● 今日(11月10日)の主なできごと

1871年 スタンリーがリビングストンを発見……アメリカの新聞記者スタンリーは、行方不明になっていた探検家リビングストンを追い、アフリカ奥地で236日ぶりに発見した。

1873年 内務省の設置……明治政府の実質上の中枢である内務省が設置され、大久保利通が初代内務卿に就任。警察、地方行政など対民衆行政のすべてを掌握することになった。

1928年 昭和天皇即位式……京都御所で、昭和天皇の即位式が行なわれた。27歳で即位した天皇は、60年以上の在位期間に、太平洋戦争敗戦、玉音放送、人間宣言など、激動の時代を歩むことになった。


● 今日の主な記念日・恒例日

エレベーターの日……1890年のこの日、東京浅草の「凌雲閣」に設置された日本初の電動式エレベーターが一般公開されたことにちなみ、日本エレベーター協会が1979年に制定。

技能の日……1970年のこの日、アジア初の技能五輪(国際職業訓練競技会)が日本で開催されたことを記念し、労働省(今の厚生労働省)が1971年に制定。

その他の記念日……井戸の日・トイレの日・肢体不自由児愛護の日・ハンドクリームの日・断酒宣言の日など。


● 今日生まれた人

1483年 ルター……ドイツの宗教家。「宗教改革」の先駆者。

1759年 シラー……ドイツの詩人・劇作家。ゲーテと並ぶ「ドイツ古典主義」の代表。

1930年 三橋美智也……昭和・平成期の歌手。代表曲『おんな船頭唄』『リンゴ村から』『哀愁列車』『古城』など。


● 今日亡くなった人

1891年 ランボー……フランスの象徴詩人。代表詩集『地獄の季節』『イリュミナシオン』。

1938年 ケマル・アタテュルク……トルコの初代大統領。「トルコ共和国建国の父」

1944年 汪兆銘……中国の政治家。蒋介石と「国民党」主導権争い。

2007年 メイラー……アメリカの小説家。代表作『裸者と死者』『死刑執行人の歌』など。


● 過去のマイブログ「11月10日」のテーマ

2015年 『裸者と死者』 のメイラー
第二次世界大戦後の米国を描き、「ノンフィクション小説の革新者」といわれ、半世紀以上も刺激を与え続けたアメリカの作家メイラーが、2007年に亡くなった日です。1923年、ニュージャージー州ロング・ブランチで生まれたノーマン・メイラーは、ニューヨークのブルックリンですごした少年時代から秀才の誉れ高く、1939年に16歳でハーバード大学工学部に入学しました。小説に興味を持ちはじめて……。

2014年 「蒋介石」 と対抗した汪兆銘
孫文とともに「中華民国」を成立させ、孫文亡き後は蒋介石と「国民党」の主導権争いをした中国の政治家で、知日派として知られた汪兆銘(おう ちょうめい)が、1944年に亡くなった日です。1883年、中国広東省仏山市に生まれた汪兆銘(字=精衛)は、1904年に清朝の官費生として日本の法政大学留学中に、孫文の革命思想に触れ、翌1905年に孫文の来日を機に東京に中国同盟会が結成されるとこれに参加……。

2011年 「トルコの父」 ケマル
トルコ革命の指導者でトルコ共和国の初代大統領となったケマル・アタチュルクが、1938年に亡くなった日です。アタチュルクは、「トルコの父」という敬称です。オスマン帝国の領土だったギリシア北部にある「マケドニア」のサロニカに、1881年税関吏の子として生まれたムスタファ・ケマルは、12歳で地元の陸軍幼年学校に学びました。とても優秀だったために、1899年にはイスタンブールにある陸軍大学校へ進学しました。当時はトルコ皇帝による専制政治が行われており……。
 
2010年 『ウィルヘルム・テル』 のシラー
ゲーテと並びドイツ古典主義の代表といわれる詩人で劇作家のシラーが、1759年に生まれた日です。フリードリッヒ・シラーは、ドイツ西南部にあるベルテンベルク公国の小さな田舎町マールバッハに、軍医の子として生まれました。当時のドイツは、長い戦争のあとで、国土は荒れ、いくつもの小国に分裂して、それぞれの領主が勝手に政治を行なっていた時代でした。シラーは、幼少の頃から頭が良く……。

2009年 「われ思う、ゆえにわれあり」 のデカルト
今日11月10日は、西洋の近代思想のもとを築き、哲学の父とよばれて、歴史に名をのこしたフランスのデカルトが、1619年のこの日「コギト・エルゴ・スム」(われ思う、ゆえにわれあり)という独自の哲学の基本を決意したといわれます。デカルトの思想は、すべてを疑うことから始めました。世の中のあらゆる物、できごと、考え方などを疑い、神すら疑ってみました。でも、疑っている自分自身の存在だけは、疑うことができません……。

2008年  宗教改革のルター
ドイツの宗教家で、免罪符を販売するローマ教会を批判し、ヨーロッパ各地で宗教改革を推し進めたルターが、1483年に生まれた日です。16世紀の初め、ローマ教会は、キリスト教の信仰を形だけのものにして、思いのままに権力をふるっていました。マルチン・ルターは、心の底からキリストを信じるすがたこそ正しいとうったえ、宗教改革をおこした人です。ルターは、中部ドイツのアイスレーベンに生まれました……。

2006年 「ワット」 のこども時代
蒸気機関を発明したジェームス・ワットは、スコットランドの西海岸のグリノックという港町に生まれました。父は船大工でした。船大工といっても、グリノックは小さな港町でしたから、家も建てれば棺おけも作るという、貧しい大工でした。少年時代のワットは、いろいろな物を作る父を誇りにしていました。そして、父の仕事場へ行っては、自分でもさまざまな物を作るのが、なによりも楽しみでした。父は、小さいワットに、古い大工道具を与えて、自由に遊ばせてくれたのです……。
 
2005年 「みんなのおんがくかい」の発売
いずみ書房のオリジナルシリーズの第5弾は、1983年5月に販売を開始した「みんなのおんがくかい」(全12巻)だった。絵本12冊と絵本に対応したカセット12巻 (のちにCD12枚) と楽譜集からなり、1冊の絵本に童謡が10曲、セミクラシック4曲を収録した。トータルで童謡120曲、セミクラシック48曲を収録したことになる。このシリーズの最大の特長は、これまで他社で刊行されてきた童謡絵本が、単に絵に歌詞がそえられているものだったのに対し、このシリーズでは1曲ごとに、歌の解説を付けた……。