こうすれば子どもはしっかり育つ 「良い子の育てかた」 79

母親が1日に、1回でも2回でも、わが子に 「お母さん、うれしいわ」 「ママ、うれしいわ」 と声をかけてやることの素晴らしさ。1年ほど前から、これを実践されたお母さんと話をする機会がありました。お聞きしたその内容のポイントを記してみましょう。

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はじめは、子どもが手伝いをしてくれたり、素直にいうことを聞いてくれたり、成績がよかったりしたときに 「うれしいね」 と声をかけていました。これが習慣のようになって、いつのまにか、子どもが自分の考えをはっきりいったり時や、自分の気持ちを素直に伝えてくれたような時にも 「ちゃんと自分で考えたのね、うれしいわ」 「隠さないできちんと話してくれたわね、うれしいわ」 と声をかけるようになりました。「うれしいわ」 と声をかけた時の、子どもの笑顔が私にはたまらなくて、それが、私にますます 「うれしいわ」 をいわせるようになっていったようです。おかげで子どもは、ごく自然に主体的に物事を考えたり、考えを表現するようになってくれました。子どもは子どもで、私が喜ぶのがうれしくなったのでしょう。気がついてみると、いつのまにか子どもへの小言が少なくなったのも、思いがけない収穫です。これまではガミガミ小言ばかりいっていたのが、ほんとにウソのよう。「うれしいわ」 と声をかけることの素晴らしさに、どうしてもっと早く気がつかなかったかと思う毎日です。

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「うれしいわ」 という言葉を通して、母親と子どもの信頼関係が深まったのですね。ぜひみなさまのご家庭でも、実践されることをお勧めします。