● 今日(5月15日)の主なできごと

1932年 5・15事件……海軍の若い将校や右翼の若者たちが、政党や財閥をたおし、軍を中心にした国家権力の強い国をうちたてることをくわだて、首相官邸や警視庁などを襲撃、犬養毅首相を射殺する事件が起こった。この惨劇により、14年間続いた政党内閣は断絶し、わが国はファッシズムへの道をまっしぐらに進むことになる。

1972年 沖縄本土復帰……第2次世界大戦後アメリカに占領されていた沖縄が、26年ぶりに返還され、沖縄県として日本に復帰した。


● 今日の主な記念日・恒例日

沖縄復帰記念日……1972年のこの日、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還され、沖縄県が誕生したことを記念して制定された。沖縄は、太平洋戦争末期に、アメリカ軍の上陸・占領から戦後も引き続きその管理下にあった。日本政府側は「本土並み」の復帰をめざしたが、実際には30以上の米軍基地や弾薬庫、演習場等が残され、その面積は全県の12%にも上った。

ストッキングの日……1940年のこの日、アメリカのデュポン社がナイロン・ストッキングを全米で発売した。「石炭と水と空気から作られ、鋼鉄より強く、蜘蛛(くも)の糸よりより細い」というキャッチコピーで爆発的に売れたため、従来アメリカのストッキング市場は日本の絹製のもので独占されていたが、これ以降、ナイロン製のものに王座を明けわたした。

ヨーグルトの日……ヨーグルト研究の先駆者・ロシアのメチニコフの誕生日にちなみ、明治乳業が制定。


● 今日生まれた人

1251年 北条時宗……鎌倉幕府第8代執権。2度にわたるモンゴル帝国(中国元)による元寇(文永の役・弘安の役)を退却させた。

1773年 メッテルニヒ……オーストリアの政治家・外交官。「ウィーン会議」を主宰し、ナポレオン戦争後の国際秩序を支えた。

1845年 メチニコフ……ロシアの免疫学者。

1856年 バウム……アメリカの児童小説家。代表作『オズの魔法使い』ほか「オズ」シリーズなど。

1859年 ピエール・キュリー……フランスの物理学者。妻マリーとノーベル物理学賞受賞。

1893年 市川房江……大正・昭和期の婦人運動家・政治家。婦人参政権の実現。手弁当で選挙運動を行う選挙スタイルを生涯貫く。

1922年 瀬戸内寂聴(晴美)……昭和・平成期の小説家・僧侶。代表作『夏の終り』『花に問え』『現代語訳 源氏物語』『場所』など。

1925年 菊村到……昭和・平成期の小説家。代表作『不法所持』『硫黄島』『赤い闇の未亡人』シリーズ『隠れ刑事』シリーズなど。

1926年 井上光晴……昭和・平成期の小説家。代表作『書かれざる一章』『虚構のクレーン』『死者の時』など。

1933年 伊丹十三……昭和・平成期の映画監督・俳優。代表作『お葬式』『マルサの女』『ミンボーの女』『大病人』など。


● 今日亡くなった人

1502年 村田珠光……室町時代中期の茶人。「わび茶」を創始。

1615年 長宗我部盛親……安土桃山期から江戸時代前期の土佐国大名・武将。 大坂の陣に参加するも敗北。

1932年 犬養毅……明治・大正・昭和期の政治家。第29代首相。文部大臣・逓信大臣外務大臣・内務大臣を歴任。5.15事件で暗殺。

1942年 佐藤惣之助……大正・昭和期の詩人・作詞家。代表曲『赤城の子守唄』『青い背広で』『湖畔の宿』『阪神タイガースの歌(六甲おろし)』など。

1978年 網野菊……大正・昭和期の女流作家。代表作『金の棺』『さくらの花』『ゆれる葦』『一期一会』など。

1990年 神風正一……昭和期の相撲力士・NHK相撲解説者。美声と歯切れの良い語り口で人気。

1996年 高坂正尭……昭和・平成期国際政治学者・思想家。代表著作『海洋国家日本の構想』『古典外交の成熟と崩壊』『宰相吉田茂』など。

2004年 三橋達也……昭和・平成期俳優。『天国と地獄』などの映画、『西村京太郎トラベルミステリー』などのテレビドラマで活躍。

2012年 中原早苗……昭和・平成期の女優。『仁義なき戦い』シリーズなどの映画、『のんちゃんのり弁』などのテレビドラマで活躍。

2014年 鈴木則文……昭和・平成期の映画監督・脚本家。代表作『緋牡丹博徒シリーズ』 (脚本)、『トラック野郎』(監督)など。


● 過去のマイブログ「5月15日」のテーマ

2014年  「わび茶の開祖」 村田珠光
室町時代中期の茶人で「わび茶」を創始したとされる村田珠光(むらた じゅこう)が、1502年に亡くなった日です。1422年、琵琶法師の村田杢市(もくいち)検校の子として奈良に生まれた珠光(幼名・茂吉)は、11歳のとき奈良の称名寺に入れられますが、18歳のころ、寺の雑用を嫌い法業を怠け、座禅すると居眠りするくせが治らないことで寺を追われてしまいました。両親にも勘当されて漂泊の身になり……。

2013年 「おもしろ古典落語」117回目 『松引(まつひ)き』
ある江戸屋敷に、殿さまがそそっかしくて、家老の三太夫というのが殿さまに輪をかけてそそっかしいというのがありました。「同類、相求む」といいますが、この三太夫という人が、殿さまの大のお気に入りで、いつも側にいます。「これ、三太夫」「ははっ」「ほかでもないが、この庭の築山のわきにある赤松じゃが、だいぶ繁って月見のじゃまになっていかん……。

2012年  女性解放運動と市川房江
大正・昭和前期に婦人運動家として「女性の参政権」を求める活動をし、戦後は「理想選挙」をめざす政治家として活躍した市川房江(いちかわ ふさえ)が、1893年に生まれた日です。愛知県の農家に生まれた房江は、愛知県女子師範学校(現・愛知教育大)を卒業後、小学校教師、「名古屋新聞」(現・中日新聞)記者をへて上京、1919年に平塚雷鳥らと日本初の婦人団体「新婦人協会」を設立……。

2009年 「オズの魔法使い」 のバウム
「オズの魔法使い」をはじめとする「オズ」シリーズの作者として有名なアメリカの児童文学作家バウムが、1856年に生まれた日です。ファンタジックな60編以上の童話、児童文学作品を残したライマン・フランク・バウムは、アメリカのニューヨーク州の小さな村に、9人兄弟の7番目として生まれました。父が油田で財を築いた人だったため、バウムは裕福な環境で育ちましたが……。

2008年  五・一五事件に倒れた犬養毅
1932年5月15日、海軍の若い将校たちが、政党や財閥をたおして、軍を中心にした国家権力の強い国をうちたてることをくわだて、首相を射殺する事件が起こりました。昭和史に残る五・一五事件です。犬養毅(いぬかい つよし) は、このときの首相です。明治時代が始まる13年まえに備中国(岡山県)で生まれ、13歳のときに父を亡くした毅は、郷里ではたらきながら漢学を学んだのち……。

2007年 「エスキモー」か「イヌイット」か
1980年代以前は、カナダやアラスカなど北極圏にすんでいる人たちのことを「エスキモー」という名称で呼んでいました。雪や氷で作ったイグルーという家に住み、魚や海獣を捕まえて暮らし、カヤックや犬ぞりによる移住生活をしてきた人たちです。ところが一部の人たちが「エスキモー」という呼び方は、生肉を食らう者という意味なので、これは差別表現だといいだしました。そのため、1990年前後から、新聞や出版など……。