の末期になって、一般の人たちもこの行事をはじめるようになったといわれている。

川の日……建設省(今の国土交通省)が、七夕伝説の「天の川」のイメージと、7月は「河川愛護月間」であることから近代河川制度100周年にあたる1996年に制定。

竹・たけのこの日……『竹取物語』の、竹から生まれた「かぐや姫」の誕生日は7月7日とする説から、全日本竹産業連合会が1986年に制定。


● 今日生まれた人

1844年 陸奧宗光……明治期の外交官・衆議院議員。「日本外交の父」

1860年 マーラー……オーストリアの作曲家・指揮者。代表作『交響曲第5番嬰ハ短調』含む10の交響曲など。

1887年 シャガール……ロシア出身フランスの画家。「20世紀の巨匠」「愛の画家」

1901年 円谷英二……昭和期の特撮映画監督。代表作『ウルトラマン』『ゴジラ』など。


● 今日亡くなった人

723年 太安万侶……飛鳥・奈良時代の官人学者。『古事記』編纂。

1129年 白河天皇……平安時代後期の72代天皇。堀河・鳥羽・崇徳天皇の3代にわたって43年間上皇として院政を行う。

1622年 支倉常長……江戸時代初期の仙台藩主伊達政宗家臣。慶長遣欧使節団を率いてヨーロッパへ渡航。

1901年 スピリ……スイスの女流児童文学者。代表作『アルプスの少女ハイジ』。

1930年 コナン・ドイル……イギリスの小説家。代表作『シャーロックホームズ』シリーズ、『失われた世界』など。

1953年 阪東妻三郎……大正・昭和期の俳優。田村高広・正和・亮の父。

1982年 坪田譲治……大正・昭和期の児童文学者。代表作『風の中の子供』『子供の四季』など。

1997年 奥むめお……大正・昭和期の女性運動家・政治家。「主婦連」会長。


● 過去のマイブログ「7月7日」のテーマ

2015年ブログ 「伝説的名優」 阪東妻三郎
「阪妻」の呼び名で親しまれ、チャンバラ時代劇の第一人者となり、晩年には『無法松の一生』『破れ太鼓』など現代劇の佳作を演じた俳優の阪東妻三郎(ばんどう つまさぶろう)が、1953年に亡くなった日です。1901年、今の東京神田にあった木綿問屋の次男に生まれた阪東妻三郎(本名・田村伝吉)は、小学校を卒業するころから家業が傾きだし、兄、姉、母を相次いで亡くした上、父親が事業に失敗して破産してしまいました……。

2014年ブログ 『風の中の子供』 の坪田譲治
正太・善太・三平兄弟が活躍する小説、たくさんのリアリズム創作童話や昔話の再話を残した坪田譲治(つぼた じょうじ)が、1982年に亡くなった日です。1890年、いまの岡山市にランプやろうそくの芯を作る製織所の子に生まれた坪田譲治は、8歳の時に父が亡くなったため、大学生だった兄が家業を継ぎました。1908年に早稲田大予科へ入学、童話作家の小川未明と出会って強い影響を受けるものの、健康を損ねて……。

2011年ブログ 推理小説の生みの親・ドイル
名探偵シャーロック・ホームズが活躍する推理小説シリーズや、チャレンジャー教授が活躍するSF小説シリーズ、歴史小説、戯曲など広い分野の作品を著わしたイギリスの作家ドイルが、1930年に亡くなった日です。スコットランドの首都エディンバラで、1859年に生まれたアーサー・コナン・ドイルは、カトリック系のカレッジで学びましたがやがてキリスト教を拒否、17歳で外科医師の助手として働きながらエディンバラ大学で医学を学びました……。

2010年ブログ 日本外交の父・陸奥宗光
イギリスとの治外法権を撤廃、日清戦争後の下関条約締結の全権大使をつとめるなど、近代日本の外交を支えた陸奥宗光(むつ むねみつ)が、1844年に生まれた日です。江戸幕府を倒した明治政府にとって、いちばん頭のいたい問題は、1858年に江戸幕府が、アメリカ・イギリス・フランス・オランダ・ロシアの各国と結んだ通商条約でした。外国人が罪をおかしても、治外法権ができたことによって日本の法律でさばくことができませんし、外国からの輸入品に関税をかけるのも、自由に決められないという、たいへん不平等な条約だったからです……。

2009年ブログ 悲劇の遣欧使者・支倉常長
江戸時代初期の仙台藩主伊達政宗の家臣で、慶長遣欧使節団を率いてヨーロッパへ渡航した支倉常長(はせくら つねなが)が、1622年に亡くなった日です。1613年の秋、仙台の西の月ノ浦港から、1せきの大きな船がヨーロッパへむかって出帆しました。船には、仙台藩主伊達政宗のけらいの支倉常長と、およそ150人の武士や船乗り、それに神父ルイス・ソテロをはじめ日本へきていた40人ほどのスペイン人が乗っていました……。

2008年ブログ 古事記をまとめた学者・太安万侶
稗田阿礼(ひえだの あれ)が暗誦した古代の伝承を記録し 「古事記」 としてまとめあげた奈良時代前期の学者 太安万侶(おおの やすまろ)が、723年に亡くなった日です。日本で最も古い歴史書のひとつに 『古事記』 とよばれるものがあります。奈良時代にまとめられたものです。上・中・下の3巻に分かれ、上巻では、日本に天皇が現われるいぜんの神代のことがしるされています。中・下巻では、第1代の神武天皇から、第33代の推古天皇までの、天皇の歴史や国づくりの物語がつづられています……。

2005年ブログ 映像と連動したリピートカード
「セサミえいごワールド」教材の中で、もっとも時間と労力がかかったのは300枚のリピートカードのほとんどに、映像で登場する単語や表現を連動させた点かもしれない。映像というのは次々にイメージや音声が流れていくだけに、視聴しているだけでは英語を身につけることはむずかしい。どうしても、日常よく使われる単語や表現を、くりかえし声に出すことが重要である。ネイティブと対話する感覚を体験することができれば申し分ない。その役割を担うのがリピートカードで……。


● 今日(7月6日)の主なできごと

1783年 浅間山大噴火……長野と群馬の県境にある浅間山がこの日に煙を吐き出し、2日後に大爆発、火砕流が村々を襲って2万人の命を奪った。火山灰が広い地域をおおったため作物が出来ず、天明の飢饉の要因となった。

1885年 狂犬病ワクチン……フランスの細菌学者・化学者のパスツールが、1885年に狂犬病ワクチンを初めて人体に接種した。

1912年 日本がオリンピック初参加……ストックホルムで開催された第5回オリンピックに、日本選手2名が初めて出場した。


● 今日の主な記念日・恒例日

サラダ記念日……1987年のこの日、俵万智が歌集『サラダ記念日』を刊行。タイトルとなった一首「この味がいいねと君が言ったから 七月六日はサラダ記念日」とあり、この歌集がきっかけとなって [短歌ブーム] がおこったことから制定された。また、「記念日」を一般に定着させるきっかけともなったことで、「記念日の日」にもなっている。

公認会計士の日……1948年のこの日、「公認会計士法」が制定されたことから、日本公認会計士協会が1991年に制定。


● 今日生まれた人

1837年 津田仙……明治期の農学者。日本初の通信販売。津田梅子の父。新島襄、中村正直とともに「キリスト教界の三傑」

1874年 佐藤紅緑……明治・大正・昭和期の小説家・児童文学作家。サトウハチロー、佐藤愛子の父。

1920年 ミヤコ蝶々……昭和・平成期の漫才師・女優。

1935年 ダライ・ラマ14世……チベット仏教法主・チベット亡命政府指導者。


● 今日亡くなった人

1535年 トマス・モア……イギリスの思想家・大法官。代表作『ユートピア』。

1715年 稲生若水……江戸時代中期の本草学者。

1893年 モーパッサン……フランスの小説家。代表作『女の一生』『脂肪の塊』『首飾り』など。

1894年 高橋由一……明治期の洋画家。代表作『花魁』『鮭』など。

1916年 ルドン……フランスの画家。代表作『眼=気球』『トルコ石色の花瓶の花』など。

1932年 グレアム……イギリスの小説家。代表作『たのしい川べ(ひきがえるの冒険)』。

1962年 フォークナー……アメリカの小説家。代表作『響きと怒り』『サンクチュアリ』『八月の光』など。

1999年 ロドリーゴ……スペインの作曲家。代表作『3つのスペイン風小品』『アランフェス協奏曲』など。


● 過去のマイブログ「7月6日」のテーマ

2015年ブログ 「日本博物学の祖」 稲生若水
民(中国)の本草(ほんぞう)学書の欠点を補い、日本独自の『庶物類纂』を著した本草学者の稲生若水(いのう じゃくすい)が、1715年に亡くなった日です。1655年、京都の南にあった淀藩領主永井家の医師の子として江戸屋敷に生まれた稲生若水(本名・宣義 若水=号)は、医学を父から学び、11歳のとき大坂の本草学者福山徳潤に学び、京都の儒学者伊藤仁斎から古義学派の儒学を学びました。ところが、不幸にも主家の永井家がお家断絶になってしまったため、26歳で浪人の身となり……。

2011年ブログ 『ユートピア』 のトーマス・モア
イギリス・ルネサンス期の法律家、思想家で、『ユートピア』を著わしたトーマス・モアが、1535年に斬首刑により亡くなった日です。1478年、ロンドンの裁判官の家に生まれたトーマス・モアは、大司教・大法官のジョン・モートンの家で教育を受け、オクスフォード大学で古典学を学びました。その後、リンカーン法学院で5年間法学の研究をしているときエラスムスと知り合い……。

2010年ブログ 短編の名手・モーパッサン
今日7月6日は、『脂肪の塊』『首飾り』などの短編をおよそ260編も遺したフランスの作家モーパッサンが、1893年に亡くなった日です。モーパッサンには『女の一生』など長編6編もあります。短編の代表作『首飾り』は、次のような内容です。下級役人ロワゼルと結婚したマルチドは、パリでつつましい生活を送っていました。でも、気位の高い美ぼうを鼻にかけた性格のマルチドには、それが不満でなりません。毎日のように、豪華な居間や晩さんを空想しては、気をまぎらすのでした……。

2009年ブログ 『星の王子さま』 のサン・テグジュペリ
1943年に発表されて以来世界じゅうの子どもやおとなに愛され続けている『星の王子さま』をはじめ、『夜間飛行』『人間の土地』などの飛行機の小説を書いた飛行家のサン・テグジュペリが、1944年に亡くなったと思われる日(7月31日説あり)です。アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリは、1900年にフランスのリヨンに生まれました。20歳の頃から、志願兵として飛行機に乗りはじめ、やがて民間航空界に入り、夜間飛行の先駆者となりました……。

2007年ブログ 英語の7月~11月のこと
45年以上前、高校時代の「世界史」の授業で教わった、英語の月の名前のエピソードをなぜか急に思い出しました。英語で、7月~11月は順にJuly, August, September, October, November です。でも、Septemberは本来、seventh で7番目、October はoctopus (8本足の)「たこ」のように8の意味、Novemberはninthで9番目を意味する言葉でした。ところが、ローマ時代に活躍したユリウス・シーザーとアウグスッスが自分たちの名前であるJulyとAugustを入れてしまったために、2か月ずつずれてしまったという話……。

2006年ブログ はけたよはけたよ
「はけたよはけたよ」(神沢利子文・西巻茅子絵 偕成社刊)は次のように展開します。主人公のたつおくんは、ひとりでパンツがはけません。なんどやっても、はけません。はこうと思って片足をあげると、どてん!。たつおくんは、とうとう、「パンツなんか、はかないや」と、言って、はだかのまま外へでていきます。ところが、犬、ねこ、ねずみ、それに牛や馬に 「しっぽのないおしり」 と、わらわれてしまいます。たつおくんは、どんどん逃げて行き、1本足で立っているサギのまねをして、自分も1本足で立とうとすると、またどてん! ……。

2005年ブログ こだわりの教育カリキュラム
「セサミストリート」が、テレビによる「子どもの学校」をめざした教育番組であることは、先に記述したが、「セサミえいごワールド」の映像も、同じような独創的なカリキュラムを基に制作されている。1話15分、全52話は、日本語も英語も話せる小学生の主人公ティンゴが、ニューヨークに住む女子高校生ニッキの家に1年間ホームステイし、さまざまな異文化交流をしながら成長していく楽しいストーリーとして展開される……。


● 今日(7月5日)の主なできごと

1590年 秀吉天下統一……豊臣秀吉はこの日、小田原城を包囲して北条氏政・氏直父子を降伏させた。最後まで抵抗していた戦国大名を従わせたことで、応仁の乱から120年余り続いた「戦国時代」を終わらせた。

1949年 下山事件……日本国有鉄道(JRの前身=国鉄)の下山総裁が出勤途中に行方不明になり、翌日の未明、常磐線の北千住駅と綾瀬駅間の線路上で、死体となって発見された。真相不明のまま捜査が打ち切られたため、「戦後史最大の謎」とされている。


● 今日の主な記念日・恒例日

ビキニスタイルの日……1946年のこの日、フランスのルイ・レアールが、世界で最も小さい水着としてセパレート型の水着を発表。その大胆さが周囲に与える破壊的威力を「原爆」(発表の4日前にアメリカがビキニ環礁原爆実験を行った)にたとえ、「ビキニ・スタイル」と命名したといわれる。

農林水産省発足記念日……1978年のこの日、「農林省」が「農林水産省」に改称されたことから制定。


● 今日生まれた人

1853年 セシル・ローズ……イギリス生まれ南アフリカの政治家。ケープ植民地首相。帝国主義者。

1884年 清瀬一郎……大正・昭和期の弁護士・政治家。東京裁判では東条英機の弁護人。1960年新安保成立時の衆議院議長。

1884年 大屋晋三……昭和期の実業家・政治家。帝人社長。商工相・運輸相歴任。

1889年 コクトー……フランスの詩人・小説家・前衛芸術家。代表作『恐るべき子供たち』など。

1900年 山階芳麿……昭和期の鳥類学者。山階鳥類研究所を創始。


● 今日亡くなった人

1215年 栄西……鎌倉時代初期の僧。禅宗・日本臨済宗の開祖。茶の習慣を日本に伝え、茶の湯のもとを築く。

1813年 蒲生君平……江戸時代後期の学者・海防論者。同時代の林子平・高山彦九郎と共に「寛政の三奇人」の一人。

1982年 池田弥三郎……昭和期の国文学者・民俗学者。「女子学生亡国論」を唱え物議をかもす。

1995年 福田赳夫……昭和・平成期の大蔵官僚・政治家。第67代首相。

2015年 南部陽一郎……日本出身アメリカ国籍の理論物理学者。自発的対称性の破れの発見により2008年ノーベル物理学賞。


● 過去のマイブログ「7月5日」のテーマ

2012年ブログ 「おもしろ古典落語」76回目 岸流島
隅田川に橋がかかる前、渡し船で往来していたころのお話です。浅草方面から渡し船に乗りあわせていた、年のころは30くらいのゲジゲジまゆげにギョロ眼という、あまりたちのよさそうでない侍が、キセルを出して煙草をすいはじめました。船ばたでポンポンとキセルたたいて、ジュッと、川の中へ火を落とします。侍は、うまそうに2、3服そうやっていましたが、そのうちにどうしたわけか、コツンとたたいたはずみに、ポロリ…、キセルのがん首がはずれて、そのまま川の中に落ちてしまいました。「あっ、しまった。これ、船頭! 船を止めてくれ、止めろ!……。

2011年ブログ マルチ芸術家・コクトー
フランスの詩人コクトーが、1889年に生まれた日です。20世紀初めから2度の大戦を経て1963年に亡くなるまで、約半世紀にわたって第一線で活動を続けた詩人であり、小説、評論、演劇、絵画、映画、音楽などあらゆる文学・芸術分野で活躍したマルチ芸術家でした。パリ近郊の豊かな家庭に生まれ育ったジャン・コクトーは、中学時代から詩を書くようになりました。1909年に、処女詩集『アラジンのランプ』を出版して文壇にデビューするや……。

2010年ブログ 下山事件
連合国の占領下にあった1949年、日本国有鉄道(JRの前身─国鉄)の下山総裁が出勤途中に失踪した日です。下山総裁は、朝8時20分に大田区の自宅を出て、千代田区丸の内にある国鉄本社へ車でむかいました。総裁の車が東京駅近くまできたとき、デパートで買い物をしたいといわれたため、運転手は、日本橋の三越本店へむかいました。しかし、開店前だったため、銀行に寄るようにいわれ、総裁は20分ほど銀行へ入って用事をすませました。そのあとまた三越本店へむかい、9時37分に総裁は車を降りて、中へ入っていきました……。

2007年ブログ 誕生の喜びを語る
子どもの自殺が相次いでいます。おとなたちは 「なぜ、あんなにかんたんに死んでしまうのだろう」 と考え、これに対して識者の多くは 「今の子どもたちは、いのちの尊さというものを知らないからだ。おとなたちが、物の豊かさに毒されて、子どもに、いのちの尊さを伝えることを忘れているから……」 と語っています。けれども、幼いわが子に人間のいのちの尊さを伝えることは、なんでもないことのようで、実はかなりむずかしいものです。しかし、たった一つだけ、どんな母親にもできることがあります。それは、わが子に 「あなたが生れるとき」 「あなたを産んだとき」 を語って聞かせることです……。

2005年ブログ デジタル化したトーキングリピーター
トーキングカードという磁気の貼られたイラスト付カードを、リピーターという機械に通すと、スイッチが入ってカードが動きだし、5、6秒間声が聞こえ、終わると自動的にスイッチが切れるというシステムがある。世界のソニーを育て上げたことで有名な井深大氏が、1970年代に開発、販売を開始した。幼児向け英語教材にうってつけだということで、以来、さまざまな会社がハードやソフトを開発し、幼児英語の分野では、20年以上もの長い間、子どもをもつ母親らに支持されてきた。しかし、この磁気を貼ったカードには、次のような欠点がある……。


● 今日(7月4日)の主なできごと

1776年 アメリカ独立宣言……イギリスからの独立をめざし前年からの戦争のさなか、アメリカ東部13州はこの日に独立を宣言、7年後の1783年の「パリ条約」で正式に認められた。アメリカ合衆国では、以来この日を「独立記念日」としてお祝いをしている。


● 今日の主な記念日・恒例日

梨の日……七(な)四(し)の語呂合せから、鳥取県東郷町(今の湯梨浜町)の「東郷町二十世紀梨を大切にする町づくり委員会」が2004年に制定。

那須の日……七(な)四(す)の語呂合せから、那須高原観光協会が制定。


● 今日生まれた人

1790年 エベレスト……イギリスの数学者・測地学者。インドからネパールを精密に測量。世界最高峰エベレストの名の由来。

1807年 ガリバルディ……イタリアの軍人。イタリア王国統一功績者のひとり。

1820年 フォスター……アメリカの作曲家。代表作『おおスザンナ』『オールドブラックジョー』『草競馬』『故郷の人々』など。

1900年 中谷宇吉郎……大正・昭和期の実験物理学者・随筆家。世界初人工雪の製作成功。


● 今日亡くなった人

1106年 源義家……平安時代後期の武将。「八幡太郎」の通称で知られる。

1826年 ジェファソン……アメリカ第3代大統領。独立宣言文の起草者。

1831年 モンロー……アメリカ第5代大統領。アメリカ外交の基本を示す「モンロー宣言」

1934年 キュリー夫人……ロシア占領下のポーランド出身フランスの科学者。2度のノーベル賞受賞。


● 過去のマイブログ「7月4日」のテーマ

2014年ブログ モンロー主義
アメリカ建国時の功労者のひとりで、アメリカ外交の基本を示す「モンロー宣言」を発したことで知られる第5代アメリカ合衆国大統領モンローが、1831年に亡くなった日です。1758年、バージニア州ウェストモアランドの小農園主の子として生まれたジェームズ・モンローは、アメリカ独立期に少年時代をすごしたことで、1775年から独立戦争に加わり、1778年に足を負傷し軍を離脱しました……。

2012年ブログ 「雪の結晶」 と中谷宇吉郎
寒冷地の自然現象研究に大きな成果をあげた物理学者で随筆家の中谷宇吉郎(なかや うきちろう)が、1900年に生まれた日です。石川県加賀市に生まれた中谷は、小学校を卒業するとまもなく父が亡くなったため家計は苦しくなりました。しかし、成績が優秀だったため、援助してくれる人があらわれ、旧制小松中学、第四高等学校を経て1922年に、東京帝国大学理学部物理学科に入学しました……。

2011年ブログ 「八幡太郎」 義家
平安時代後期の武将で、八幡太郎(はちまんたろう)の通称で知られる源義家(みなもとのよしいえ)が、1106年に亡くなった日です。はじめての武家政権鎌倉幕府を開いた源頼朝、室町幕府を開いた足利尊氏らの祖先に当たることから、後世に英雄視され、さまざまなエピソードが残されています。源義家が、東北へ兵をだしたときのこと。兵をしたがえて馬を進めていた義家は、さっと矢をつがえて、弓をきりきりっとしぼりました……。

2008年ブログ ノーベル賞を2度受賞したキュリー夫人
ラジュームを発見して夫ピエールといっしょにノーベル物理学賞をもらい、夫の死後ラジュームの分離に成功してノーベル化学賞をえた女性科学者キュリー夫人(マリー・キュリー)が、1934年に亡くなった日です。5人兄弟の末っ子のマリーが生まれた1867年ごろのポーランドは、ロシアに占領されていたため、植民地のような状態でした。そのため、ポーランド語を話すことを禁じられ、ロシア式の生活を強いられました……。

2007年ブログ アメリカ独立記念日
アメリカが1776年に、イギリスの植民地から独立を宣言した記念すべき日です。現在、アメリカ合衆国には50の州があります。でも、当時は、まだ13州しかありませんでした。その13州は、北にカナダ、南はスペイン領のフロリダにはさまれた大西洋岸からミシシッピー川までの土地が国土で、人口は、ヨーロッパから移住したイギリス人、フランス人、スペイン人、オランダ人など300万人ほど、他に原住民であるインディアンが住んでいるにすぎませんでした……。

2006年ブログ かさじぞう
大みそかの日。おじいさんは、笠を売りに町へでかけます。正月のもちを買うためです。ところが、笠は一つも売れません。おじいさんは、しかたなく、雪のなかを帰って行きました。すると、道ばたに6人のおじぞうさまが、雪まみれになって立っています。とっても寒そうです。そこで、おじいさんは、持っていた5つの笠を5人のおじそうさまにかぶせて、さいごの1人のおじぞうさまには、自分がかぶっていた笠をぬいで、頭にのせました……。

2005年ブログ セサミストリートのバリアフリー精神
世界中の子どもや親たちに大人気の「セサミストリート」は、1969年、アメリカで誕生した教育番組である。アメリカの1960年代というのは、政治的にも経済的、文化的にも充実した時代で、世界の超大国として自信と活気に満ちあふれていた。しかし、一方では、黒人やヒスパニッシュらに対する人種差別や貧困があり、しいたげられた人々による犯罪が多発し、大きな社会問題になっていた。そんな犯罪者たちの子どもの多くは学校に通っておらず、そのため文字は読めず、数もかぞえられない、物事の善悪や社会的なルールも教えられていない、という現実があった……。


● 今日(7月1日)の主なできごと

1787年 寛政の改革……江戸幕府の老中松平定信は、第11代将軍徳川家斉のもとで、8代将軍徳川吉宗の「享保の改革」にならい、この日から「寛政の改革」を行い、武芸や学問の奨励、緊縮財政、風紀取締りによる幕府財政の安定化をめざした。一連の改革は、田沼意次が推進した商業重視政策を否定したものだった。

1890年 第1回衆議院選挙……この日、初の衆議院選挙が行われたが、有権者は、国税を15円以上納めた25歳以上の男子だけで、総人口のわずか1.14%だった。

1997年 香港返還……アヘン戦争を終結させるため、清とイギリス間で結ばれた南京条約(1842年)により、イギリスに割譲された香港だったが、この日イギリスから中国へ返還され、特別行政区となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

山開きの日……登山は、昔は信仰行事で禁止されていた。やがて、夏の一定期間だけはその禁が解かれて、その始まりの日を「山開き」と言っていた。現在では富士山をはじめ、ほとんどの山がこの日に山開きを行い、夏山登山の安全を祈願する。

国民安全の日……産業災害・交通事故・火災等の災害防止をはかる「全国安全週間」の初日で、1960年5月の閣議で制定された。

童謡の日……1918年のこの日、たくさんの名作童話・童謡を生み出したことで知られる日本初の児童文芸誌『赤い鳥』が創刊されたことにちなみ、日本童謡協会が1984年に制定。


● 今日生まれた人

1804年 ジョルジュ・サンド……フランスの女流小説家。代表作『魔の沼』『愛の妖精』など。

1893年 獅子文六……昭和期の小説家・劇作家・演出家。代表作『てんやわんや』『娘と私』『大番』など。

1902年 ワイラー……アメリカの映画監督。代表作『ローマの休日』『大いなる西部』『ベン・ハー』など。

1961年 ダイアナ・スペンサー……イギリス元チャールズ皇太子妃。ウィリアム王子・ヘンリー王子の実母。


● 今日亡くなった人

770年 阿倍仲麻呂……奈良時代の遣唐留学生・歌人。

1622年 支倉常長……安土桃山・江戸時代初期の武将・仙台藩士。遣欧使節団長として著名。

1876年 バクーニン……ロシアの革命家・無政府主義者。

1896年 ストウ夫人……アメリカの女流小説家。代表作『アンクルトムの部屋』など。

1905年 ヘイ……アメリカの政治家・外交官・ジャーナリスト。

1908年 児島惟謙……明治期の裁判官・大審院院長。「大津事件」の裁判官。

1925年 サティ……フランスの作曲家。「音楽界の変わり者」といわれ西洋音楽に大きな影響。

2006年 橋本龍太郎……昭和・平成期の政治家。第82・83代首相。


● 過去のマイブログ「7月1日」のテーマ

2015年ブログ 「アメリカ経済主義の推進者」 ヘイ
リンカーン大統領の秘書、マッキンリー、セオドア・ルーズベルト両大統領の国務長官を務めた政治家・外交官・ジャーナリストのヘイが、1905年に亡くなった日です。1838年、インディアナ州の辺境の地セーレムに医師の子として生まれたジョン・ヘイは、少年のころから詩人になることを志しますが、1858年にブラウン大学を卒業後、政治や文化の発達していたイリノイ州スプリングフィールドにあるおじの法律事務所で働くことになりました……。

2014年ブログ マルクスと対立したバクーニン
ロシアの革命家で、無政府主義(アナーキズム)と反権威主義をかかげ、マルクスの主張したプロレタリア独裁に反対したバクーニンが、1876年に亡くなった日です。1814年、モスクワ北西のプリャムヒノにある貴族の子として生まれたミハイル・バクーニンは、14歳の時にペテルブルクに出て砲兵学校で教育を受け、ロシア皇帝親衛部隊に入隊しました……。

2013年ブログ 「硬骨の裁判官」 児島惟謙
「大津事件」で政府の圧力にもめげず、司法権の独立を守り抜いた司法官として知られる児島惟謙(こじま いけん)が、 1908年に亡くなった日です。1837年に伊予国(現、愛媛県)宇和島藩士の子として生れた惟謙は、生後まもなく母の離婚により、数年間里子に出されたり、造酒屋で奉公したりと、不幸な幼年時代を送りました。そのため姓も金子、緒方、児島と変わっています。しかし、文武の稽古にはげみ、1864年には剣道修行のために、松山、今治、高知へおもむき……。

2011年ブログ 「おもしろ古典落語」28回目 青菜
そろそろ暑くなったころ、ある隠居の家で、植木屋の八五郎が植木の手入れをしながら、一服していました。「植木屋さん、たいそうご精がでますな」「あっ旦那、おいでなすってたんですか。植木屋は、なまけ者が多いのか、いつも座りこんじゃ、たばこふかしてるって。ボンヤリしてるんじゃなくて、庭ながめながら、『こっちの枝はもう少し短めにしたほうがいいんじゃないか、石灯はこっちに移そうか』なんて、いちいち段取りぃつけてますんで」「そうでしょうな……。

2010年ブログ フランス最大の女流作家・サンド
19世紀ロマン派の作家として、バルザックやデュマと並び称されるフランスの女流作家サンドが、1804年に生まれた日です。ジョルジュ・サンド(本名はオーロール・デュパン) は、ポーランド王の血をひく軍人の父の子としてパリに生まれました。父が早くなくなったため子ども時代は、フランス中東部ノアンにある祖母の邸宅で過ごしました。この田舎での生活はのちに代表作となる 『魔の沼』 『愛の妖精』 など……。

2009年ブログ 唐の都長安に骨をうずめた阿倍仲麻呂
奈良時代に遣唐留学生として中国(唐)にわたり、唐朝の高官に登るも日本への帰国が果たせなかった歌人・阿倍仲麻呂(あべの なかまろ)が、770年に唐で亡くなったといわれている日です。日本の朝廷は、630年から894年までの264年間に15回にわたって、中国で栄えていた唐の国へ、使節を送りました。遣唐使です。唐の、進んだ政治のしくみ、学問、文化などを学ばせるために、日本の僧や学生たちを留学させたのです……。。

2008年ブログ  [おもしろ民話集 46] 星の金貨
むかしあるところに、とても可愛らしい少女がいました。ところが、お父さんもお母さんも亡くなり、お金もなく、家も、寝るベッドもなくなってしまいました。そしてとうとう、着ているものと、情け深い人にめぐんでもらったパンが一切れだけになってしまいました。(このパンは明日食べましょう。だって、今食べてしまったら、明日は何にもなくなってしまうもの) そう考えて、野原へ出ていきました……。

2005年ブログ 雑誌広告リニューアル
「いずみ書房」では、小学館発行「マミイ」「ベビーブック」「めばえ」、講談社発行「げんき」「おかあさんといっしょ」、ベネッセ発行「ひよこクラブ」「こっこクラブ」など、毎月、10誌前後の幼児雑誌にカラー1ページの広告を載せている。ニューヨークにあるセサミワークショップが制作する子ども向け人気番組「セサミストリート」の映像をもとに、英語を母国語としない国向けに新制作された「セサミえいごワールド」という家庭用英語教材のPRのためである……。

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