● 手軽に楽しめるコンパクト版の魅力

本シリーズの魅力は、なんといっても、コンパクト版で廉価であること。「読書をしよう」 と身がまえる必要もなく、ひょいと手軽に、寝ころびながらでも手にとることができる。しかもオールカラー、見開きページに必ず格調高いイラストを入れている。時代考証に裏づけられ、人物とその背景を容易にイメージ化できるよう配慮されたイラストは総枚数1000枚にもおよぶ。また、漢学にはすべてふりがなをふったから、低学年でも読めるばかりでなく、読みかたも、正確に自分のものにすることができる。

● 「世界人名事典」 「日本人名事典」「人名索引」を特別編集

人名事典は、世界と日本それぞれ1000名収録し、小・中・高で学ぶほとんどの人物、また常識的人物を、1名約200字で簡潔に紹介した。総ルビのため、読みも正確に知ることができる。一家に必備の人名百科としての役割をはたせるよう工夫した。

さらに、「人名索引」では、「せかい伝記図書館」に登場する2000名が、何巻の何ページに登場するかがわかるように編集。さらに、有名な呼び名が2つ以上ある場合、どの名前で調べればよいかを示した。たとえば、「桂小五郎」は「木戸孝允」として調べるようにというふうに。その他、中学・高校時代にとまどいがちな外国人の名前については、英語読みをあげ、他の国ではどう呼ぶか、その呼び名を掲げた。

たとえば、ジョン(英語)→ヨハン(ドイツ語)、ジャン(フランス語)、ジョバンニ(イタリア語)、ファン(スペイン語)、イワン(ロシア語)/ヘンリー(英語)→ハインリヒ(ドイツ語)、アンリ(フランス語)、エンリコ(イタリア語)/チャールズ(英語)→カール(ドイツ語)、シャルル(フランス語)、カルロス(スペイン語)、カルル(ロシア語)など、30名ほど記載した。