児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ

30歳で独立、31歳で出版社(いずみ書房)を創業。 取次店⇒書店という既成の流通に頼ることなく独自の販売手法を確立。 ユニークな編集ノウハウと教育理念を、そして今を綴る。

2008年04月

今回のツアー 「スペイン・ポルトガル旅行」 わがベスト10 「20年前に感動したフラメンコ」 に関連し、1988年11月末に体験した、初めての海外旅行について記したいと思います。

いずみ書房を創業してから12年目、念願だった英国レディバード社とタイアップが実現して、レディバードブックスの日本語版 「レディバード図書館」(27巻・別巻7) を皮切りに、初心者向け英語入門シリーズ 「キーワード英語教室」(12巻)、「レディバードブックス特選100点セット」 を刊行しました。でも、思ったほど売上が伸びずに苦戦していたため、思い切って 「ロンドン・ローマ・マドリッド観光とレディバード社工場見学コンテスト」 と銘打った、6か月間の売上を競うコンテストを実施することにしました。そして、優秀な成績を残した営業マン7名を引き連れて、初めての海外旅行へ旅立つことになりました。

今ならば、大手の旅行会社の主催する添乗員付きのツアーに乗って、何の苦労もなく行けたことでしょう。ところが、20年前にはそのようなツアーを実施しているところはなく、しかたなく国内旅行で世話になっていた地元の小さな旅行会社に、航空券の手配や現地ガイドのアレンジを依頼し、私が添乗員役をになう他ありませんでした。

当時、ヨーロッパへの直行便はなく、アラスカのアンカレッジを経由し、北極の上空を飛んで行くのが最短航路でした。午前中に成田を立ち、アンカレッジで給油をして、翌朝6時にロンドンのヒースロー空港に到着する予定です。ところが、何たることでしょう。アンカレッジに初雪が降って、給油だけのはずが、空港の待合室に3時間も足止めされてしまいました。さらに悪いことに、ロンドンが濃霧のためなかなか降りられないというのです。20~30分も上空を旋回していたようですが、ようやく9時頃到着することができ、入国手続きを済ますことができました。

でも、ちょっと様子が変なのです。待ってくれているはずの現地ガイドがいません。問い合わせてみると、到着したのがロンドンではなく、「バーミンガム」 だというではありませんか。航空会社の 「英国航空」(ブリティッシュ・エアウェイ BA) では、ロンドンの霧が深すぎて降りられず、急遽空港をバーミンガムに変更して着陸、バスで乗客全員をロンドンのヒースロー空港へ送迎することにしたようなのです。みんなに午前中に予定していたロンドン市内観光は中止せざるをえなくなったこと、バスでロンドンへ向かうことを伝えましたが、なかなか空港につきません。後からわかったことですが、バーミンガムはロンドンの北西150km、バスで3時間近くもかかるところにありました。

結局ヒースロー空港にバスが到着したのは、1時近くになっていました。ところが、さんざん探し回っても現地ガイドが見当たりません。困ってしまって、緊急の連絡先といわれていたところへ電話したところ、ガイドは 「ターミナル4」 に待機しているはずだといいます。降ろされたのは 「ターミナル2」 だったのです。 しかたなく、みんなで手分けしながら探しましたが、「ターミナル1・3」 はあるものの見当たりません。よくよく空港の人に聞いてみると、5kmも離れたところにあるといいます。そこで皆を待たせ、私一人タクシーをつかまえて 「ターミナル4」 をめざしました。とにかく大きな飛行場です。現地ガイドを見つけるのは至難のわざ。BAのスタッフに尋ねたところ、もしかしたらバスが待機しているかもしれないというので、バスの待機場所に向かいました。小さなバスが数台ありましたが、外に出ていたドライバーらしき人に尋ねたところ、「アイト?」 といいます。Eight? つまり 「8人か」 という意味だとわかり、「イェス、Yes」 と答えると、「OK. Wait a moment!」 といって、ガイドを探しに飛び出していってくれました。

「ああ、地獄に仏」。こうして現地ガイドと出会え、みんなをバスに乗せることができたのは、すでに午後3時をまわっていました。(以下次回)

予定通り、一昨日、阪急交通社主催によるツアー「サンチャゴ巡礼道を含む15の世界遺産をめぐるスペイン・ポルトガル13日間」の旅より、兄猛夫夫妻とともに無事帰国いたしました。

兄猛夫夫妻と同行するヨーロッパの旅は、2003年スペイン、2006年フランス周遊、2007年ドイツ周遊に続き今回で4回目。バルセロナ・バレンシア・ラマンチャ・グラナダ・コルドバ・セビージャ・エヴォラ・リスボン・バターリャ・ポルト・サンチャゴデコンポステーラ・レオン・サラマンカ・セゴビア・マドリッドという、スペイン、ポルトガルの主だった都市やその周辺を、走行距離3800km、1日平均400km以上のバスによるハードな旅ではありましたが、それぞれの場所に、印象深い思い出を残してこれました。

バルセロナからセビージャまでと最終のマドリッドは、2003年秋、亡き妻との最後の海外旅行で出かけた場所でもありました。この時はメキシコに7年半滞在したことがありスペイン語の堪能な兄猛夫夫妻に同行してもらい、車椅子持参の旅ではありましたが、アルハンブラ宮殿を徒歩で4キロも歩くほど元気だったことを思い出しました。1年後に亡くなるなど予期できないほどに。

今回も、期待通りの旅行を楽しめました。わがベスト10は次の通りです。

● 20年前に感動した「フラメンコ」に再会
● マドリッド3大美術館を制覇
● カトリックの聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラとの出会い
● イスラム文化とキリスト教文化の融合
● 風車とドンキホーテ
● ガウディの偉業を再確認
● 大航海時代のポルトガルの栄光
● ヨーロッパ大陸最西端ロカ岬の感銘
● ポートワインの奥深さ
● 世界遺産の魅力

近いうちに項をもうけ、これらをテーマにつづりたいと思います。

なお今回も、この旅行記は、私の兄猛夫のブログで、1か月以上にわたり詳しく紹介される予定です。私のブログ右下の[links]にあります「十(とお)一(はじめ)こと酒井猛夫のブログ」をクリックしてご覧いただければ幸いです。

4月14日から26日まで13日間、プライベートで 「スペイン、ポルトガル」 の旅にでかけます。そのため、2週間ほどブログを休刊いたします。次回は28日からとなりますので、ご了承ください。

「今あなたは1円持っていたとします。この1円が翌日に2倍の2円、3日目が2円の2倍で4円、4日目は4円の2倍で8円、5日目は8円の2倍で16円という具合で増えていくとします。初日の1円が1億円を越えるのは何日目だと思いますか?」 ちなみに10日目が512円、15日目ではじめて1万円を越えます。こんな問題が出題されたとします。当てずっぽうでもよいので回答してみてください。

「50日」「100日」「150日」「1年以上」……。いずれも間違い。毎日2倍するだけですから、たいした手間ではありませんので、電卓を片手に、ちょっとやってみてください。答えは、何と「28日目」に1億3421万7728円となります。これが複利の考え方で、金利が年200%とすると、1円の貯金が28年後には1億3421万7728円となるのです。現実には、年200%の金利などありえませんが、利息制限法という法律が2年前に出来、上限金利は年率29.2%になりましたが、それ以前は悪質な消費者金融(サラ金)では、「といち」(10日で1割の利息)とか、それ以上の利息をとるところまでありました。今も、闇金融ではそれに近いことをやっているところもあるようなので、気をつけたいものです。

ところで、相対性理論を発表したことで有名な物理学者のアインシュタインが、「72の法則」という複利の法則を発見したことはあまり知られていません。アインシュタインは、「人類でもっとも偉大な発見は複利だ」というほど、複利の仕組みを研究し、この法則を発見したそうです。この法則というのは、いたって簡明、「元金が2倍になるまでの年数」は、72を利率で割ればよいというものです。つまり、年利が9%なら、72÷9=8年、8%なら、72÷8=9年ということになります。2年で元金が2倍になるのは36%の金利、3年で倍になるのは24%、4年で倍になるのは18%の金利の時ということになります。

こういう金利の仕組みを知れば知るほど、借金をすることがいかにリスクの多いことかということがわかります。アメリカでは、小学校の授業で、こうした金利など経済のしくみを勉強するそうですが、日本では勉強することがありません。そのため、大人になって多額の借金のために自殺や、自己破産に追いやられる人たちがここ数年毎年15万件を下らないということです。学校で教えないなら、家庭でこんなことを話題にしてみてはいかがでしょうか。

「ねこはどうして夜も目が見えるの ?」 おもしろ科学質問箱 15

いくらねこでも、真っ暗な中では見えません。でも、人間に比べると、ずっと少しの光でも、よく見えます。それは、ねこの目が外に突き出ているために、広い角度から光を集めることができるのと、明るさに応じて、瞳を大きくしたり小さくしたりできるからです。

大きさばかりでなく、形も変えます。暗闇に近いところではまん丸、うす暗いところでは縦長の楕円形、明るいところでは針のようになります。そのため、昔の人は 「六つ(午前・午後6時頃)丸く、五・七(午前8時・午後4時)卵に、四つ八つ(午前10時・午後2時)は柿の種、九つ(正午)は針」 といって、ねこの目の大きさを見れば、およその時間がわかるといいました。すばやい変化のことを 「ねこの目のように変わる」 といいます。

それから、ねこの網膜の裏側には、光を反射させる膜があるため、光の当たる角度によって緑色に光ったり、ピンクや黄色、金色に光ったりもします。暗い夜道を歩いていて、急に路地から飛びだしてきたねこが、キラリと目を光らせたりするのは、そのためです。

このように光る目やよく見える目は、ねこばかりでなく、夜に動きまわる動物たちにそなわっている性質です。

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